「それが幸せ」と思いこんでる私に。
「息子が不登校なんです。」
Ｍさんは、４０代の女性。
息子さんは中学２年生。
けど、去年の冬から不登校。
「これまでは何の問題もなく、順調だったのに。」
成績がガタ落ちしたわけでもなく。
かと言って、イジメられてるわけでもなく。
「なぜ、学校に行かないのか、わからないんです。」
訊いても
「行きたくないから。」
の一点張り。
このままだと高校進学も難しそう。
「あの子の将来を考えると、もう不安で・・・。」
ご主人がＤ大学のご出身。
息子さんにもＤ大学に進学してほしい。
小学校から塾に通わせてね。
家庭教師もつけてたのに。
そのため、共働きで。
「もう・・・何のために夫婦で頑張ってきたのか。」
今にも泣きそうな顔。
「嘆く」って、こんな表情なんだろうな。
いやー、息子さんの気持ちもわかるなあ。
Ｍさんには、申し訳ないけど。
「で、Ｍさんはどうなったら幸せなんですか？」
は？って顔のＭさん。
「もちろん、息子が学校に行って、できればＤ大学の付属高校に入って、そのまま、Ｄ大学に。」
まあ、そうおっしゃるでしょうね。
じゃあ、ちょっとカラダに訊いてみましょう。
「Ｍさん、息子さんがＤ大学附属高校に合格したシーンをイメージしてもらっていいですか。」
そう、具体的にね。
ちゃんと映像化してください。
「イメージできましたか？」
「はい」
「いま、カラダの感覚は、どうですか？」
快か、不快か？
胸が広がって、息が楽に吸えるとか。
みぞおちが軽くなって、カラダがフワーッと浮き上がるとか。
「・・・奥歯を噛み締めていたのがゆるむかんじです。」
なるほど、そうだな。
いつものノータッチどぅる～ん。
Ｍさんと意識を同調させるとね。
私のカラダにも同じ感覚が生じます。
確かにアゴはゆるんだけどね。
首から下は、スッキリしないなあ。
特に、みぞおちが重い。
「カラダの他の場所は、どうですか？」
「・・・さっきよりは楽です。」
そりゃ、そうだろな（笑）
さっきよりは楽。
でも、まだみぞおちが重い。
ほんとに楽じゃない。
つまり、「不快」だってこと。
足の甲にある胃経のツボ「陥谷（かんこく）」。
押すと激痛。
「なんですか、なんでこんなに痛いんですか？」
驚きますよね～。
骨折や捻挫かと思うでしょ。
ただの気詰まりです（笑）
滞っている気が多いほど、痛みが激しくなります。
１分くらいで痛みが抜けました。
これでみぞおちも楽に。
「ところでＭさん、Ｄ大学の付属高校でないとダメですか？」
「は？」
「例えば、他の私立高校とか、公立の進学校とか。」
ちょっと考え込んだＭさん。
「はぁ・・・もう今となっては、それなりの高校に行ってくれれば。」
重ねて、訊いちゃおう。
「そもそもＤ大学でないとダメですか？」
「うーん、主人の出身校ですし。夫婦揃っての目標にしようって。」
「例えば、Ｋ学院とか、Ｒ大学とかは？」
「そうですね・・・どうしてもＤ大学でないとダメってわけでは。」
例えば、「ベンツがほしい」って人にね。
「ＢＭＷでもいい？」
「うーん、ＢＭＷでもいいかな。」
こういう代わりが利く場合ね。
その願いって、「目的」ではなくてね。
「手段」であることが多いの。
ほんとの目的はね。
「優雅で余裕のある生活を楽しむ」
そんな生活をしてるなら、「車はベンツ」かなって。
手段としての象徴なの。
だから、ＢＭＷでもＯＫ。
Ｍさんの場合は、「息子さんのＤ大学進学」ね。
これ、目的？
Ｍさん、ご自身は短大卒。
ほんとは、４年制の私立大学に行きたかった。
けど、家庭の事情で断念。
「短大に行かせてくれただけでも両親に感謝してます。」
だから、自分の息子にはね。
そんなこと気にしなくていい家庭にしたかった。
ご主人は、大手メーカー勤務だけどね。
Ｍさん自身も育休後にお仕事復帰。
マイホームも高級住宅地に奮発。
だから、必死に働いた。
共働きで息子さんには、寂しい思いをさせることもあるけどね。
それもあなたのためだからって。
あなたの幸せが私たちの幸せだって。
なのに、息子さんの不登校で、幸せのストーリーが破綻寸前。
Ｍさんの幸せを託された息子さんも大変だったろうね。
「息子さんのＤ大学進学が手段だとしたら、その先にあるホントの目的は何でしょうね？」
「・・・」
Ｍさん、答えられなかった。
ショックで言葉が出てこない。
