「なぜかわからないけど」がポイント。
渋谷での陰陽五行応用編。
銀行にお勤めのAさん。
「新しい職場で緊張して疲れます。」
春の異動でね。
本部から現場の窓口へ。
役職もあがってね。
部下を指導しなきゃいけない。
早く意思疎通を図らないと。
本部時代は、人材育成担当。
新人さんを一から教育。
「弟や妹のように可愛かったんです。」
異動先の支店には、教え子もいてね。
「めちゃ丁寧に教えてくれるんです。」
現場勤務は久しぶり。
実務は、彼らのほうが詳しいの。
早く現場の勘を取り戻してね。
Aさんは、全体を俯瞰してみないと。
厄介なのが年上のオジさん。
年齢的には支店長クラス。
手痛いミスして、いまやAさんの部下。
「何を話しかけても無視するんです。」
目をそらして、返事もしない。
工藤静香もびっくりの「MUGO・ん...スネてるっぽい」。
オジさんの気持ちもわかるけどね~。
せめて、返事ぐらいはしようよ。
「そこまでスネる?ってかんじで。」
「もう最近は、笑えてきちゃって。」
「わざと顔をのぞきこんでやってます(笑)」
オジさん以外は、上司も部下もイイかんじ。
「充実してるんですけど。」
新しい職場で、役職もアップ。
やはり気が張るよね。
はい、じゃあ、五行で観てますね。
まずは、現状認識から。
「きゅっ」と緊張してるかんじかな?
「ぎゅ~っ」と我慢してるかんじかな?
「『きゅっ』ってかんじですね。」
なるほど、「金」気の過剰(実)ですね。
本人の感覚がすべてだからね。
「緊張だから『金』の実」って決めつけないでね。
Aさんみたいに「水」気が旺盛だとね。
「緊張」と言いつつ、「我慢」してる場合も。
「緊張」は、カラダの表面が締る。
「我慢」は、カラダの中心が固まる。
言葉じゃなくて、エネルギーの動きで区別。
でないと、五行での現状認識ができないから。
はい、「金」気が実しています。
いつもの相生相剋関係で調えます。
どうするか、覚えてますか?
いきなり「火剋金」は効果が薄い。
「金」が「火」より強いから、抑えが効きません。
まずは、相生関係「金生水」で「水」に導く。
あとから、相剋関係「火剋金」で「火」でなだめる。
先日の記事にもありましたね。
「水」気とは、中心に集まって深まる意識のあり方。
「Aさんにとって、そんな意識になることって?」
うーんと考えて、
「あっ、ヨガかもしれません。」
お~、ヨガは「水」気になりやすいよね。
「残業がなければ、週に2日はヨガに。」
なるほど、すでにやってたのね。
「ああ、だから、ヨガだったのか。」
けど、「ヨガ」=「水」って考えないでね。
ホットヨガとか、フィットネスヨガなら、「水」になりにくいだろうね。
「のびのび」とテンションあがって「木」。
「ぱあーっ」といい汗かいて「火」。
瞑想を中心とした心を鎮めるヨガでないと。
「はい、気持ちが静まって深くなるかんじです。」
だったら、「水」だね。
相生関係「金生水」。
過剰な「金」気を「水」気に導いて鎮める。
ホント、そうなるから。
これ、ちょっとやってみて。
はい、まずわざと緊張して、身を固くして。
そのまま、骨盤の中心「丹田」あたりを意識して。
その一点に360度から気が集まるイメージを。
目はつぶるか、開いてるけど何にも焦点を合わさないで。
ほら、段々、緊張が融けてきたでしょ。
気がカラダの表面から中心に導かれたから。
さらに相剋関係「火剋金」で緊張をなだめるならね。
目や手のひら、胸を「ぱあーっ」と開くの。
カラダが動くと、ココロも動きます。
さらに「きゅっ」の「金」気が収まります。
緊張した時に使えるよ~。
覚えておいてね。
ということで、Aさん。
「金生水」のためにヨガを。
知らないうちに無意識でやってました。
「あっ、だったら、これはどうですか?」
残業でヨガに行けない時。
ヨガのレッスンがお休みの時に取る行動。
「そばを食べに行くんです。」
ほお~、そばですか。
これ、五行では?
そば自体を五行で考えちゃダメよ。
薬膳とかやってるあなた。
そう、考えそうになったでしょ(笑)
気の世界は、主観の世界。
そばを食べたAさんがどんな感覚を得たか?
訊いたら、いいんですよ、本人に。
「なんかもう幸せってかんじで嬉しくなるんです。」
ほら、世の中一般の「そばを食べる」イメージと違います。
「ぱあーっ」と広がるかんじかな?
「そうそう、『火』かもしれません。」
そば屋で「ぱあーっ」って。
落ち着いた手打ち蕎麦屋のイメージじゃないなあ。
「立ち食いそばです。」
やっぱり(笑)
そば食べて、「ぱあーっ」かあ。
旅行に行ったり、カラオケで熱唱したり。
お魚くわえたドラ猫を裸足で追いかけたり。
「ぱあーっ」が得られる感覚も人それぞれ。
いずれにしても「ぱあーっ」の「火」で「金」を抑えられます。
「わあー、そばもそうだったんですね。」
そうそう、そばが食べたくなるのも五行のバランスを取るため。
「だから、仕事帰りにしか食べたくならなかったのかあ。」
「休みの日には食べたいって思わないんです。」
「仕事が忙しくなると、食べる頻度があがります。」
Aさん、「へぇ~」ボタン、連打。
自ずとそうなってるって、おもしろいよね。
まさしく「する」から「なる」だ。
緊張の「金」気を「火」気でなだめる。
Aさんにとっては、仕事帰りの「立ち食いそば」。
世のサラリーマンが大好きな同じ働きをするのは?
< ヒント1 >
五行色体表の「五味」で「火」は「苦」。
< ヒント2 >
「ぱあーっ」とはじける飲み物。
わかりましたか?
答えは、ビール。
ホップの苦味と炭酸のシュワー。
飲んだ人が「ぱあーっ」となる「火」の要素が強いからね。
「火剋金」と仕事の緊張を抑えてくれます。
「金生水」と「水」の要素もあるとなおよし。
キンキンに冷えたビールだと「水」気にもなるね。
あるでしょ、マイナス2度とか。
五行で観ると、おもしろいでしょ。
商品開発にも使えそう。
ヨガとそば。
自ずと五行のバランスを取ろうとされてたAさん。
それでも、まだ緊張するなら、「水」と「火」の要素を増せばいい。
「ねばならない」にならないようにね。
心地よい範囲で。
ヨガなら、自宅でもできるだろうし。
そばと同じく「ぱあーっ」となることを探してみたり。
「『ヨガそば』を意識してみます。」
知らず知らずのうちにね。
なぜか、それをしてること。
「ああ、それ『ヨガそば』だね。」
わかったように言い切ってやりましょう(笑)
Aさん、もうひとつお題が。
続きは、明日です。
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