VIBES。
●会社の先輩がさらりと言った俺に対する一言。
「調子どう?ちゃんと、『ゆっくり』『急成長』してる?」
この矛盾した表現。すげー好きで、響いた。
●俺が台湾で友人の結婚式があるため休みを希望した時の上司の一言。(新人だし、親類関係ではない人間の結婚式だから、普通は金曜から休みをもらうのは厳しいとは思うんですけど…って俺の下りに対して、)
「『うち、普通じゃないし(笑)』大切な友達の結婚式なんでしょ?行ってきなよ。」
すっ、と自然とこうした反応が返ってきた。俺も自然を装うとしたけど、顔に喜びが溢れ出ていた感がある。
その感情は、休みがもらえたことに対するものだけではなく、上記の反応を返してくれる人間がいる環境にいることができていることに対するものだったと思う。
それは否めない(笑)
●世界でも(?)指折りの音楽好きであろう友人・慎ちゃんが、仕事の忙しさ故にほぼ毎週末やっていた音楽活動をやめる・休止することにしたと打ち明けられた時の一言。
「『今は』それどれどころじゃないな、って思って。」
その「今」の先で、彼が目にするであろう新しい景色。
それについて笑顔で話す彼と酒が飲める日を楽しみにしている。
音の面でも、今までにない慎ちゃんの新しい世界を表現してくれることになる、そう密かに(慎ちゃんはこのブログを最近は全然見ていないということなので。)期待している。
●来週帰国するmy buddyノブの最新ブログでの一言。
「せいぜいダニに喰われるといい!!」
ダニの話も含め山盛りの土産話を聞けたり、お互いの今後のビジョンを語れる機会。来週の一時帰国が楽しみだ(笑)
●最近この人と似たようなフロウで歌う人間が増えたな、って思っていた。が、やっぱり唯一無二。そう感じさせてくれた一曲。2:05あたりから、特に、悔しくなる。間違いない。
良きVIBES良き目を 持つ人から受ける影響
半端ねぇぞ って力受け 描くことができる 次の絵を
楽しみに生きていける 止まる暇ない 存在しない退屈
そう言える根拠は種々のTYPE から受ける良きVIBES
よし、軽く仕事にも関わる良き週末の時間を過ごそう。
長谷川潤が結婚してしまった、若干モチベが下がった、この一つ空の下で(笑)
いや、むしろ、上げてく!
ではでは、今日はこんなところで。
今日というその一日。
今日は最近嬉しかった、というか、何となく興味深いと思った出来ごとについて書こうと思う。
少し前、友人の慎ちゃんから、胸に刻んで生きるべき言葉を教えてもらった。
とても、共感したので、ここに記しておこうと思う。
『お前が無駄にした今日は、
昨日死んだ誰かが、
死ぬほど生きたかった明日。』
事実としてはわかっていたつもりだったけど、敢えて言葉で言われると衝撃だった。
一日一日を大切に生きないといけない。
そう心底感じたんだ。
それで、俺は、これをfacebook上にも載せることにした。
"If you spent today in vain,
just remember that someone who died yesterday,
today is the tomorrow that they so yearned to live for."
そしたら、その後興味深い現象が起こった。
この俺のfacebook上のwallへの記事に対して、likeボタン(mixiでいう、いいね!ボタンね。)を押してくれたのが、
セシルと、
イーリン
だったんだよね(ひちょも押してくれたよね。ありがとね!ちゃんと知ってます。あしからず(笑))
慎ちゃん、俺、セシル、イーリン。
きっとどこか近い、
vibesを持ってるんじゃないか、
そんな風に思ってさ。
この記事を読んでくれている皆の中で、上記の言葉に共感を持ってくれた人は、少なくても近いものを持ってるんだと思う。類は友を呼びますから。今後ともよろしくです(笑)
で、
もう一つ突っ込んで言うと、
何よりのポイントは、
「自分の感じた共感等の感情を、具体的な行動で示してくれた部分(上記の例で言えば、likeボタンを押してくれたかどうか)」、
だとも思ったんだよね。
共感はしてくれても、そこでストップするのと行動で示すのとでは、若干の相違があると思うから。
後者にあたるから、慎ちゃんやセシル、イーリンとは出逢った、そして、今の関係を続けていられているのかな、なんて思ったんだよね。勿論、たった一回の記事への反応じゃ図りきれないのはわかってるけどさ(笑)
そんな他愛もないことを頭の中でふと思った訳ですわ。それだけです(笑)
One life.人生は一度きり。
そして、
今日も一度きり。
今日というそのかけがえのない一日を、必死に生きましょうや!!
