燃える朝明け目が覚めて、居間の東の窓を見て、一瞬火事!と驚いた。 東の空、木立の上の低いところが真っ赤だった。 今まで生きてきて、これほど赤い空の色は見たことが無い景色だった。 起きていた主人を呼んで見せたらあまり自分の気持ちを外に出さない人が「おお~」と、大きな声を出した。 燃えるような朝明け、夕焼けという言葉を小説では読んだことがあったが、本当に火のような空って有るんだと思った。 実家の台所が西向きで、きれいな夕焼けを母から教えられた事があるけれど、空が好きだった母に、見せたかった。