【6回連続講座】どぅる~んセミナー IN 大阪 | まなブログ

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脈の変化でカラダの声を聴く『脈ナビ』による施術、セミナーをご案内しています。
大阪府堺市で鍼灸院を開業しています。
日々の気づきをつづります。

お箸の国の人だから。




Sさんは、30代のOL。

当日、急遽のご来院。


「手が握り締まったまま戻らないんです。」


グーになったままのSさんの手。

パーに開こうとすると激痛が。


グーのままでも痺れて痛い。



5年ほど前から、そんな症状が。

今朝、出勤すると、特にひどくてね。


「昼から早退して病院に。」



レントゲンを撮っても異常なし。

リウマチの兆候もなし。

痛み止めをもらってご帰宅。



「なかでも薬指と小指が痛くて。」



経絡に少しでも知識があればね。

心経、心包経の変動であることがわかります。


五行で云えば、「火」。

自然界では夏に旺盛な「ぱあーっ」と開くエネルギー。

人体では、「心(しん)」が旺盛。



では、問題。

「ぱあーっ」のエネルギーが旺盛な心。

この経絡が滞ると云うことは?


1.「ぱあーっ」とし過ぎた

2.「ぱあーっ」とできなかった


さて、どっち?


「まなブログ」をご愛読のあなた。

もうおわかりですね。


正解は、こちら。



どちらでも滞る



ひっかかりませんでしたか?


東洋のOS。

その基本コンセプトは、


「どちらでもあり、どちらでもない」


でしたね。


使い過ぎても、全く使わなくても。

バランスを乱します。

「中庸=良い加減」が調和のポイント。



Sさんはね。

5分も一緒にいればわかります。

ほとんど「ぱあーっ」とされない方。


じゃあ、鬱積したストレスをね。

「ぱあーっ」と発散できてないのか?



まずは、カラダに訊いてみないとね。

脈を観ながら、ツボを取ります。


「あっ、腎だ。」


腎経の照海(しょうかい)というツボ。

ここに触れると脈が穏やかに。



腎は五行の「水」。

自然界では冬に旺盛な「ぎゅ~っ」のエネルギー。


なるほどなあ。

「ぱあーっ」じゃなくて、「ぎゅ~っ」が先だ。



どういうことかって?



「ぱあーっ」の「火」。

「ぎゅ~っ」の「水」。


五行の相剋関係。

「水剋火」


水はバランスを取ります。

火が過剰にならないようにね。


けど、握り締めた手が戻らないほどにね。

Sさんは、ぎゅ~っとし過ぎ。


「そう云えば、5年くらい前から職場が異動になりました。」



で、残業続きで過酷な労働環境らしい。

人間関係でたまるストレスもかなりきてる。


けど、Sさんは顔に出ない。

平気そうに見える。

五行で云う「水」と「土」が旺盛な方。



ヒトの生命活動において「ぎゅ~っ」とすること。

物理(肉体)、生理、心理のすべてを含めて。


それを漢字ひと文字で「腎」と。

象徴づけているのです。

「腎=腎臓」ではありません。


それは、西洋の見える世界の話。

東洋は「見える+見えない」がセットの世界。



例えば、「我慢する」。

これって、「ぎゅ~っ」ですよね(笑)