ではでは、今日はこんなところで。
人の形をした天使。
仕事が始まってまだ二日。
とはいえ、月曜の朝からガッツリ忙しそうなので、書くなら今しかないと思って今これを書いている。
今日は、今回の転職活動終了までのザックリとした経緯を、メモしておこうと思う。
1月20日に仕事を辞めて、次の仕事が決まるまでに4カ月以上の時間がかかった。
自分自身が本当にやりたいことは何なのか、自問自答して答えを導き出すのに時間もかかった。
それだけじゃなく、就職氷河期。さらには、3月11日には大地震も起こった。
最初のうちは、面接の練習にもなるし、くらいの気持ちで出していた。徐々に理由を自分で自分に対して考えて、納得させて。
だから、まとまりがない。
広告企画、不動産、ウェディングプランナー、人材紹介、コンサル、歯科機器メーカー、IT関連、旅行代理店。
その後、俺は友人のアミヒロの薦めで、ポーター・クラッシックというメイド・イン・ジャパンにこだわる心底共感できるアパレルブランドに出逢った。それで、そのお店に直接行って、雇って欲しいと直談判。
が、断られた。
とはいえ、複数回行ったことで顔を覚えてもらえたので、いつか何かの良い繋がりを持てたら良いなとという希望は抱いている(笑)
それからは、日本の素晴らしさを世界に発信できるだけのスキルを身につけたい、そして、出来る限り日本を元気にしたいと思い、
アパレルのインポート事業(アパレル)を受けるようになった。国をまたぐやり取りを経験をしなければそれは実現できないと思ったからだ。
そして、落ち続けた。
そんな中で、
再び、
天使が降臨。
その名は、
イーリン。
彼女は、仕事で日本に来た。3月8日のことだ。それで、彼女は彼氏(Ronin)と一緒に来ていたので、3人で新宿でご飯を食べた。
彼女は台湾でアパレルブランドをインポートしておろしている会社のオーナーだった。
それで、彼女が知り合いを紹介してくれた。
というか、最初は、単純に「友達がいるから一緒に飲もう。」とその後もう一度誘われて、3人増えて、6人でワイワイ飲んだだけだった。
でも、最終的には、俺はその新たな3人うちの一人(イーリンとは別の、アパレルブランドをインポートしておろしている会社のオーナーであり一つのアパレルメーカーのファウンダー)に、メールで下積みをやらせて欲しいと頼んだ。
彼は、「そうなんだ。それじゃ、レジュメ送ってみて。ちゃんと目を通しておくから。それで、人事チームに転送しとくよ。ただ、採用できるかはわからないから。それはわかっておいて。」
そう言って対応してくれた。
その後、俺は、人事チームの方との面接を経て、
今、
その会社で働くことになった。
漫画のような、
でも、
本当の話。
全ては、去年、台湾行きの飛行機の中でイーリンに逢わなかったら、起こり得なかったこと。
セシルへの再会。
俺の新たな夢への挑戦へのチャンス。
全て、イーリンが俺に与えてくれた。
イーリンという人間の形をした天使によるものだ。
感謝してもしきれない。
俺は、彼女からもらってばっかりだ。
必ずこの業界でのスキルを付けて、どんな形であっても、絶対に彼女に恩返しをする。生涯。
イーリン、本当に、ありがとう。
また、その他にも、俺に内定をくださった旅行代理店、ITベンチャーの二社に対しても心から感謝の気持ちを。
二社が俺にもう一度夢を持って頑張るチャンスとそのテンションを与えてくれたことは紛れもない事実なので。
本当に、ありがとうございました。
スタートを切ったここからが、本当の勝負。
やるしかない。
やってやりたい。
頑張ります。
最後に、転職活動中、皆に沢山の元気をもらいました。
皆一人一人にも、心からの感謝の気持ちを。
本当に、ありがとう!
