病気や怪我をした時、治すのは自己治癒力です
のみ薬や塗り薬は、症状を抑えるだけのもので、その間に自分の力で治っていくのです
出来るのは、自己治癒力をあげるための体に対する手助け
これを「手当て」といいます
4年前に手首を骨折をしました
人生初です
整形外科に行くと、レントゲンの後、なにやら濡れた包帯を巻いてくれました
みるみる固まってギブスになったので、すごいなーと思っていたのですが
ギブスのまま、腰痛で通っていた赤塚接骨院に行ったところ
「そんなもんはめてたら、治らないぞ!」と脅かされ、びっくり
そういえば、こちらは、接骨の専門でした
整体の技術が高くて、プロのスポーツ選手が通うほどの医院だったので、忘れていました
院長曰く、ゆとりのある空間で固いギブスに守られていると、中で動いて、骨がずれるし、治りが遅いのだそうです
即、ギブスをカッターで外してもらうと、予告なしの骨継ぎ施術
『ギャ➖➖➖➖➖』
あまりの痛さで自分が発した声の大きさにびっくり
多分、人生で最大と思われます
折れた鉛筆を、キュッと握って真っ直ぐにするように、折れた手首を真っ直ぐにしてくれる施術だったようです
その後、赤塚院長は、かなりの時間をかけて、私の手首にだけぴったり会う添え木を作ってくれました
包帯で、折れた手首をキュッと包帯で巻く事で細胞が元通りになろうと働き、早く治るとのこと
「海苔巻きも、海苔で巻くから形が崩れないでしょ
適度な力で包み込むのは、とても重要な事なんだよ」
「江戸時代の旅人が脚絆(きゃはん)で脚をキュッと巻いて歩いていたのは、中で細胞が元に戻ろうとして疲れが緩和するからなんだよ」
という説明にとても納得したのでした
手首骨折の手当て法は、包帯海苔巻きなんですね
毎日、包帯を巻き替えに通った日々は懐かしい思い出です