来たぜ来たぜ~待望の続編がよ~~~~ということで、
映画『lキック・アス ジャスティス・フォーエバー』
を観てきました。
結果、ヒーロー物を下敷きとした青春映画としてはこれ以上無い位完璧な内容ながら、アクション映画としては憤まんやる方ない、ストレスが溜まるだけの映画になっております。
お話の筋は、キックアス、それは冴えないアメコミヒーローオタクだったデイヴがコスチュームを身に付けて変身した、最弱ながら現実に存在するスーパーヒーロー。正義を求める熱いハートは世界中にシンパシーを呼び起こし、今ではコスプレをした多数の自称ヒーローが街を自警している。
世界に変革のキッカケを与えた当のデイヴはまともなハイスクールライフを送ろうとキックアスから遠ざかっていたが、空虚な毎日から脱却するためにヒーローとして復活、ヒーロー組織「ジャスティス・フォーエバー」に迎えられ脱童貞、志を共有する仲間、さらに定期的なフ○ックを手に入れ、ジャスティスライフをエンジョイしていた。
デイヴのハイスクールの一年生には、前作で知り合ったリアルスーパーヒーロー「ヒットガール」=ミンディがいた。ミンディは父を亡くして以来弛むことなく自己研鑽と悪人退治の日々を送っていた。しかし、保護者であるかつての父の同僚マーカスに普通の人生を取り戻すように迫られ、ハイスクールという舞台で暴力に訴えられない闘いに挑むことに。
最大の理解者を欠く戦いを続けながら、人として、青春期を舞台にして成長していく二人。しかし、同時期に全く成長しないが故に凶暴な悪意が、キックアスへの復讐のため、大きな力を蓄えつつあったのであるッ・・!
ってな感じです(`・ω・´)ゞ
幼少より世間と隔絶され、クレイジーな父親からヒーロー英才教育のみを受けて育ったミンディ。彼女は社会人のレベルでの世間の裏表は学習しており、並みの大人より遥かにシリアスな思考を持っています。
ですが、義務教育課程が抜け落ちているため、社会常識や集団性に欠け、なにより学校で経験するほろ苦かったり甘酸っぱかったりするような経験が一切抜け落ちてしまっており、社会においては一種の人格欠損者のようになってしまっています。
そんなミンディが、暴力と人の欲にまみれたリアルの世界から学校という保護されたある種ファンタジーな世界で、一生懸命一般人として成長していく青春グラフティ。まず、それが物語の一面。
そして、その対を成すエピソードが、主人公デイヴのお話。僕らが良く知る一般社会では最底辺だったデイヴが、ヒーローになったことで新しい世界に入り、新しい仲間を得、全く保護されないリアルが支配する世界で戦い、失い、大きく成長していく青春グラフティ。
そして、そこに割り込む、本当に成長できない、多くの人の投影であろう子供じみた故に悪意の塊である人間達。
そんな人間模様を実に上手く混ぜて進む本作は、青春映画としては本当にジャンルの偉大な大傑作であり、鑑賞後にほろ苦い想いを覚えずにはいられないものです。
立場の違う主人公二人の成長物語として、前作から話が地続きである作品で、本作以上に完璧な物語はないでしょう。話の中身、出来に僕は甚く感動しましたo(;△;)o
しかし、アクション映画としては本当にフラストレーションが溜まるだけ、前作にあったカタルシスはどこにやってしまったのだろうと涙が出てしまうレベルです(T_T)
前作で製作・脚本・監督を務めた映画職人マシュー・ボーンがね・・・多忙で監督できなかったんですよね・・・脚本も出来なかったし・・・。
そのせいでバイオレンス養分が薄いんだと思います。凄いアクションもあるんですけどねー、本当にそこだけ消化不良(;´Д`)
映画は3部作が基本、という定理に当てはめてみると、次作へのブリッジとして、本作での主人公達の成長物語、周りの構成の変化はしっかり描くことが必要不可欠なんですよ。
ノーラン版バットマンの「ダークナイト」にあたる本作は、暗く重くなって正解なんです、回答は次作が出すんですから。
そう思う、そう思うんですが、デイヴのアーロン・テイラー=ジョンソンは大作へ引っ張りダコの売れっ子になってしまったし、ミンディのクロエも引っ張りダコな上にすっかりロリじゃなくなってしまったし(キレイになったんですけど)、また興行収益的にも次作なんて無理そうなレベルで、次での話の回収が出来なさそうなんですよね・・・
なんか、登場人物たちへの愛は溢れているのに、ほんのちょっとの映画向けバランス調整を失敗してしまったがためにイマイチ、それが本作だと思います。
いや、ヒーロー下敷きの青春映画としては本当に完ッ璧なんですよ、本当に・・・
残念だなあ・・・
あくまで僕の感想ですので・・・
前作がヒットの実績を残したので続編は全力買い!新生エヴァと一緒ですね、きたないT○H○!



