前回のアスペルギルスについて・1の続きになります。

 

 

 

先生からのお話の続きから始めますね。

(また箇条書きにさせてください)

 

 
 

 

アスペルギルスの治療には、神奈川の病院で処方されていた、抗真菌剤のブイフェンドが一番いいと思う。

 

 

他の抗真菌剤に比べて副作用が少ないのと、

アスペルギルスに対して効果が出やすい。

 

 

 

ただ・・・お喋りをする子は咳き込みやすいので、くしゃみなどはお喋りが原因の可能性もある。

 

 

 

お喋りをよくする子の場合は、

鳴管(鳥の発声器官)や鳴管のまわりの筋肉が発達していることが多い。

なので、おしゃべりをするたびに、

気管を刺激してしまって、くしゃみが出たり、むせこんだりすることがある。

 

 
 

 

(ピィちゃんを診察をして下さってから)

鼻も嘴も顔周りもキレイ。鼻も詰まっていない。

鼻水が出ている場合は鼻炎を起こしている可能性が高いから、目にも症状が出てくることが多い(鼻と目はつながっているから)

目も見た感じは異常なさそう。

 

 

 

持参したレントゲン写真を見て下さいましたが、肺があまりキレイに写っていないので評価が少し難しいとのこと。

 

 

 

私からお願いして、大阪の病院でもレントゲン写真を撮ってもらいました。

 

 

 

 

(こちらで撮ったレントゲンを見て)

レントゲン上では肺炎の所見はない。

ただ、鳥の肺はレントゲンで撮ると背中の骨の中に入り込んでいて、出ているところもあれば見えにくい場所もある。

なので、軽度に悪い程度だと判別がつきにくいときもある。

 

 

 

なのでレントゲン写真と合わせて、

臨床症状で診ていき判断することが多いそうです。

 

 

 

レントゲン上の所見では、ピィちゃんは鳴管や周りの筋肉が発達しているとのこと。

おしゃべりが好きな子の筋肉のつき方らしいです。

一般的なセキセイインコのレントゲン写真との比較をして下さいましたが、ピィちゃんの鳴管は発達しているように見えました。

 
 

 

 

先生のお考えとして、

ピィちゃんのくしゃみは、鳴管の周りの筋肉が発達したことによる生理的なものである可能性がある。

 

 

 

 

なので、アスペルギルスの薬(ブイフェンド)はお休みをして、様子を見ていきたいとのことでした。

 

 

 

薬をやめて悪化するのであれば、アスペルギルスの可能性も考えて治療していきたいとのことでした。

 

 

 

関西の先生は、アスペルギルスの遺伝子検査を、基本的には勧めていないようでした。

(飼い主からの要望があれば、検査して下さると思いますが)

 

アスペルギルスの検査は精度がかなり低く、アスペルギルスじたいがその辺にいる菌なので

検査をすると、感染していない子でもほとんどが陽性と出てしまうとのことでした。



感染とは無縁のアスペルギルスが、検体の中に入ってしまうことが多いらしいです。



血液検査の場合でも、感染とは無縁のアスペルギルスが入ってしまう可能性があるとのことでした。

 

 


先生の治療方針としては、肺炎が疑われるときは、まずは細菌感染を疑って抗生剤で治療をしていく。

 

 

 

培養検査ができればそれがベストだが、それができない場合は抗生剤を使い症状をみて、良くならないようなら別の抗生剤・・・・というようにしていく。

それでも治らないなら、真菌のアスペルギルスかも?という判断をしていくということでした。

 

 

 

ピィちゃんのアスペルギルスと闘っていくんだ!!と覚悟を決めていた私は、

 

 

 

・アスペルギルスではない可能性

・ピィちゃんのくしゃみは、生理的なものである可能性

アスペルギルスの遺伝子検査は、精度がかなり低く、アスペルギルスに感染していないのに陽性と出る確率が高い

 

 

 

 

ということに、ただただびっくりしました。

 

 

 

 

 

先生は薬をやめて何も異常がなければ、次回は3ヶ月後の健診で大丈夫だと思いますとおっしゃっていましたが、

心配症な私は2週間後で予約をお願いしたのでした。

 

 

 

 

 

すみません。

また長くなりましたので、次回に続きます。

次回で、アスペルギルスについての話は最後になります。

 

 

 

※関西の先生からの話は自分への記録として、パソコンに残していました。

でも、月日が経ちすぎているのでニュアンスなどは間違ってお伝えしてしまっている可能性もあります。

そのあたりのところも加味した上で、読んで下さったらと思います。

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