なぜ、あの店は、ブランドになり得るのか? | まなブログ

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大阪府堺市で鍼灸院を開業しています。
日々の気づきをつづります。

共有してるから。

 

 

 

昨日の記事で、

スタバのパートナーさんとの会話について書いた。

 

 

私がスタバ好きなのは、理由があってね。

どの店舗に行ってもね。

空気感が同じなの。

 

もちろん、店舗ごとのカラーはあるよ。

けど、ベースにある「スタバ」の世界観は同じ。

 

出張などで、初めて訪れる店舗でもね。

「スタバ」の空気感は、保証されている。

 

 

ブランドとは、顧客との約束。

 

スタバなら、こんな接客、こんなドリンク、こんな空間。

すべてが約束されている。

 

「サードプレイス」の世界観。

しっかり保証されている。

 

 

その点でいえば、アップルストアも同じ。

心斎橋にあるショップに行くとね。

入った瞬間から、空気が違う。

 

アップル独自の世界観。

 

もちろん、小物に至るまで。

ディティールもユニークなんだけど。

世界観は、人が創る。

 

 

場を創るのも人なら。

場が人を創ることも。

 

 

NTTに勤めていた私。

新入社員時代、

よく課長に飲みに連れて行ってもらったの。

 

駅前の居酒屋。

官公庁が集まっていたのでね。

 

NTT、関西電力、市役所。

 

もうね、空気感が同じ。

「公」の匂いがするの。

 

私も「染まる」のかなあ~って。

なつかしい思い出。

 

 

長きにわたり、同じ場に身を置くとね。

同調しちゃうんだよね。

 

 

電電公社から、NTTに。

民営化してから、10年近く。

まだまだ、お役所カラーが色濃く。

 

上司や先輩からね。

 

「おまえらは、”電電”体質に染まるなよ。」

 

口酸っぱく言われてたの。

 

 

素直に洗脳されてたからね。

17時にダッシュで帰る窓口のおばさんとかね。

作業車にグローブやバットを積んで、

勤務中に公園でソフトボールしてるおじさんとか。

 

融通の利かないお役所仕事。

非生産的な形骸化したルーチン。

手厚い福利に守られた甘え。

 

 

・・・ああは、なるまい。

 

 

反骨精神があったの。

 

いま、考えるとね。

それも「どちらか」だよね。

 

 

けど、ひとたび台風や落雷で、電話が不通になるとね。

「ソフトボール組」のおじさんたちがね。

目の色変えて、復旧に魂注ぐの。

 

・・・えっ。

 

チームワークがハンパない。

そんなにキビキビ動けたのね。

見事な連携プレー。

 

「うしろゆびさされ組」かと思ってたのに。


 

ただのサボりじゃなかった。

っていうか、かっこいいんですけど。

職人魂。

 

「どちらも」あったの。

「公」気質。

 

 

スタバ、アップル、官公庁。

 

それぞれの世界観。

どうやって、醸成されるんだろ?

 

 

ピピッときたのが、こちら。

 

 

「ナガオカケンメイの眼」

 

ナガオカケンメイ 平凡社

 

 

> いい会社には

> 「創業者が何をやりたかったのか」

> の共有があると思います。

 

> 全スタッフが、創業者が思っていたことと

> 「根っこ」で繋がっている。

> すると、接客や取引先とのやりとりで

> 「心をこめたい」と思った時、

> 「その会社らしい”心のこめ方”」ができる。

 

 

なるほど。

創業者の思いが明確で。

代々受け継がれて来たからこそ。

 

スタバは、ハワード・シュルツ。

アップルは、スティーブ・ジョブス。

官公庁は、報国精神。

 

共鳴し、受け継がれ。

ブランドに。

 

 

創業者の思いが明確でないとね。

心をこめようとしても、ぼやけちゃう。

 

どこに注げばいいのか?

フォーカスできない。

 

 

これ、何も企業だけの話じゃないよね。

私たちは、「私」という人生の創業者。

 

思いが明確であるほど。

心をこめて生きられる。

 

 

その濃密なエネルギーは、独自の世界観を。

「あの人らしい」場を創る。

 

さらに、発展。

「あの人ならでは」に。

 

 

「ならでは」の世界観。

創ってみたいよね。

 

 

 

今日は、ここまで。

また、明日。

 

 

 

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