自分を出すのがコワい私に。
「あら、初めてよ。このカード引いた人。」
先日の記事の続きです。
はやしひろこさんのホリスティックケアサロン『つむぎの森』。
「よかったら、アロマトリートメント受けてみる?」
えー、いいんですか?
はい、もちろん。
やった~。
女性限定なんだよね、こちらのサロン。
「用意するから、足湯につかって待っててね。」
はいはい、足湯、大好き。
「足湯の間にオラクルカードを引いてもらってるんだけど。」
そうなんですか。
引く引く、なんでも引きます(笑)
5種類あってね。
ピピッときたのが『日本の神様カード』。
「じゃあ、心を鎮めて1枚引いてね。」
エイッ
いちいち無駄に気合いが(笑)
引いたのがこれ。
スサノオノミコト
「うちでこのカードを引いた人、初めてよ。」
あら、そうなんだ。
300枚くらいあるけどね。
よく引かれるのは、大体10枚くらいに集約されるんだって。
女性限定のサロンだからね。
女子っぽいカードが多いのかな。
「このカードって、ほんとにハズレなく、いまのその人を投影するのよ。」
と、カードの解説本でスサノオをチェック。
「スサノオ・・・は、これね。」
どれどれ。
>テーマ:正直さ、二面性、スーパーヒーロー
おおっ、二面性かあ。
どちらかでなく、どちらもだ。
イイかんじ(笑)
スーパーヒーロー、うん、なりたい(笑)
正直さかあ、これ、心に響くな。
痛みを伴って。
さらに具体的な解説が。
<スサノオからあなたへのメッセージ>
>かぶっているヴェールをぬぎなさい。
>あなた自身の顔を出すのです。
>おだやかさと激しさ、その両方が自分であることを知りなさい。
>恐れることはない。
>大きな力のうちにあって、あなたの意識はさらに拡大し、自らのユニークな個性を表現していくことでしょう。
>あなたはあなたなのです。
なんですか、コレ。
めちゃ響くんですけど(笑)
やっぱり俺、「いい人」であろうとしている。
ヴェールをかぶってる。
っていうか、重ね着してる(笑)
本音を見せたら、残念な人になりそうだから。
その自覚があるから、響くんだな。
おっ、まだ続きがあるぞ。
>スサノオノミコトは謙虚さを必要としません。
>自分を飾らない彼は、あなたも自分を飾る必要がないことを教えてくれています。
>「私」を強く前面に出していいのです。
>まわりの反応を先取りして、心配する必要はありません。
あら、イタいわ。
特にココ。
>まわりの反応を先取りして、心配する必要ありません。
先取りして、なんぼだから、私(笑)
でないと、怖くてその場にいれない。
配慮して、先読みして、察知しないとね。
何気ないひと言で相手を傷つけてしまう。
過去に何度も自己嫌悪に。
ナイフみたいに尖っては、触るものみな傷つけてきたから。
ナイフは、しっかり鞘に収めておかないとね。
危ない、危ない。
そもそも、ナイフを隠し持っていることさえ、気づかれたくない。
そんな凶暴性はありません。
「いい人」ですから、私。
そのくせ、「わかってくれ」と内心連呼してるからタチが悪い。
そんな歪んだ思い込みが根深くある。
まさしく『ギザギザハート』でしょ(笑)
そこは、強さと優しさを兼ね備えた『ライオンハート』がいいよね。
けど、「『私』を前面に出す」って、どうするの?
よく目にする言葉だけどね。
具体的にどうすれば?
こういうのはね。
身体感覚に還元するしかないな。
ひろこさん、できてそうだな。
じゃあ、コピペさせてもらおう。
はい、施術が始まりました。
どんな意識でやっておられるんだろう。
コピペさせてもらおうと、意識を同調しようとするんだけどね。
無理なんだな、これが。
私ね、
意識を同調させること、結構、得意なの。
いわゆる「ノータッチどぅる~ん」ね。
自分の身体感覚としてコピペするの。
なのに、できなかったの。
考えられる理由は、2つ。
1.意識レベルが私より高い。
2.自我が消失している。
相手の意識に同調するからね。
自我がない人にはね。
同調する対象がみつからないので無理。
また、自分より意識の波長が高い人にはね。
合わせようがありません。
こんなの初めて。
これだけでもひろこさんがめちゃスゴい人だってことがわかる。
やっぱり弥勒菩薩さまだ(笑)
施術中のひろこさんはね。
「いるのにいない」
物理的に存在しているのにね。
自我意識をとらえることができない。
スゴいな。
施術後、そのことをお話しするとね。
「施術中、クライアントにそんなことキャッチされたらね。」
はい
「セラピストとしてプロじゃないでしょ。」
ドーン。
水戸黄門に印籠を出されたかんじ。
もうハハーッと土下座するしかありません。
ただ、場を共有させてもらってる時ってね。
理屈抜きで同じことができやすくなるの。
師となる人にエネルギーを引き上げてもらえるから。
いまはチャンスだ。
「ひろこさん、もう一度、タッチさせてもらっていいですか?」
ヨシ、やるぞ~。
相手を導こうとしない。
ただ、自分がそこにあるだけ。
「私」でありながら、干渉しないってことかな?
