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県木「トチノキ」からハチミツを作ろうと、栃木県と県養蜂組合(小野田正組合長)が共同で、「県庁で“みつばち”を飼おう!プロジェクト」を実施する。市街地の県庁舎周辺に植樹されたトチノキの花からみつを採取する試み。東京・銀座でも同様のプロジェクトが行われているが、行政と業界が共同で行うケースは珍しいという。
県や養蜂関係者によると、本県のトチノキの採みつ面積は301ヘクタールで全国3位。しかし、街路樹のトチノキは花が咲く前に枝を切られることや、樹齢30年以上にならないとみつが出ないことから、本県では日光・川俣地区でトチノキのハチミツを生産しているだけだという。そんな中、「県庁の通りにあるトチノキでみつをとりたい」という若手養蜂家の夢が県側に伝わり、共同プロジェクトに結びついた。
県などは、28日から約1カ月間、県企業局のある本町合同ビル屋上に2つの巣箱を設置。約8万匹のミツバチが県庁周辺のトチノキの花からみつを採取することになる。合同ビルから半径500メートルの範囲にはトチノキが約170本あり、順調なら約20キロのハチミツができるという。ハチミツは、県庁舎内の食堂や喫茶室の料理に使われる。
県によると、ミツバチはトチノキの花の咲く高い場所で活動しており、意図的に危害を加えなければ人を刺すことはない。
福田富一知事は「春の風物詩として季節感を味わってもらうとともに、県産ハチミツの利用促進につながれば」と期待している。
この記事の文章は産経新聞社様の記事をそのまま掲載させて頂いております。