なぜ、あの人は、礼儀正しいのか? | まなブログ

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大阪府堺市で鍼灸院を開業しています。
日々の気づきをつづります。

礼儀が正義だから。

 

 

 

昨日の続きです。

 

スタバの大学生Wくん。

実は、就活中の3年生。

 

 

「最近、全敗なんです。」

 

 

あら。

 

 

「面接では、ほとんど一次で。」

 

 

えっ、そうなの。

 

 

「しかも、面接までたどりつかないことも。」

 

 

書類審査で?

 

 

「エントリーシートがまずいんでしょうか。」

 

 

よかったら、見させてもらうよ。

いつでも声をかけてね。

 

 

「えっ、ホントにいいんですか?」

 

 

ああ、いいよ、いいよ。

そういうの、好きだから。

 

 

「けど、何もお返しできませんし。」

 

 

若いのに、キッチリしてるね~。

 

こういうのは、順送り。

私も先輩や上司にお世話になったけど。

やはり当人には、返せないよ。

受け取ってもらえないし。

 

だから、自分より若い人たちに。

社会全体で、循環。

 

 

もちろん、Wくんにとって、「借り」ができたと。

負担になるのなら、遠慮してもらってもいいよ。

 

遠慮しても、しなくても。

どちらでも。

 

 

「じゃあ、お言葉に甘えても。」

 

 

はい、もちろん。

今度、エントリーシート、見せてくれる?

 

 

Wくん、いまどきの若者にしては、めちゃキッチリ。

人あたりは、やわらかいんだけど。

芯は、武士のように実直。

 

譲れないところが、しっかりある。

 

そう簡単に人を頼らない。

なのに、私に。

相当、行き詰まってるんだろうな。

 

 

数日後。

 

 

「これなんですが。」

 

 

はいはい、ありがとう。

拝見しますね。

 

観じたこと、伝えさせてもらうから。

レスは、どうしよう?

 

 

「じゃあ、メールアドレスを。」

 

 

はい、了解。

早速、今晩にでも。

 

 

帰宅後。

 

 

・・・うーん、これは「全敗」も納得。

 

 

さすが「金」気旺盛な武士。

文体も誠実で丁寧。

敬語もしっかり。

ムダな修飾もなく、シンプル。

 

読みやすい。

けど、それだけ。

NHKのニュース原稿かと。

 

ネットで拾ってきたような一般論&正論。

Wくんのキャラが全く伝わってこない。

 

具体的体験がひとつもないのでね。

会ってみたい、訊いてみたい、もっと知りたい。

面接官もそそられない。

 

提出者名を他人に書き換えても成立してしまう。

書類審査を通過できないのも納得。

 

 

ひと言でいえば、

 

 

「正しい」

 

 

のよね。

 

ケチは、つけられないけど。

興味もそそられない。

 

ほら、正論ばかり言う人って。

友達になりたくないでしょ?

 

ちょっと厳しめだけど。

ここは、ガッツリ言わせてもらおう。

 

・・・うん、こんなかんじか。

 

はい、「送信」と。

 

 

翌日。

 

おっ、Wくん、いるじゃないか。

 

 

「早速、丁寧な返信、ありがとうございます。」

 

 

あっ、ごめんね。

厳しいこと、書いちゃったね。

 

 

「いえ、あそこまで言って頂けるなんて。」

「ホントにありがたいというか。」

「何とお礼を言っていいやら。」

 

 

そんなの、いいから。

 

 

「どんなお返しをさせてもらったら?」

 

 

だから、いいって。

うーん、とはいえ、心苦しいんだよね。

 

 

「はい、そうなんです。」

 

 

一見、私への恩返し。

けど、自分の心苦しさを耐えられないとも。

過度な遠慮が謙虚に観じられない理由は、それ。

 

何かお願いしたほうが、彼も楽。

 

じゃあ、1回生のSくんに。

彼の面倒みてあげて。

 

傍からみてても、あたふたして。

サポートしてあげてくれる?

 

挙動不審だけど、ほっとけない。

かわいいんだよね。

 

大変だよ。

変に頑固だから、素直に聴かないし。

お願いしてもいいかな?

 

 

「いいんですか、それで?」

 

 

うん、いま、一番してほしいのは、それかな。

スタバの居心地をさらに良くしたいから。

 

 

「実は、すでにやってまして。」

 

 

ほー、そうなんだ。

 

 

「僕もほっておけなくて。」

「マンツーマンで特訓してます。」

 

 

そっか、さすが「義」の人。

武士だわ。

 

これからも、彼の兄貴分でよろしくね。

 

 

「はい、しっかり面倒みます。」

 

 

はーい、ありがとう。

 

きっとホントにしっかりお世話するだろね。

 

最初のうちは、Sくんに感謝されるだろうけど。

武士が前面に出過ぎると。

ウザがられないかと、気になるかも。

 

 

ピピッときたのが、こちら。

 

 

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> 『正義』を簡単に言うと

> 自分と考え方が違う人や

> 自分の思い通りにならない人が

> 許せないということです

 

 

Wくんにとって、礼儀は正義。

 

 

「礼儀正しい」

 

 

というより

 

 

「礼儀が正しい」

 

 

上下関係や礼を失する人を観たら。

きっとカチンとくる。

 

正義が多いほど、「めんどくさい」人に。

さらに他人にも強いると、「ウザい」人に。

 

 

「正しい」を重んじるのは、

素の自分に自信がないから。

 

誰からもケチをつけられない自分でいたい。

 

その弱さを自覚できてこそ。

人は、優しくなれる。

 

Wくんの魅力、開花する。

 

 

けど、これも必要なプロセス。

順調とも。

 

 

相手に言いたいコトは、自分に言いたいコト。

 

 

まだまだいるよね。

「正しい」に頼りたい自分が。

 

Wくんのおかげで。

そんな自分に気づけやすくなれたかも。

 

リアルで面識のあるあなた。

私が「正しい」スイッチを入れたら、教えてくださいね。

できれば、やさしく。

 

 

 

今日は、ここまで。

また、明日。

 

 

 

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