まあ、わからんなりにやってみよう。
相手を導こうとせずにと。
・・・あら、意識が内に向いて胸が苦しいぞ。
皮膚が固く締まって、肉体の境界線がクッキリ。
「個」として分離してる。
うーん、これは違うな。
何が違うんだろ?
・・・あっ、もしかして。
この時の俺って、気持ちを鎮めようとしてるんじゃないか。
これ、意図的に「自ずと起こる」ことを制限してないか?
施術とか、セッションの時ってね。
雑念、妄想、感情の波。
そんなのを「鎮めよう」としてる。
それって、当たり前だと思ってたけどね。
もしかして、違うかもしれない。
そうそう、スサノオのメッセージにあったよね。
>「私」を強く前面に出していいのです。
やってみよう、これ。
ひろこさんにタッチ。
けど、ひろこさんのことは意識しない。
自分の内面だけを観じる。
ほら、いつもどおり、胸のあたりがゾワゾワしてきたぞ。
いつもここで、この動きを封印してたけどね。
エーイ、そのまま、解き放ってやれ。
胸を開いてね。
そこから感情のエネルギーが肉体を超えて飛び出すかんじ。
カラダの1mくらい前をね。
放し飼いの地鶏を走り回らせるように。
あー、動いている、動いてる。
ジャングル黒べえのように走り回ってるじゃないか。
私が意図して動かしているのではなくてね。
他人ゴトのように「動いている」のを観てるだけ。
そうしているうちにね。
胸に温かい光の玉が広がってね。
アタマのてっぺんを突き抜けてカラダが持ち上げるかんじに。
で、自然とほっぺたのお肉が持ち上がってね。
ニヤニヤ笑ってるの、俺。
なんだ、これは。
ビジュアル的にかなりヤバいぞ。
けど、自分がめちゃ心地よい。
ひろこさんからね。
「ああ、もうさっきと全然違う。」
「あたたかくてやわらかいエネルギーになったよ。」
「ずっとそうしておいてほしいぐらい。」
おおっ、やったね。
なんだ、これでよかったのか。
あら、タッチを終えたのに。
俺の胸が開いたままだぞ。
ああ、普段の俺って、胸閉じてたんだ。
閉ざしてる自覚はなかったけど。
いまの身体感覚と比べて初めてわかった。
本来、これが初期設定なんだな。
そういや経絡ストレッチセミナーでね。
時々、急に笑い出す人がいたなあ。
ずっと笑ってるの。
これだったんだな。
初体験。
だって、胸閉じてましたから、私(笑)
胸といっても広いでしょ。
具体的には、胸のど真ん中、「膻中(だんちゅう)」というツボあたり。
こちらのページなどご参考に。
ここは、抑圧された感情エネルギーのたまり場。
湧き上がったけど、表現せずにグッとこらえたエネルギー。
胸にたまって気が停滞。
邪気となって、経絡の気の流れを滞らせます。
胸が詰まる、胸が痛む、胸が張り裂けそうだ。
先人も胸には感情が集まるって。
感情を抑えてる人はね。
この「膻中」を押すと痛いの。
ズンと重鈍く響きます。
なるほど、気を遣って素直な感情を抑えるとね。
胸に抑圧された気が詰まるんだ。
気を「遣う」と胸が「詰まる」。
ってことで、意図的に胸を開かなくてもね。
感情を解放すると、自ずと胸が開く。
うん、これだな。
最近のテーマが「自ずと」ですから。
相手を導こうとせず、自分を観る。
湧き上がる感情を制限せず、そのままリリース。
その身体感覚を味わって増幅。
これで相手とつながるとイイかんじ。
いやあ、この気づきは大きいな。
タッチが大きく変わりそうだ。
スサノオ、ありがとう(笑)
それにしても、スゴい流れだな。
求めれば、すべて必要なネタが与えられ、つながるなんて。
早速、このかんじで施術してみたいな。
忘れないうちにね。
って思ってたら、嬉しいオファーが。
続きは、次回の記事で。
ひろこさん、ありがとうございます。
胸が開くと、自ずとアルカイックスマイルが生まれるのですね。
身をもって味わえました。
おかげさまで、レヴォリューションしちゃいました。
では、今宵はこのあたりで。