なぜ、江戸時代、日本は識字率世界一だったのか? | まなブログ

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日々の気づきをつづります。

こやは、「こや」でも。

 

 

 

「読まれた感想を聴きたいんです。」

 

 

『ボーッと観る会』、昼の部。

開始前の雑談タイム。

 

アメリカ在住のAさん。

最近、読まれた本にピピッと。

 

私にもオススメ。

どれどれ、どんな本ですか?

 

 

「冒険の書 AI時代のアンラーニング」

 

孫泰蔵 日経BP

 

 

へー、孫泰蔵さん。

弟さんですよね、孫正義さんの。

 

たしか私と・・・やっぱり同い年だ。

 

 

はいはい、読んでみますね。

感想は、ブログで。

記事ネタにもなるし、助かります。

 

久しぶりだなあ~。

読書感想文。

夏休みの宿題みたい。

 

 

早速、Kindleでポチッと。

 

・・・あら、この本、メモ機能使えないよ。

 

ハイライトもできない。

たまにあるんだよね~。

 

ああ、テキストを手書き調にしてるからだね。

凝ってるなあ~。

 

 

おお、構成も凝ってる。

各章で素材となる本をピックアップ。

中世の哲学書とか。

 

その著者がいる時代にタイムスリップ。

主人公である孫泰蔵さんと著者との対話。

現代に返って、泰蔵さんの考察に。

 

 

挿絵もあるし、文量も少なめ。

読むだけなら、2時間。

 

けど、味わうなら、20時間でも足らないかも。

 

 

タイトルは、「冒険の書」。

と言っても川口浩が洞窟を探検する話ではない。

 

教育を切り口に。

何をどう学び、どう生きるか?

 

先人の名著をたたき台に。

孫泰蔵さんの自己対話調の考察。

 

読んでるうちに。

読者である自分にも問わずにはいられない。

 

 

そう、人生を冒険するため、

必要なツールを手に入れる。

 

社会から与えられた道。

舗装されたルートをそのまま進むのではない。

 

 

数多くの危険が潜む未開拓のジャングル。

たどり着けるかどうかもわからない。

 

けど、私が「私」として生きるには、

人生の冒険者として道を切り拓くしかない。

 

 

そのためには、自己対話。

思考停止からの脱却。

 

 

なるほど。

自己対話って、面倒くさい。

そのうち、苦しくならない?

 

『冒険の書』は、補助線を引いてくれてる。

一から考えるのは、大変でしょ。

じゃあ、このあたりから始めてみてはと。

 

孫泰蔵さんの自己対話。

お手本としてあるのでね。

自力でやるより、めちゃ楽。

 

まさに、ガイドブック。


これまでの人生。

いろいろ悩んできたけど。

あまり考えては、来なかったなあ~。

 

そんなあなたにおススメ。

 

 

さて、内容なんですが。

 

2時間で読めると言いながら。

まだ10%しか読んでないんだよね。

 

 

副題が「AI時代のアンラーニング」。

まず、切り口として、教育。

 

これまでの詰め込み型の教育では、

AIにとって代わられるのは、明らか。

 

人が人として、学ぶべきは?

 

著書では、ある大学の学長のインタビューを引用。

 

 

> これまでのように誰かから教えてもらい、

> それを覚えるという学びのスタイルではダメ。
> 自分で学びたいことを選び、自ら学ぶ。
> 教えられたことをひたすらに覚えることが

> 得意だった人たちは、これから人工知能に

> とってかわられてしまう。
> それなのに、学校はなかなか変わらない。
> そういう教育を受けた子どもたちが、

> 10年後、20年後に直面する厳しい現実を

> 想像すると本当に恐ろしくなる。
> 21世紀は答えのない世界。
 

> だから『教える』という概念もなくなる。

 

 

たしかに。

「教える」という関係性は、なくなるかもね。

 

コロナ期間のオンライン授業でね。

社会全体が気づいてしまったんだよ。

 

なんだ、勉強するだけなら、

学校行かなくてもいいやんと。

 

大学の授業みたいにね。

自分で履修すればいいんだよ。

学びたいのだけ。

 

そしたら、「先生」は要らないね。

AIで十分。

学習効率は、めちゃ高い。

 

 

・・・おっと、私の見解も示さないと。

Aさんに叱られちゃう。

 

じゃあ、陰陽っぽい観方で。

 

 

「わかる」ための学びなら、そのとおり。

けど、「わからない」学びもある。

 

 

例えば、寺子屋。

 

江戸時代、驚異の識字率70%を誇った日本。

世界平均は、5%以下の時代にだよ。

 

さすが「土」の国。

共通システムをつくるのは、お家芸。

 

 

さて、寺子屋。

「寺小屋」じゃないよ。

 

武士とか、お坊さんがね。

お寺を学校がわりに近所の子(寺子)を教育。

 

小学生ぐらいの子にね。

『論語』とか、読ませるわけ。

 

絶対わからないよね。

 

 

わかんなくて、いいの。

 

教えるほうもね。

わからない前提で読ませてるの。

 

これ、論理知ではなく、感覚知。

 

暗記できるくらい読めるようになるとね。

感覚知として、カラダで覚えてるの。

 

そこから、「これってこういう意味なんだ」と。

論理知に進化。

 

 

で、どう解釈するかもね。

子どもたちにゆだねてるの。

 

いちおう、先生の解釈も伝えるけど。

当時の書物って、抽象的でしょ。

もともと、漢文だったり、古典だから。

 

それをどう日常に活かすかってね。

学ぶ者自身の解釈によります。

 

 

だから、教える武士やお坊さんもね。

 

「なるほど、そんな観方もあるか。」

 

ゆるーく教えてる。

 

「これが正解」

「こうでないとダメ」

 

がない。

 

 

論理知で「わかる」学習ならね。

効率を追求すればいい。

 

感覚知で「わからない」学習ならね。

学校で先生から学ぶ意味はある。

 

現場で浴びるんだよ。

エネルギーの共振現象だから。

 

 

ピピッときたのが、こちら。

 

「空のささやき 3」

 

大島英明 Kindle電子書籍

 

 

> 絵を学ぶには名画に触れること

> 音楽を学ぶには名曲を聴くこと

> 武術を学ぶには名人の技を受けること

 

> 本物に触れること無く

> 習得することは

> ほぼ不可能です

 

 

これには、先生が「本物」であることが必須。

ただし、名人である必要はない。

 

上には上がいるからね。

生徒より上手ければOK。

 

「本物」とは、学びを感覚知として身につけて、

エネルギーを発せられる人。

 

 

何を教えるかというより。

その場にいるだけでいい。

ブルーレットもびっくりの置くだけ。

 

先生自身のエネルギーを高めることこそ、

発振力を高める。

 

つまり、先生が存分に楽しむこと。

 

結果として、感覚知としての学習効果も高まる。

 

 

この感覚知としての学習ならね。

現行の教育システムでも可能。

やりにくいだろうけど。

 

 

結局、陰陽論のオチは、「どちらも」。

 

「どちらか」が主流になる時、

対極も観るクセが。

 

 

論理知と感覚知のハイブリッド。

寺子屋から培った日本の教育システム。

 

捨てるだけでは、もったいない。

 

 

 

今日は、ここまで。

また、明日。

 

 

 

 

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