ではでは、今日はこんなところで。
モラ活②~台湾旅行Ⅱ~
6月7日(セシルと再会した日。)
・再会
・ライランは検眼士の仕事へ、セシルは大学へ。原付二ケツの二人を見送り、彼は最低限の荷物のみを持って台北観光へ。
・15分ほど歩きながら感動に浸る
・台北101へ。流石世界2位の高さ。景色半端じゃなく良い。
・孫文の像とその記念館をみる。でかい。太極拳のやってるおっさんおばさんの姿が散見された。
・イーリンに電話。セシルと逢えたと報告。お礼を滅茶苦茶伝える。
・セシルの大学の近くでランチをする約束になっていたので、EASYCARD(日本のSuicaみたいなもん)を買って約束の場所へ。
・彼は、途中、サングラスかけた子に道を聴く。かなり親切だった。別れ際の笑顔に惚れそうだった。
・先に俺が着く。時間つぶしに薬局へ。店員と雑談。
「日本人でしょ?」
「え、何で?」
「僕の友達の英語の話し方と似てるから。旅行?」
「うん。」
「一人で?」
「勇気あるなー。楽しんでね!」
だそうだ。要するに、英語の話し方が下手ってことだろう。頑張れ、希由塚くん(笑)
・セシルとランチ。謎の甘いお茶を飲みながら。
・セシルの前職でのストレスの話
・ザ・カミングアウト。セシルは7年前、彼のことが好きだったのだという。しかし、彼は当初、彼女がいて、その子に惚れまくっていてノロケ過ぎていたらしい。そのため、自分がシャイだったのもあって気持ちを伝えられなかったと。彼、固まる。そして、己の鈍感ぶりに呆れる。やっと、出てきた言葉は、「ありがとう。」そして、必死に話題を変える。
・フランス人のフランス語が話せる人間ばかりで集まる人が多いって話題。希由塚のルームメイトのフランソワ(フランス語圏ののベルギー人)も基本的にはそうだったよね。でも、希由塚には違ったね、いつも一緒にいて、そんな話。
・衛兵交代見学
・総統府見学
・セシルの家へ帰る。途中、男と女の脳の話。教育についての話。
・湯の中で花が開くお茶をもらう
・イーリンからTEL。夕飯に誘われる。が、ライランのお母さんがつくってくれるということだったので、お礼を言ったうえで断った。
・ライランの実家で夕飯を御馳走になる。途中ライランはわざわざ彼のために日本のビールを買いに言ってくれた。台湾ビールの方が飲みたいけど、気持ちが嬉しすぎて敢えてそこは黙っておく。
・ライランと彼は二人で原付二ケツで夜市(ナイト・マーケット)へ。
・臭豆腐の臭さに引く。
・ライランがとにかくあれもこれも薦めてくれた。御馳走すると。夕飯食ったばっかりで食えず。強引に不思議な甘い味のトウモロコシを食べるもかなり無理して食べた。気持ちが嬉しかったので。
・帰宅。ネットで明日行く場所の生き方をリサーチ。また、彼女にメール(当時は彼にも彼女はいた)。詳細はライランが教えてくれた。
・奇跡のような一日だった。神さんに感謝。英語をもっと勉強しないよいけない。彼はそう感じていた。
6月8日
・バスで、映画『千と千尋の神隠し』のモデルとなった街・九份へ。
・バスの中から途中沖縄っぽい家が見えた。
・店・店・店。色んな店があって面白い。
・朝昼兼用の飯:牛肉ラーメン、ショウロンポウ、ビール。高くてちとミスった。
・元祖イモ餅を食す。うまし。
・ビールのたたり。本を店に忘れて急いで戻る。
・ビールの効用。帰りのバスは快適に爆睡。
・北の海沿いの街・淡水へ。
・とにかくカップルが多くて、「幸せな二人の背中」というテーマを勝手に自分で立てて色々な世代のカップルの写真を撮る。フェリーで終始移動。
・漁人まん頭へ。夕日がヤバイ。マンゴージュースうまし。
・バスで、紅毛城へ。可愛い写真が結構撮れた。ここからの夕日もヤバい。
・バスで、漁人まん頭へバック。夜がヤバい景色良い。
・昨日とは別の、士林観光夜市へ。
・安くてうまい。が、一部彼の嫌いな桜海老が入っていて、テンションが下がる。
・ぶっちゃけ、ここは一人で来るのには向かない。人がスゲーいて、皆誰かと楽しそうにしているので無駄に孤独を感じ過ぎる(笑)
・臭豆腐が臭すぎて、再び引く。
・帰宅。
・九份で買ったお土産をセシル、ライラン、ライランの親父さん、お袋さんへ渡す。(4人へ色違いのおそろいのお守りをサプライズで。)
・風呂、夕飯(サラダとビール)、メールチェック(彼女からの返信なし。この辺りでこりゃお別れだなと既に感じていた(笑))
・ライランは彼のの携帯に夢中。新しくないんだが。イーリンはiphoneだった。人とか地域によるのか?
