前回、いじめは絶対あってはならないと述べました。今回はいじめの起こる生命を見てみたいと思います。

 

 いじめは、強者が弱者を様々な形で暴力や嫌がらせ、いじわるなど本人を攻撃するもので、いまはスマホなどでも増えています。これは子供たちの世界だけでなく、大人社会でもみられ、職場でのいじめや下請けいじめなどよく言われます。

 

 それでは何故いじめは起こるのか。動物にもあるといわれ、これは生物学的にも体の中に異物が入ってくると免疫細胞が攻撃を始めます。集団の中で、違う意見や能力、容姿などをみると本能的に排除することが人間の性とも言えます。

 

 大人社会では、本能よりも理性において判断するため、子どもの世界よりいじめはまだ少ないかもしれません。しかし嫌なことやストレスがあるとその負のエネルギーを弱者に向けてしまうことがいじめという行為に至らすと考えます。

 

 いじめをなくしていくには、本能を理性でコントロールする、以前述べた生命はつながっている、さらに周りの人間がいじめは悪であるとのコンセンサスを持っていく、環境を作っていくことだと感じます。