新型ボディならではのカスタム手法
すでにいくつかのメディアで報道されているが、たとえばガチガチのエアロでボディ周りを固めてしまうと、新型の流麗なるボディラインの抑揚が消えていま し、まるでフォードトーラスのように見えてしまうし、ボディのタテヨコ比率とホイールベースの関係上からか、リアに大きなGTウイングを付けてしまうと、 これまたボディの間延び感がでてきてしまい、フロント&リアの前後バランスがおかしくなり、一瞬にしてダサくなって見えてしまう。
まったくの私見だが、新型マスタングこそ流麗なるクーペだからこそのいじり方あるはずだし、派手な突起物は使わずに、ボディの抑揚を一段と大きく見せるフェンダー×ワイドボディこそがマッチしているはずである。
そんな意識で新型を見ていると、昨年のセマショーに出展された新型ベースのカスタムカーの中に異色の1台を発見した。イエロー×ブラックボディのV8マスタングGTである。
ショーカー出展という制約上、どうしても派手になるのは仕方ない。だが、個人的には上野動物園にパンダを見に行く感覚しか持てなく、どうにもショーカー という存在には興味が持てない。だからこそ、このイエローマスタングを見たときは、意外にもカッコイイとハッとさせられたのだ。