6月9日
・朝、逆サプライズ。ライランのお母さんがお土産をくれた。お菓子。後日食べると滅茶苦茶美味しかった。こころから感謝。
・セシルに改めてお礼を言った。
・ライランの原付二ケツで空港行きのバス停へ。
・空港で、バーガーキング食す。
・日本着。
最後に、一つ。
更なる、サプライズが、半年後に起こる。
今年の7月16日。セシルとライランは結婚する。
そして、希由塚くんのもとへは一通の手紙が届いた。それは、
「結婚式への招待状」
だった。
彼は、今年も、二人に逢うために、台湾へ行く。
そして、その際、彼はイーリンとも合う予定だ。
やっぱり、いつだって
『迷ったらGO。』
これは間違いない。
彼は心底そう思った、そうだ。
(笑)
最後に、今回の話とは全く別の話だけれど、イーリンという名の人間の形をした天使が、希由塚くんに更なる凄いものを届けてくれる話もあるとかないとか。
でも、
それはまた、
別の、
話(←著名な三谷幸喜さん作のドラマでのナレーションのパクリです(笑))。
ではでは、今日はこんなところで。
モラ活②~台湾旅行Ⅰ~
今日は、昨年起こった一つの嘘のような本当の話を書こうと思う。
俺の知り合いのある男の話。
これは、彼の旅行に関する物語だ。
彼は、自分のことを吾輩とは呼ばないし、名前ももうある。
彼の名前は、希由塚敬吾。
丁度、一年前の、4月から彼は自分の進むべき道がわからず悶々とした時間を過ごしていた。
モラトリアム生活とも言える期間。
略す意味は無いけれど、敢えて略すとすれば、
「モラ活」
そんなところだろう。一年前にも同じようなことを書いている。(モラ活①)
しかし、彼のそんなモラ活も終わりを迎えようとしていた。
海外で働くチャンスがありそう、そんな安易な理由ではあったものの、とりあえず、進む道が決まったのだ。決まったのは昨年の6月1日。その会社のスタートは昨年の6月10日だった。
彼のモラ活も残り10日。
6月5日には友人の結婚式が控えていた。
「ゆっくり新生活の準備でもすればいいか。」
なんてことを思っていたものの、
「いや、こんなにまとまった時間はもうこの先中々ないかもしれない。」
そうも思った。
どうするか。迷ったら、GO。
そう決めた彼は、6月4日にHISへ。
奇跡的に6日の夕方初19:50発―22:20着の台北行きのチケットと入社日前日の14:20-18:35行きのチケットを購入。
旅行するとしたら、次は台北。
彼はそう前から決めていた。
彼にはセシルという7年前からの友人がいた。
彼女とはイギリスへの短期留学で出逢った。
留学の次の年、ヨーロッパ5カ国を旅行した彼は彼女のいるフランスへも行った。そして、一緒にご飯を食べたり観光をした。
それからは、二人はEメールと一年に一回のクリスマスカードの交換をしていた。
その後Eメールはしなくなった。
でも、7年間、クリスマスカードはお互いの近況を書いて交換し合っていた。
その最後のクリスマスカードには、彼氏の母国である台湾で同棲していて、中国語を勉強していると書いてあった。
そのため、彼は、そのクリスマスカードに書かれた住所だけを頼りに、セシルのもとを突然訪れて驚かせたい。そう考えついたのだ。
そして、彼は、成田でセシルと彼氏に対するお土産を買って、台北へ向けて、6月5日飛んだ。
機内。
運良く席は、非常口の前の左端の広い席。
隣は、サングラスをした女の子(その後、年上ということ発覚したが年下だと思ったのでその感覚のままいる)。
彼女は早々に映画を見始めた。
ちょくちょく足をバタバタさせながら笑い声もたまに漏れていた。
彼は久しぶりの旅行にウキウキしていたことや、出発前にビールも飲んで良い気分だったこともあって、そういった姿をウザイどころか微笑ましいくらいに感じていた。
その時の彼はというと、セシルの手紙に書いてある住所を本(地球の歩き方~台湾篇~)で探していた。
しばらくすると、誰かが彼の肩をつついた。
となりに座っている彼女だった。
「リョコウデスカ?」
カタコトの日本語で、彼女は話し出した。
「はい。」
彼もそれに応じる。
彼女の名前はYiling(イーリン)。日本で働いていたのだという。どんな仕事をしているかとか、京都、新潟、横浜へ行った時の話等をしてくれた。日本での仕事を終えて、今は台湾の実家に帰るところなのだという。何日か前からお兄さんも来ていて、お兄さんと最後に観光してきたとも言っていった。
彼女は彼に、台湾のお薦めの場所を教えてくれた。
そして、
「それ、何?」
彼女は彼が持っていた手紙を指さして言った。
