1月25日の朝9時に旦那が帰宅、9時30分にペット葬儀社のお迎えの車が自宅に到着。ミー太郎と一緒に車に乗り込んで、斎場に到着したのは10時過ぎだった。
玄関には「1月25日10時30分~ミー太郎様セレモニー」 と書いたボードがある。スタッフにミー太郎を棺桶ごと預けてしばらく準備待ち。その後、ホールで簡単なお葬式をした。
形式も何もなく、自由にお線香をあげて、ミー太郎とお別れをする。旦那はミー太郎を撫でながら
「本当にいいヤツだった。家族が大変な時に来て、大丈夫になったらいなくなってしまった。天使みたいなヤツだった。」
しかし息子が選んだ祭壇の写真は、ワザワザ不細工に写ってる写真…
私:「もっと可愛いのあったでしょ。なんでこれなの?」
息子:「一番最近の写真だから。」
しばらくお別れしたあと、火葬場に移動して炉に入るまで立ち会う。炉に入る直前の最後の姿、大好きなものと一緒。
静かに炉に入った瞬間、悲しくて涙が出た。もう二度と見ることも触ることも出来ないんだな。
火葬の1時間半の間、待合室でアルバムを見たり思い出話をして、家族で過ごす。
スタッフに呼ばれて収骨室に移動。まるで恐竜博の展示のように、銀色のトレーの上にミー太郎の骨が綺麗にミー太郎の形に並べてあった。スタッフが丁寧に小さい骨まで一つ一つトレーに移して並べたそうだ。
「イグアナちゃんは何回か来ましたけど、こんなに尻尾が立派な子は初めてです。」
敢えて写真は撮らなかったけど、この時はもう涙は出なかった。何よりすごく美しかった。息子が箸を使わずに手で一つ一つ骨壺に入れた。細かい灰みたいなのまで刷毛で集めて入れた。
綺麗な花束と火葬証明書を頂いてセレモニー終了。小さなイグアナの写真がついているのは少し嬉しい。
斎場を出たのは1時前だった。ペットの重さによるけど、ミー太郎の場合はこの内容で35000円でした。ミー太郎自身の値段は、トカゲなのでもっと安かったけど、長年暮らしたミー太郎には値段がつけられない。目一杯悲しんで思い出話をして、骨を拾う。お葬式は、残された人間が、悲しいけど現実を受け入れて次へ進むためにある節目のイベントなんですね。今も勿論悲しいけれど、不思議と爽やかな気持ちもあります。
さようなら、ミー太郎。私達も頑張るよ