今回の東京15区での衆議院議員の補欠選挙で、選挙妨害でつばさの党から三人が逮捕されました。なぜ彼らは、過激な行動に至ったのか、みていきたいと思います。
 
 選挙期間中、つばさの党の立候補者が語った印象的な言葉が有ります。それは「真面目に政策を語っても誰も聞いてくれない、攻撃すると関心を持ってもらえる」これは、つばさの党の選挙戦略を表していると考えます。
 
  代表の黒川氏は、今まで真面目に選挙をやってきて何度も落選が続く中、同じ党であったガーシーが当選した事で、法律の範囲内で、相手を過激に攻撃し配信する手法に旨みを覚えてしまった。

 しかしエンタメは、過激に刺激的に変化していかないと視聴も伸びない、その結果が今回の事件であると考えます。 
 
 この背景には、すべての有権者によく候補者を知ってもらう情報や手段がない、皆日常は忙しく投票はイメージやポスター判断でという現実があり、その間隙を突いて起こった出来事ではないでしょうか であるならば、その隙間を埋める選挙の在り方を考える事が、社会に要請されているといえます。
 
 事件には、必ず背景が有り対処療法的では、根本的解決には至りません。私たちも何故、今回このような事が起こったのか考える必要が有るのではないでしょうか。

 かといって、法律の範囲内だからといって人を攻撃し傷つけ、家に押しかけ騒ぐ行為は断じて許されるものではありません。しっかりと現実的対策も必要です。
 
 彼らの行った行為は、必ず自分自身に返って行きます。法律よりも実は、道徳や常識(人を傷つけない)
方が大切ということは、歴史上証明されているのだから。