「水」のSさんは、「ぎゅ~っ」が得意。

我慢できる閾値(いきち)が高いんです。


つらいことがあってもね。

我慢することで済ませてしまう。


人間関係に波風を立てるよりね。

自分が我慢して済むのなら。

そちらを選ぶわけです。



結果として、「ぎゅ~っ」とし過ぎ。

「水」の「腎」がパワーダウン。


「水」の出力が下がるとね。

「火」を制御しきれなくなる。



車でいえばね。

ラジエター(冷却装置)の水が少ない状態。


エンジンを冷やしきれずにね。

オーバーヒートの原因に。


相対的に「火」が過剰になってね。

心経、心包経に反応が出る。

小指、薬指が痺れて痛くなると。



脈を観てもね。

出力30%くらいのヘロヘロ。


でも、緊張の張りつめた固さが。

弱ってるのに休めない。

気持ちだけでもってる危うい状態。



腎経の照海にどぅる~んタッチ。

なかなか気が流れにくい。

2分くらいかかりました。


「手が半分くらい開きました。」


痛みも半減。

やっぱり腎だ。


ストレスの反応が出るココロ系の五行のツボ。

どぅる~んタッチで気を流していきます。



特に、胸の膻中(だんちゅう)の詰まりがきつい。


ここは、抑圧された感情のたまり場。

詰まると、全身の経絡が渋滞。


祝開通させてからね。

もう一度、腎経の照海。

うん、今度は気が流れる。


「あっ、手をパーに広げられます。」

「痛くありません。」

「痺れも消えました。」


脈も出力60%にアップ。

緊張の固さもほぐれました。



けど、これね。

「治った」わけではありません。

気を補って流れただけ。


また、我慢を繰り返せばね。

同じように詰まります。


ホントの意味ではね。

ご本人にしか治せないんです。


ただ、そのお手伝いはできます。

カラダの声を通訳するという。



だって、Sさんもね。

腕に湿布を貼ってたから。


「手が痛いのだから、手が原因かと。」


フツー、そう思うよね(笑)

西洋のOSでは、それで正解。


東洋のOSだと、答えは変わります。

見える手の症状にはね。

見えない原因がセットに。


正解は、ひとつではありません。

常に相対的に変化し続けます。

そもそも正解などないのです。



で、今回、私が施術でやったことね。

誰でもできるんです。

鍼灸師だけど、鍼使ってないし。


今回、それをまとめてご案内。

陰陽五行、どぅる~んタッチ、脈ナビ。


これまでセミナーでね。

一日でやってました。


受講された方はおわかりですね。

詰め込み過ぎなんです、私(笑)


どうしても、質をあげようとしてね。

あれも、これもと。


今回は、それを各二日間で。

しっかり腑に落としてもらいます。



最後にもう一度確認させてもらいますね。

連続講座の目的を。


東洋哲学、医学の知識。

タッチの手技。

脈の取り方。


これらは「目的」ではありません。

「手段」です。



アタマのOSを東洋に入れ替える。



これが目的。


西洋のOSをアンインストールするんじゃないですよ。

時と場合に応じて使い分ける。

デュアルブートって云います。



「どちらかでなく、どちらも」


タッチも脈もね。

アプリなんです。


見た目だけ真似てもね。

アタマのOSが西洋のままではね。

正常に動作しないんです。


というか、西洋的に動作します(笑)



私たちはね。

「和を以って貴しと為す」国に生まれました。

せっかくそんな設定で舞台にあがったのだからね。


東洋のOSを体験しないままね。

舞台を降りるなんて。

もったいないと思いません?



人に優しいんですよ。

東洋のOSは。

自分にも、他人にも。


競わないから。

比べないから。

すべてを受け容れるから。


OSが変わるからね。

アプリの動作環境。

すべてが変わります。



それを体感してほしいんです。

その意識の在り方がね。


「どぅる~ん」



全6回でお伝えします。


もちろん、良い加減に(笑)



では、セミナーのご案内です。



< 6回連続講座 どぅる~んセミナー IN 大阪 >


1.日時


第1回:平成26年9月21日(日)10~17時  陰陽五行講座 1

第2回:平成26年10月26日(日)10~17時 陰陽五行講座 2

第3回:平成26年11月9日(日)10~17時 どぅる~んタッチ 1

第4回:平成26年11月30日(日)10~17時 どぅる~んタッチ 2

第5回:平成27年1月11日(日)10~17時 脈ナビ 1

第6回:平成27年2月8日(日)10~17時 脈ナビ 2


※すべて昼休憩1時間含む



2.場所


マクロビオティックカフェ『MerryMomo


大阪市淀川区西中島6-8-8 花原第8ビル1階

TEL:06-6300-7972



3.定員


12名



4.受講費


全6回 計129,600円 ※月払い可(各回21,600円)



5.内容


< 陰陽五行 1 >


1.この世はどうやってできたのか?

