アイスからホットへ | まなブログ

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脈の変化でカラダの声を聴く『脈ナビ』による施術、セミナーをご案内しています。
大阪府堺市で鍼灸院を開業しています。
日々の気づきをつづります。

そろそろ温かいのが美味しい季節ですね。



行ってまいりました。


NTT同期会です。


退職して11年ぶりの再会です。




平成7年度入社。

関西の同期約20名が集まりました。


入社時、関西圏採用が約420名。

全国で約2,800名。


研修や職場が同じでないかぎりね。

言葉を交わしたことがない人も多数。


4割くらいがすでに退職。

IT系で活躍する者もあり。

議員さんになっている者もあり。

消息不明も多数。


みんな、40代だからね。

エエおっさんになってました(笑)


課長や部長になっているんだけどね。

若かりし頃の思い出があるからね。


「へえ~、○○が管理職かあ。」


不思議な感じです。


でも、顔に責任感がにじみ出てたなあ。

さすがにね(笑)



「で、谷田は何やってるの?」


「脈で(中略)なこと、やってるねん。」


「怪しぃ~(笑)」


「やろ?(笑)」



で、いつもの相性チェック。


「その人のことをイメージして。」


ほお~、脈が下から突き上げる。


「その人を目の前にすると、緊張するんとちゃう?」


「そう、いまの上司(笑)」



「じゃあ、次、どうぞ。」


んん?


これは、脈が大蛇のように波打つなあ。


とらえどころがないっていうか。

定まらないっていうか。


「とらえどころがない人ってかんじかな。」


「え?」


「何を考えてるか読みにくい人だから、一緒にいても落ち着かないっていうか。」


「うわ、あたってる。もうひとつ上の上司(笑)」


「居心地悪いっていう脈してるで(笑)」



あくまで我流ですからね。

こんな脈の打ち方なら、こういう答えだ。

っていうのがないんです。


私が感じたままに答えてるだけ。

ほんとテキトー。


その他、異動の時期とかチェックしたりね。

ほんとに怪しい占い師(笑)




「そう云えば、若い頃はめちゃくちゃやってたよなあ。」


よしふみくんは、新入社員時代の親友。


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「クッキングパパ」「両津勘吉」「クロマニヨン」などのニックネーム。

そのまんまでしょ?(笑)


ヨットレースの元日本代表。

熱くて濃過ぎる漢(おとこ)です。



新入社員当時。

岸和田寮でのエピソード。


同期の虚弱なKくん。

いつもひとこと多いKくん。


よしふみくんが寮のお風呂場でね。

Kくんに実践した過激な愛情表現とは?


技1.『松方弘樹』 → カジキを釣り上げたかのように、入浴中のKくんの足首をつかんで片手で持ちあげる。


技2.『血行促進』 → シャンプーをしているKくんの頭に、2本のシャワーで熱湯と冷水を交互にかける。


技3.『ジャイアントスイング』 → Kくんの両足を脇に抱え込み、ハンマー投げのように回転をして浴槽に放り投げる。



すべてよしふみくんの得意技。


そんな彼もいまや営業課長。



「無茶苦茶やってたよなあ。」


「そういう谷田も。」


「えっ、俺?」



兵庫県の加古川支店が初任地の私。

同期のTくんとともに単身寮に入ってました。


彼とは、職場でも席が隣。

四六時中、一緒にいるとね。

お互いストレスがたまるもんです。



で、何に腹が立ったかは忘れたんですけどね。

報復してやりたくなってね。


セキュリティ意識が皆無の彼。

24時間、部屋に鍵はかかってません。


で、彼がお風呂に入っているうちに不法侵入。


衣装ケースのトランクスをね。

すべて冷凍庫に保管し直してあげました。


もちろん、濡らしておくことも忘れてません。



翌朝。


「霜降り」バリバリのトランクスを前にね。



「会社に履いていくパンツがないやないかっ!」


「アイスタッチや。新素材やと思って、はいていけ。」



私の得意技『アイスタッチ』。


さすがにマジギレしてましたね(笑)

そういう彼も2児の父です。



よしふみくんは、力技。

私は、狡猾&陰湿なイジメ技。


人間性が如実に現れてますね(笑)



あっという間の4時間。


最後にパチリ。


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いい「気」が出てるでしょ?


同期って、いいですよね~。

退職組も分け隔てなく、声をかけてくれるからね。


組織人として活躍している彼ら。

ベンチャーを立ち上げた同志。


良い刺激をもらいました。

ありがとう。


また、みんなで集まろうね。



で、クロマニヨンなよしふみくんはね。

実は、家が近所でした。


「うちの治療院に寄って行けへん?」


彼ね。

フェイスブックで「友達」になってからね。

ずっと私のブログを読んでくれてるんですよ。


フツーに考えたら、180度違う職業でしょ?

