自己分析する前に。
週イチ非常勤の私立高校。
さて、今週のテーマは?
NHK『プロフェッショナル』。
社会起業家、川口加奈さん。
昨年も授業で。
過去記事でも。
3年生の自己PR対策。
長所、短所を見つけるためのね。
つい長所と短所、1つずつ探してしまう。
いえいえ、見つけるべきは、ひとつの「特徴」。
それさえ、見つかれば、自動的に長所と短所が。
「特徴」は、他人と異なる客観的事実。
評価は入らない。
誰もが同じ認識を持てる。
その客観的事実に対し、
良い評価をしたのが、「長所」。
悪い評価をしたのが、「短所」。
特徴、長所、短所は、3つで1セット。
3つのうち、
どれか1つがみつかれば。
あとの2つは、自動的にわかる。
オススメは、短所から見出すこと。
控えめな日本人。
自己評価は、低め。
長所より短所。
圧倒的に見つけやすい。
短所を見つけ、ひっくり返すと長所に。
それらは、どんな特徴に基づいているか?
この順番に考える。
難易度が高いのが、「特徴」から入ること。
ただし、自分で考える場合。
特徴とは、その人の自然体。
素の状態。
無意識だから。
本人は、気づけない。
けど、他人に訊けば、すぐに教えてくれる。
自分のことをよく知る家族、友人、同僚など。
川口さんを取り上げたのはね。
まさに、素だから。
ホームレス支援のNPO代表。
さぞかし情熱的かと思いきや。
> 私、「無」なんで。
支援の基本スタンスが、
> ”無”感情で寄り添う
ホントの無感情ではなくてね。
意識的に良いコトを狙っていない。
「我がない」ってこと。
自ずと内から湧いてくる衝動にゆだねる。
湧いてくるから、枯渇しない。
相手に期待しないから、失望もしない。
失望して、投げ出すこともない。
「自家発電」の強み。
その衝動は、ハンパなし。
ホームレスの人に継続的な仕事を。
彼らが得意なことは?
自転車のパンク修理。
空き缶集めとか、自転車で回ってるでしょ。
これは、いけるぞ。
川口さん、すぐさま行動。
> 自転車を置くスペースを提供してくれませんか。
何度も門前払いを食らいながらも、
行政、企業を動かし、
大阪市内でシェアサイクリング事業を立ち上げる。
拠点300カ所。
いまや、年間5,000万円のビジネスに。
「これと決めたことは、達成するまであきらめない。」
これは、客観的事実。
川口さんの「特徴」。
その特徴を「長所」として評価するなら、
「ゼロから1を立ち上げる才能がある。」
その特徴を「短所」として評価するなら、
「前例に従う既存の調和を乱す。」
もちろん、これが「正解」ではない。
長所、短所とは、本人が決めるものではない。
本人以外の誰かが評価するもの。
評価する人の数だけ、長所、短所が生じる。
授業で伝えたのは、
「訊け」
ということ。
親や先生や友達や。
バイト先の先輩でも、何でも。
あなたのことをよく知る誰かに。
「私らしさって、何だと思います?」
ちょっと勇気を出して、訊いてみる。
自分ひとりで、1時間考えても出ない答え。
5秒で得られるから。
「自分を知る」
とは、
「相対する目の前の相手」
に
「自分を映し出して」
もらうこと。
さて、あなたは。
誰に映し出してもらってますか?
今日は、ここまで。
また、明日。
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