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風 *La photographie est une image.
師走の主な語源説の一つに、「師匠の僧が御経をあげるため東西を馳せる月」から『師馳す(しはす)』との解釈が有る。
此の説は、平安末期の「色葉字類抄(いろはじるいせう)」に『しはす』の注として説明為るゝ(さるゝ)。
『師走』といふ漢字の意味とも近く、古くから提唱為れてはゐるものの、『師馳す』説は民間語源であり、此の説を元に『師走』の字が当てられたと考えられてゐる。
其の他、「年が果てる」を意味為る『年果つ(としはつ)』が変化したと為る説。
「四季の果てる月」を意味為る『四極(しはつ)』からと為る説。
「一年の最後に為し(なし)終へる(をへる) 」を意味為る『為果つ(しはつ)』からと為る説、等々諸説有り、『師走』の正確な語源は未詳である。
扨(さて)、12月12日、日本漢字能力検定協会は2018年の世相を表す漢字に『災』が選ばれたと発表。
世界文化遺産の清水寺(京都市東山区)で森清範(せいはん)貫主(かんす)が、縦1.5メートル、横1.3メートルの和紙に揮毫(きごう)為た(した)。
『今年の漢字』は、1995年から毎年同協会が公募為るもので、今年は昨年より4万票余り多い19万3214票の応募が有り、『災』が最多の2万858票を集めたと云ふ。
「大阪北部地震」、「平成30年7月豪雨」、「北海道胆振東部地震」、「台風21号、24号の直撃」や「記録的猛暑」等、様々な自然“災”害が多発した事が選定の理由に挙げられた。
弥速(いやはや)、時が経つのは実(まこと)疾い(はやい)もので、つい先日に正月を迎へた許り(ばかり)と思ひ居たが、まう年の瀬だと云ふ。
疾き事、風の如く。
己が2018年の漢字を『風』と為るは、些か(いさゝか)早計であらう哉。
笑止。
翌年も、其の翌年も、己が同じ事を云ふて居るは想像為るに容易い。
