なぜ、あの人は、仕事でも疲れないのか? | まなブログ

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脈の変化でカラダの声を聴く『脈ナビ』による施術、セミナーをご案内しています。
大阪府堺市で鍼灸院を開業しています。
日々の気づきをつづります。

良い加減だから。

 

 

 

『ボーッと観る会』、夜の部。

今宵のワークは、「禁止を解く」。

 

ストレスとは、

 

「ホントは、〇〇したいけど」

「△△だから、我慢してる。」

 

ことで生じる。

 

 

例えば、

 

ゲームばかりしたいけど、

留年するから、学校に行く。

 

上司を殴ってやりたいけど、

クビになるから、我慢してる。

 

好きなだけ寝たいけど、

主婦失格の烙印を押されるから、6時に起きる。


 

イメージの中でね。

その〇〇をやってみる。

 

しかも、周囲が「やりなよ」と賛同してくれる。

 

そうかあ、〇〇してもいいのか。

よし、やってみる。

 

決める。

 

その時の身体感覚を味わう。

味わい続ける。

 

そのうち、もういいかなって思うけど、続ける。

ムリに続ける。

 

飽きても続ける。

罪悪感や良心の呵責が湧いても続ける。

 

はい、リセット。

一旦、深呼吸。

 

そのうえで、もう一度、

ストレスを感じる出来事に意識を向ける。

 

 

やってみて、いかが。

 

歯科衛生士のSさんは?

 

 

「タイムリーでした。」

 

 

というと?

 

 

「施術時間です。」

 

 

施術時間?

 

 

「予約時間どおりにまわるよう」

「施術時間をキッチリ守ってたんです。」

 

 

患者さんにとっては、ありがたいですよね。

 

 

「けど、最近、続けて辞めちゃったんです。」

 

 

辞めた?

 

 

「時間をキッチリ守る衛生士さんが。」

 

 

あら。

 

 

「見事に時間にルーズな人ばかり残って。」

 

 

院長は?

 

 

「輪をかけて、良い加減です。」

 

 

それじゃあ。

 

 

「予約時間どおりにまわらなくなって。」

「患者さんをお待たせすることが。」

 

 

でしょうね。

 

 

「私は、リーダーとして、必死に時間どおりにと。」

 

 

気を遣いますね。

 

 

「もう少し続けたくても、時間が来たら手を止めましたし。」

「他の衛生士さんの施術時間も気にしながら、目配せしたり。」

 

 

けど、Sさんだけでは。

 

 

「そう、もうどうにも時間どおりには、まわらなくなって。」
 

 

神経すり減りますね。

 

 

「私がこんなに必死になってるのに。」

「私以外、何事もないかのように平常運転なんです。」

「なんかもうバカらしくなって。」

 

 

なって?

 

 

「もう予約時間どおりにならなくてもいいかなって。」

 

 

いいんじゃないですかね~。

ありだと思いますよ。

私の行きつけの歯医者さんもそんなかんじで。

 

 

「えっ、そうなんですか?」

 

 

15:00に予約を取っても。

30~60分待たされますね。

 

 

「イラッとしません?」

 

 

最初は、しました。

そもそも、何のために予約時間を決めてるのって。

 

 

「ですよね。」

 

 

一度、訊いてみたんです。

そしたら、

 

 

「時間は目安です」

「施術の順番を決めるための予約です。」

 

 

と、満面の笑顔で言われました。

 

 

「えっ、笑顔で?」

 

 

そう、謝罪とともに申し訳なさそうに言われるかと。

けど、笑顔でした。

 

 

「で、どうされたんですか?」

 

 

えっ、いまも行ってますよ、そこに。

 

 

「他の歯医者さんに代えなかったんですか?」

 

 

そこは、そういう歯医者さんなんだと。

 

 

「受け容れられたんですか?」

 

 

だって、ムリでしょ。

クレームをつけて、予約時間どおりにしろと。

長年、それで運営して来られたんでしょうし。

 

そこにエネルギーを注ぐのは、明らかに違うでしょ。

 

 

「たしかに。」

 

 

それより、私の選択にしたほうがスマートでしょ。

 

 

「選択?」

 

 

この歯医者は、時間に良い加減だ。

このまま、ここに通うか?

それとも、時間厳守の歯医者に代えるか?

 

私が選べばいいハナシ。

 

そのうえで、ここでいいと。

自分で決めました。

 

だから、腹も立ちません。

待ち時間に読む本とか、決めておいたり。

 

 

結局、淘汰されます。

「良い加減でOK」な患者さんだけに。

 

だから、時間に良い加減なままで。

歯医者さん側も何の問題もありません。

 

 

「なるほど・・・そうですよね。」

 

 

まあ、最終的な責任は、院長さんですから。

 

 

「私が許せなかったんですよね。」

「良い加減な時間管理をする自分が。」

 

 

それで?

 

 

「やります。」

 

 

良い加減で?

 

 

「はい、いま、抵抗がありません。」

 

 

ほー、ゆるまれましたね。

 

 

「なんか力が抜けました。」

 

 

いま、そのタイミングだったみたいですね。

 

「キッチリさん」が続けて辞められたのも。

何度注意しても、Sさん以外、平常運転なのも。

 

すべては、Sさんの気づきのためのお膳立てとも。

 

 

「ああ、ホントにそうかもしれません。」

 

 

ラクになれそうですね。

 

 

「視界が広がったかんじです。」

 

 

 

仕事でのこだわり。

 

 

「△△になるから、〇〇しなければならない」

 

 

なぜか〇〇を貫けない状況になってくる。

それ、もしかしたら、チャンス。

 

あなたが、良い加減になれるギフトかも。

 

 

Sさん、チャンスをものにされましたね。

 

 

「あっ、そう言えば、もうひとつ。」

 

 

何なに?

 

 

続きは、明日です。

 

 

 

今日は、ここまで。

また、明日。

 

 

 

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