オリンピックのTOPスポンサーは制約の多いスポンサー契約の中で最大限のブランド効果とその莫大なスポンサー費用に見合うため、最高レベルのマーケティング能力を求められる。バイヤーとしての目利き、必ず元をとる、という信念がなければ、あっという間にスポンサーシップを寄付か金持ちの道楽だと勘違いしている魑魅魍魎の渦巻く世界に飲み込まれる。

スポンサーはいかにあるべきか、特にオリンピックのスポンサーに求められる資質を磨く実践書。オリンピックのTOPスポンサーだった保険会社ジョンハンコックのCEO D.F.ダレッサンドロ氏による最強のオリンピックマーケティングの本です。本のタイトル変えたら、といいたいぐらい参考になるオリンピックを使ったブランド構築のお手本です。

ただ、SAG(Sponsor Advisory Group)なども昔の体制とすっかり変わってしまって、IOCもスポンサーも担当者レベルになったと聞いています。昔の世界トップレベルのマーケティングとIOCがぶつかりあい、最高レベルのマーケティングプログラムに育て上げていった古きよき時代を忍ばせるものでもあります。



ブランド戦国時代―キラー・ブランド構築の10の鉄則/早川書房

¥1,836
Amazon.co.jp