  →なぜ、日本人は『八百万の神』なのか?


2.易に学ぶこの世の法則

 →なぜ、かわいい子には旅をさせるのか?


3.陰陽を学ぶと使える5つの法則


(1)第1・3法則 一極に偏るほど水面下で対極も大きくなる

 →なぜ、高所恐怖症の人は足がすくむのに下を見るのか?


(2)第2法則 この世はフラクタル

 →なぜ、回覧板を手渡しすると領土問題が解決するのか?


(3)第3法則 相対的であるものは相補的でもある

 →なぜ、銭形警部はいつまでも元気なのか?


(4)第4・5法則 陽極まれば陰となる

 →なぜ、高田純次は鬱にならないのか?


4.陰陽のなかに陰陽あり

 →なぜ、燃え盛る炎にも陰があるのか?


5.陰陽から五行へ

  →なぜ、陰(金、水)と陽(木、火)に土が加わったのか?


6.土が持つ裏の顔

 →なぜ、季節の変わり目に「ご自愛ください」なのか?


7.土は旺じない

 →なぜ、「木火金水土」ではなく、「木火土金水」なのか?


8.象が形をつくる

 →なぜ、東洋哲学には「象」が頻繁に登場するのか?


以上



< 陰陽五行 2 >


1.木は「むくむく」

 →なぜ、人前で話した後にオレンジジュースが美味しいのか?


2.火は「ぱあーっ」

 →なぜ、沖縄県民は貯金しないのか?


3.土は「どぅる~ん」

 →なぜ、日本の女性はシェイプアップできないのか?


4.金は「きゅっ」

 →なぜ、欧米は弁護士の数が多いのか?


5.水は「ぎゅ~っ」

 →なぜ、草食系男子が増えたのか?


6.五行で使える相生相剋

 →なぜ、青春ドラマの不良たちは野球やラグビーにハマるのか?


7.磯野家に学ぶあなた自身の五行属性

  →なぜ、サザエはワカメの云うことだけは素直に聴くのか?


8.どちらでもあり、どちらでもない東洋の観方

 →なぜ、良い加減のほうが人生を楽しみやすいのか?


以上



< どぅる~んタッチ 1 >


1.アタマのOSを東洋に入れ替える

  ・白黒つけない、曖昧な意識

  ・どちらでもあり、どちらでもない

  ・集中と拡散を同時にする

  ・呼気と吸気の境界を曖昧にする

  ・目は閉じず、見つめず、半眼


2.どぅる~んタッチの基本

 ・自我を希薄にする →軟酥(なんそ)の法

 ・丹田だけは軽く意識する

 ・丹田以外は意識を広げる

 ・導きたいラインを曖昧にイメージする

 ・手に意識を向けない

 ・手元を見ない

 ・押さない

 ・相手の変化を待つ

 ・できるだけ密着する面積を増やす

 ・骨盤を立てる

 ・支配的なタッチをしない(握らない、指をかけない)


3.経絡ストレッチで意識をリリース

 ・任脉のポーズ

 ・督脉のポーズ

 ・屍のポーズ


4.どぅる~んタッチの経絡への実践

 ・経絡の走向に拇指の向きを合わせる

 ・補の手と瀉の手

 ・絞り込み、軽く牽引する

 ・圧は丹田でかける

 ・経絡を意識する前に経絡を観じる


5.ストレスを和らげる五行のツボ Part.1


(1)自律神経を調える

 ・反応点 労宮(心包経)

 ・施術点 内関(心包経)


(2)心労を和らげる

 ・反応点 少海(心経)

 ・施術点 極泉(心経)、心兪(膀胱経)、膏肓(膀胱経)


以上



< どぅる~んタッチ 2 >


1.経絡ストレッチで意識をリリース


2.どぅる~んタッチの復習


3.ストレスを和らげる五行のツボ Part.2


(1)イライラを抑える

  ・反応点 淵液(胆経)

  ・施術点 外関(三焦経)、足臨泣(胆経)