彼は、日本語だとよく分からないと言う彼女に対して、つたない英語で何とか友達の家に突然言って再会を果たすというサプライズを計画しているんだ、ということを伝えた。
「awesome!!(ヤバい!!)」
目をキラキラさせながら彼女は言った。
そして、それから手紙をてに場所を探してくれた。
結局、住所が英語表記であったために彼女ではわからないとのことだった。
それで、そこで終わりと思いきや、彼女は台北に着いたら地元の友達に電話して台湾中国語に翻訳してもらって再度調べてくれるという。
天使降臨。
彼はそう思った。
イーリンは台湾語表記にした住所をメモに書いて、
「これをタクシーの運転手に見せれば、大丈夫よ。」
と笑顔で言った。
台北の到着時間が22時半を過ぎる予定だったこともあり、彼はホテルを初日だけはあらかじめ予約していた。
ここで、またプチミラクルが起こる。
イーリンの実家がそのホテルと激ニアという事実発覚。
それで、彼と彼女と彼女のお兄さんは、タクシーをシェアしていくことに。
タクシー乗り場の前で三人仲良く一服し(お兄さんは喘息持ちらしくかなり苦しそうだったが、吸い終わって吸入器をシュッとのどに向けてしていた。そこまでして吸いたいかっていう。)、それからタクシーに乗った。
道中は、彼のこれからの仕事の話等をしていた。
彼女のお兄さんは、日本語も英語も全く駄目で、彼とはほとんど話す気がないようだった(笑)
ホテルの近くまで来ると、イーリンと運転手が話始めた。彼女は、ホテル前まで行ってくれと指示してくれたようだった。そういったところまで優しい子だった。
ホテル前まで着くと、彼は少し多めにお代を彼女に渡した。
「こんなにいらないよ。」
「タバコでも買ってよ。今日は本当にありがとう!!じゃあね!!」
「明日、また私の名刺に書いてある携帯に電話してね!友達と逢えるように祈ってるよ!」
そんなやり取りの後、彼女達を乗せたタクシーはホテルの横の道を右折し走りさった。
彼は、タクシーが見えなくなるのを見届けて、振っていた手をおろし、ホテルに入った。
久々に英語でやり取りをしたこと、セシルと逢えそうな状況にある現状に興奮しつつ、眠りについた。
翌日。
彼は朝食を済ませ、フロントへ。
フロントには50~60くらいのおじさんがフロントの人と談笑していた。
そのおじさんは、日本語が滅茶苦茶うまかった。
この世代の人達は日本語が出来るとは聴いていたものの、目の当たりにしたのは初めてだった。
歴史的に見れば当たり前なのだが。
フロントで、もう一泊したら安くしてくれないかと値切ったが、交渉決裂。
部屋も綺麗で良かったけど、高いから辞めて、ホテルをでた。
タクシーを捕まえると、運転手が彼が首から下げていたNikonのカメラに食いつく。
俺のレンズは凄いんだ、みたいな自慢話を聞き流し、彼はセシルと再会出来るかドキドキしていた。
約15分後。
イーリンの書いてくれたメモの住所に到着。
目の前は自動車工場しか見当たらず、不安が過る。
そこで、近くにいた近所の住人ぽいおじさんにメモを見せて、場所を聴いた。
すると、
何も言わず、おじさんは振り返り、その先にあるチャイムを押して、去っていた。
「あ!こら!ちょっと待て!おっさん!俺の心の準備がまだ…!」
そう心の中でだけ言うと、
チャイムの向こうから声がした。
「ニイハオ。」
男の声だ。
「こんにちは。僕は、希由塚と言います。セシルの友達です。ライラン(セシルの彼氏の名前。クリスマスカードの中で何度も出てきていたので知っていた)です…か…?」
彼が、です、までいった辺りで、チャイムの向こうの相手は、
「あ!」
みたいな反応をして、振り返って部屋の奥へと入っていく足音を残してチャイムの向こうから消えたようだった。
15秒くらいして、声がした。大きな声。
「希由塚!!!???」
懐かしい。
7年の月日を経ても、声色というのは、全く忘れないんだな。
セシルの声だった。
「yeah!haha-!!」
嬉しいやら懐かしいやらどこかこそばゆい感情が、身体のど真ん中から噴き出してきて、そういったもの全てを覆い隠したくて、わざと彼はありったけの笑顔とテンションでそう言った、
そうだ。
すぐに、セシルはドアのところまで出てきてくれた。
こうして彼らは7年ぶりの再会した。
セシルは本当に喜んでくれた。サプライズは大成功!!
この成功はほとんどイーリンのおかげなのだが(笑)
彼は、その後ライランとはじめましての挨拶をした。とても、優しそうな、温かい雰囲気の男だった。
そして、彼らは、スペアルームがあるからもしホテルをとっていないなら、使っていいよ!と薦めてくれた。
Ⅱへ続く。