今朝は肌寒い
今日は月に一度の清掃日
住人が集まったけれど、隣の棟の昨日の救急車騒ぎは「救急車と消防が来たことは知っているけれど、何があったかは知らない」
で、おしまい
田舎だったら、秒速で、どこの家の誰がどうなったかと情報が何周も巡っていたことだろう
こんなことおおもうのは、最近小さな田舎の消滅しかかっている町のことを聞くからだ
小さな視野で、もうあること無いこと陰口、悪口のひどさに恐れ入る
昔のこと、田舎に初めていって、自然がきれい空気がきれい、村の人が優しいと、感激していたときに
主人がぽつんと、「田舎できれいなのは、自然だけ」といったことが忘れられない
色々田舎の方々と知り合って深く知ると、主人のいっていたことが身にしみた
勿論、田舎だからといって、いい人もいれば、悪い人もいる
しかし、悪口陰口、噂の程度が本当に酷いのだ
私が育ったのは地方の町の中だったから、家庭の中では噂話は聞かなかったけれど、農家の友達は噂話が本当に好きだった
娘が結婚して、新婚旅行に出かけた間に、村の人に、お支度の着物や家財を披露する等という謎のしきたりがあったりした
主人の義父は7人兄妹、みんな近くで農業を営んでいた
その冠婚葬祭だけで、姑は大変そうだった
近くに住んでいて、いとこやはとこや、親戚づきあいだけで、日常の生活は本当にギリギリ倹約していた
今は、田舎を出てきて、うるさい田舎より、冷たい都会のほうがずっと良いと思う
若い女性が田舎からいなくなるのは、当然のことだ
狭い世界の噂や悪口が、市や町を消滅させている原因のように思う