静かに涙が出てきてね。
それからずっと泣いてた。
次第に声も大きくなってきてね。
嗚咽って、こういう状態だろうな。
すんごいエネルギーが溜まってた。
Ｍさん自身も苦しかったろうな。
自分自身にその「幸せのストーリー」を課し続けてきたからね。
Ｍさんも追い詰められてたんだね。
多分、息子さんも優しいからこそ、追い詰められた。
もう十分だ。
エネルギーの解放が終わってね。
泣き止んだＭさんがポツリ。
「・・・ただ、家族３人でニコニコ笑っていたい。」
そのシーンをイメージしてもらいます。
・・・うん、これは大丈夫。
みぞおちも軽いし、胸が広がってる。
みぞおち、ノド、鼻からアタマへ。
スーッと気が通るかんじ。
ちょっと鎖骨が締まってたのでね。
どぅる～んタッチで祝開通。
「こんな感覚、人生初です。」
よかった。
私も嬉しい。
さて、Ｍさん、どうします？
「息子に正直に全部話して謝ります。」
うん、目に力がある。
丹田も入って、覚悟が決まってる。
これなら、大丈夫。
「あの子の問題ではなく、私の問題でした。」
その言葉が出るなら、安心。
ホントの「目的」に向けて進まれることでしょう。
その目的にたどりつくには？
アタマは、手段を考える。
世間一般では？
常識では？
あの人と比べてみては？
いつの間にか、手段が目的にすり替わる。
けど、カラダに訊けばわかります。
ほんとの目的なら、「快」。
ズレてたら、「不快」。
これ、自分でもできるから。
「こうなりたいはずなのに。」
イメージしてもカラダが不快なら。
手段と目的がすり替わってるかも。
もし、どこかが詰まって重かったら。
私はツボにタッチして調整するけどね。
「気は意識（イメージ）に導かれる」
実は、イメージだけでも調整できるの。
イメージと連動させて、手を動かすとさらに効果的。
これなら、誰でもできます。
ツボや解剖学の知識も要りません。
で、目的に向かって迷いなく進んでる人ってね。
ちゃんと丹田が入ってるの。
丹田って、よく聞くでしょ。
でも、体感されたこと、あります？
セッションとか、セミナーで体感してもらうとね。
「ああ、これが丹田ですか。」
「ほんとだ、お腹に力が満ちてますね。」
「初めて体感しました。」
って人が多いの。
一度、丹田が入った感覚を覚えるとね。
丹田が抜けてる時に「あっ、いま、抜けてる」ってわかるの。
で、意識して入れることができます。
体感したことがないと、比較できないからわかりません。
体感しないとイメージできない。
イメージできないことは、できません。
ぜひ、一度、体感してほしいんです。
ということで、まみとのコラボセミナー初開催。
なぜか名古屋（笑）
どうしてもこの人に受けてほしいって人が名古屋に。
まみの告知記事は、こちら。
心地よい澄んだ気のめぐるヨガスタジオでお待ちしています。
『まみ＆まなぶんコラボセミナー ｉｎ 名古屋』
１．日時
平成３０年６月１７日（日） 第一部：１０～１３時、第二部：１４～１７時
※開場は開始１５分前
２．場所
Studio Verma Surya （スタジオヴァーマスーリヤ） 名城線黒川駅より南東へ徒步９分
３．参加費
第一部、第二部とも各１０,０００円 ※当日受付時にお支払いください
４．内容
（１）第一部 気になるコトの裏に潜む本音から願いを知る
①現状と目的の確認
②気になるコトの裏に潜む本音の読み解き方
③気になるコトの裏に潜む本音の読み解きワーク
④参加者全体でのシェア
（２）第二部 アタマとカラダの願いを一致させる
①現状と目的の確認
②アタマとカラダの願いを一致させる方法
③なりたい自分をイメージし身体感覚をチェック
④不快な身体感覚をリリースするワーク
⑤なりたい自分を再びイメージし身体感覚をチェック
⑥実現を加速させる丹田を体感する
⑦参加者全体でのシェア
５．お申込み方法
こちらの申込みフォームより送信ください
６．その他
・筆記用具、ノートをご持参ください。 ※こちらから資料はお渡ししません。
・今回のセミナーご参加特典として、まみとのコラボセッションを初回のみ割引価格で。
６０分３０，０００円→２０，０００円、９０分５０，０００円→３５，０００円。２０１８年末まで。
以上
あなたの願いは？
眉間にシワを寄せて念じる前に。
一度、カラダに訊いてみませんか？
では、今宵はこのあたりで。