で、怪しいことも書いてるしね。



他の同期の中にはね。


「NTT時代の同期」


として接してくれる人が多いんだけどね。



彼はね。


「谷田学」


として接してくれてるんです。



「昔と違うことしてるけど、やっぱり谷田やな。」



この嬉しさ、わかります?


人は属性や肩書きでなくね。

それらをすべて外したひとりの人間としてね。

接してもらえることがほんとに嬉しいんですよね。


自分の存在が受け容れられたかんじ。

まあ、それに頼り過ぎてもって気はしますけどね。

この「つながった感」は嬉しいですよね。



だから、彼にね。

施術を受けてほしかったんですよ。


「私」の変遷をね。


手技に込めて。



さすが管理職。

相当、溜まってましたね。


やはり部下の前ではね。

それを表に出さないからね。

一層、溜まるんでしょうね。



「これがブログで書いてたソフトタッチやな。」



そうそう、ツボに親指の腹をフィット。

経絡の向きに沿ってね。

皮膚の遊びを取ります。



「よおわからんけど、あったかいなあ。」


「そうか?」


「得意技がアイスタッチからホットタッチへ変わったな。」



ウマイじゃないか、よしふみくん(笑)



その日の彼には。

脾経の「公孫(こうそん)」というツボを選択。


ところが、なかなか気が流れないんですよ。


ソフトタッチをするようになってからね。

経絡に気が流れるとね。

それが感じられるようになってきました。

なんとなくね(笑)


親指を通じて、私のカラダ全体にね。

軽くクリアな体感が得られます。

まさに「通った」ってかんじ。


まずは、ストレス反応があらわれやすいツボをチェック。

その流れを調えてからね。

再度、公孫を。


「おおっ、ちょっとずつ流れ出したぞ。」


私の場合。

流れ出すとね。

さらに、指の圧を抜くんです。



もともとソフトタッチだからね。

ほとんど圧はかかってないんですよ。

まあ、フィットしてるって感じるくらい。


でも、気が流れ出したらね。

そこから、さらに圧を抜くんです。



フィットしてるからね。

指腹が皮膚に密着しているでしょ。


そこから、ジワーッと指を浮かしていくかんじ。

あくまでゆっくりとね。



目で見た感じでもありません。

力の加減を調節しているわけでもありません。

ただ、指腹の感覚に意識を向けているだけ。


もう皮膚が触れてるか、触れてないか。

辛うじて産毛だけでも触れてそうな臨界点。


それぐらいがね。

一番気が流れるんですよ。



不思議でしょ?


「圧」ってね。


やっぱり「プレッシャー」なんでしょうね。


それをかけない状態で融合すること。



「肉体」ではなく。


「エネルギー」でね。


つまり、「気」でね。



つながったかんじ。


融け合ったかんじ。



するとね。

私自身も楽になるんですよ。



カラダだけでなくね。

心もクリアになります。



ポイントは意識です。


決して、気合いを込めてはダメ。


意識を一点に集中するとね。

確かに指先には「気」が集まるんです。

エネルギーの凝縮ですね。


でも、流れない。


固まるんです。



気が流れにくい人ってね。

もともと固まっているんですよ。

意識が執着しているから。


そこにエネルギーを凝縮させてはダメでしょ?


指先を通じて、意識をシンクロしてね。

施術者であるあなたが意識を広げるんです。



こういう意識のあり方なら。

楽ですよね。

心地よいですよね。


そういう状態に自分がなる。


すると、相手もシンクロするんです。



それは凝縮じゃないんです。


相手と自分の「自我」の境界線が希薄になります。


凝縮が極まって、拡散に転じるように。



だから、ホットといってもね。


「熱く」ないんです。


穏やかに「温かい」かんじ。



こんなのね。

誰でもできるんです。


セラピストでなくてもね。

オススメします。



手技を習得することが目的ではありません。


そういう意識の「あり方」。


そこを体感してほしいんです。



私もイライラしたり、へこんだりするとね。


「あっ、そうそう、『空(くう)』の意識。」


ちょっとは楽になりますよ。



別に、他の「道」でも同じことはできると思います。

多分、共通しているだろうなと。



「ゾーン」に入ったアスリートってね。

意外に広角視野だっていうでしょ?

視野だけじゃなくて、五感、いえ、六感も広角かな。


周囲と融け合っているから。



結局、「自分」のエネルギーを注いでいるうちはね。

それ以上の力は発揮できない。

努力の先にあるもの。


「ゆだねる」


これって、生き方そのものですよね。



ゆだねられない分だけね。


固まるんでしょうね(笑)




ホットが美味しくなるこの季節。


秋の夜長に身をゆだね。


澄んだ心で意識もゆだねてみませんか?





では、今宵はこのあたりで。