ペット霊園、葬儀業者は沢山ある。何件か問い合わせをして、3年前にニコちゃんを火葬してもらった業者にまたお願いすることにした。
どこもHPには似たようなこと書いてあるので、データだけでは比較出来ないけれど、電話は生身の人間と直接話をするので、業者によって受付の声色、対応が全く違う。
「予約が詰まってまして」
と言う意味合いのフレーズを使った時点で私的にアウト。業者側は沢山の亡骸を焼くわけだが、客にとっては他に代わりはない大切な亡骸だから。
「お悔やみ申し上げます」
等の一言がないのもアウト。客の気持ちを理解しているなら、自然に出るフレーズだから。
イグアナにお葬式なんて馬鹿げてると言われそうだけど、ミー太郎は、飼っているというよりむしろ、一緒に暮らしてた仲間だった。いいヤツだったし感謝しているから、弔いたいと言う自然な気持ちで、葬式をする。ビジネスの世界で生きる旦那も、海外から朝一番で帰国してトカゲの葬式に参加したいと言った。それはミー太郎を家族の一員だと思っているから。飼い主の考え方はそれぞれだけど、我が家の場合は、こんな感じだ。
1月25日の朝9時半に葬儀業者の黒い送迎車が到着した。ミー太郎の棺桶を車に移し、旦那と私と息子3人で車に乗り込んだ。娘も行きたがったけど、具合が悪いので、気の毒だけど一人で病院に行った。棺桶はブナピーとエプソンコピー機の段ボール箱で作ったので、他から見て中身がイグアナだなんて絶対に分からない。運転手が
「一緒が良いですからね。」
と、棺桶をトランクに入れずに後部座席の私たちの膝の上に置いてくれた。送迎車内では思い出話なんかで和やかな雰囲気になった。運転手の
「どんな小さくても家族なんです。13年生きた2.5㎝のプレコ(魚)を個別火葬された方もいらっしゃいます。これには驚きましたけど。」
と言うこぼれ話に、久々に笑い顔が見えた。
こんな和やかな雰囲気で斎場に向かった。葬儀の様子や料金等は次の記事に書きます。(何かの参考になるかも知れません。)