(2)ため息をつく気分を発散する

 ・反応点 尺沢(肺経)

 ・施術点 列缺(肺経)、少商(肺経)


(3)我慢によるコリをほぐす

 ・反応点 缺盆(胃経)

 ・施術点 頭維(胃経)、陥谷(胃経)


(4)抑圧された感情を解放する

 ・反応点 膻中(任脈)

 ・施術点 神道(督脉)、玉枕(膀胱経)、兪府(腎経)、照海(腎経)


以上



< 脈ナビ 1 >


1.脈をとってみよう

 ・東洋は回り込む

 ・脈拍以外に何を感じるのか

 ・弱い脈を強くする裏技

 ・ホームポジションをつかむ

 ・指のどこをあてるか

 ・手首にも山あり谷あり

 ・肩、肘、手首、指は固定する

 ・指ではなく、丹田で圧をかける

 ・弾力を感じる圧加減

 ・相手の脈はオペラグラスで観る

 ・アナログとデジタル


2.脈で体調をチェックしてみよう

 ・左右の脈の差を観じる

 ・虚実の差を平にする


3.脈の変化を知る

 ・強い⇔弱い

 ・速い⇔遅い

 ・締まる⇔緩む

 ・長い⇔短い


4.脈の個人差を知る

 ・参加者全員の脈を講師がチェック。

 ・各自の脈の打ち方の特徴をコメントし、一覧表に。

 ・それぞれのコメントが誰の脈の打ち方を示しているのか?

 ・参加者どうしで脈を観合い確認。


5.脈はどのような要素で変化するのか

 ・季節による脈の変化

 ・感情による脈の変化

 ・イメージによる脈の変化


6.脈を観る時の注意点

 ・「考える」前に「感じる」

 ・理想は一拍、遅くとも三拍以内に観る

 ・姿勢と時間帯、活動による影響


7.見えない世界を脈で観る

 ・天然塩と食卓塩を脈で観じる

 ・プロとアマのオーケストラの演奏を脈で観じる

 ・好きなモノと苦手なモノを紙に書いて脈で観じる


以上



< 脈ナビ 2 >


1.脈が穏やかになる対象を選ぶ

 ・アロマの精油を選ぶ

 ・調味料を選ぶ

 ・食材を選ぶ

 ・アクセサリーを選ぶ


2.意識の変化が相手の脈をどう変化させるか

 ・3人1組のトリオワーク

 ・①目をつぶって仰向けに寝る

 ・②寝ている人の脈を観る

 ・③寝ている人の近くに座って意識を変化させる

 ・①~③の役割をローテーション

 ・意識の変化が脈をどのように変化させたかをグループ内でシェア


3.イメージの変化を脈で観る

 ・相手がイメージしたモノとの相性を脈の変化で観る

 ・相手がイメージしたヒトとの相性を脈の変化で観る

 ・相手がイメージしたコト(将来の選択肢)との相性を脈の変化で観る


4.手当てに脈を活かす

 ・脈が穏やかになるツボを取る

 ・マッサージする方向、圧、意識 ・手当ての時間と刺激量


5.手当てを実践する

 ・施術前と施術後の脈の変化で施術効果をチェック


以上



6.申込方法


(1)お名前 (2)ふりがな (3)ご住所 (4)連絡先電話番号(携帯電話) (5)連絡先アドレス (6)生年月日 (7)お支払い方法 ①店頭での現金払い ②銀行振込


上記の項目を以下のいずれかの手段にて『MerryMomo』へお申し込みください。


(1)メール: imakoko.merrymomo@gmail.com

(2)facebookメッセージ: https://www.facebook.com/imakokokitchen.merrymomo

(3)TEL: 06-6300-7972 

(4)店頭 担当:福西



以上



あら、もうこんな時間。

明日は経絡ストレッチセミナーなのに。


何時間寝れるかな?

全然眠くないんだけど(笑)


まあ、こういう時もあるでしょう。

早く寝ることの価値をね。

より深く味わえるから(笑)




では、今宵はこのあたりで。