備忘録No.38
小生が身を置いた教育書の出版業界も多種多様で、義務制の小中学の教科書を中心にし、教科書に付属する教材も制作している大手3社があります。小中学の採択により1年間の売上が決まってしまう市場です。その為売上が1か0と言う厳しいもので、昔は教育委員会や教科書採択にかかわる教育現場への関係者への賄賂?等も当たり前にあった時代が続いていたようです。教科書を中心とする出版社以外に、教員採用試験や管理職試験等を専門に出版する社、教員が授業力をアップするのに役立つ書籍を制作する社等がありました。小生が身を置いた社は、高校現場の学校経営と学級経営に役立つ書籍と月刊誌(文科省との協同編集)を刊行していました。その他に小中学校の教員を対象にした学校経営や学級経営の書籍と大学の教育学部で使用する教科書も刊行していました。

専門書を刊行している出版社は、全国の書店に書籍を配本していれば売れると言う内容では無いので、各地域の研究会と連携して研究会に参加して販促するなどの努力をしないと中々売上を上げる事は難しく、最近はAmazonや楽天等のネット販売を利用する販売も広がっています。しかし、教員団体でのアンケートでは、ネットでの購入比率もあまり高くありません。現場の教員の忙しさ(小生には言い訳に聴こえられ)が主な原因で、公費での予算も期待出来ないとの意見が多い。一般の社会人は自身の仕事に役立つ物は、自分の為にも自腹と言うのが常識だと思うのですが、教員は一般常識とはかけ離れていると思うのは小生だけでしょうか?確かに教育現場の繁忙さは一般とは違うので同情する事も多々有ります。現在言われている、「働き方改革」においても、教育現場の特性を生かした改革が必要だと思えます。小生は特に、子ども達の「いじめ問題」に関心を持っています。昔から「いじめ」は有りますが、現在は加害者や被害者の子どもの親の意見に左右され、子ども自身の心の問題から離れてしまっているような事例が多く心が痛みます。