最初にいきなりバランスをすることはまずありません。
例えばプリエを一通り4ポジションやって、最後にバランスをすることがほとんどです。
バランスとはリセットです。体がちゃんと白紙の状態にあるか、バランスをとって確かめるのです(軸の確認)。
さまざまな動き(プリエのようなゆったりとした動きから、ジュッテやフラッペのような速い動きまで)をした後、果たして体がちゃんと真っ直ぐになっているか(もしなっていないようなら、本番で次の動きに素早くうつれません)、それをバランスをとって確かめているのです。
バレエピアニストは、その意味をよく知って、それにふさわしいバランスの音楽を弾かなければなりません。