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下町Oyajyの独り言

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2018.8.16
嗚呼 尾瀬至仏山は遠かった
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 午前6時30分 お世話になった原の小屋を出発
残念ながら燧ヶ岳のてっぺんはみえなかったけれど
出発時には青空も見え始めた尾瀬ヶ原を至仏めがけて歩き出した。

 予定では燧ケ岳のふもとから一直線に対面にある至仏山を目指して
約1時間半後に山の鼻に到着。
さらにそこから至仏山頂を目指そうという計画である。
はるか向こうにはぽっかりと浮かぶ至仏が
緩やかな稜線を広げて我々の到着を待っていてくれるようだ。

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午前7時 竜宮小屋着 通過
湿原を吹き渡る風が気持ちいけれど、ちょっとその強さが気にかかる。
上空の雲の動きも速い。

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歩きながら、いろいろな発見があるのも尾瀬の楽しさだ。
様々な高原植物に出会えるのも楽しいが、生き物たちにも突然出会えるのが楽しい。

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木道を歩いていてふと下を見下ろすと
小さな魚たちが群れを成して泳いでいる
へぇ~、魚がいる・・・あとで調べてみると「アブラハヤ」という種類だそうだ
そしてまた

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親ガモが小ガモ6羽を引き連れて
沼を渡っていきました・・・

午前8時 山の鼻到着 
いよいよ至仏山の入り口に到着。約1時間半で尾瀬ヶ原を横断したことになる。
これから3時間ほぼ直登のコースをとりあえずゆっくり目に上ろうという計画だ。
山頂到着予定時刻がだいたい11時、お昼がほしいと至仏山荘の食堂でおにぎりを二つ作ってもらう。
ちゃんと食堂のお姉さんが自らの手で握ってくれたお握りであることに感動。
中身はおかかとツナマヨ。コンビニのヤツよりちょっと大きめなのがうれしい。
1個250円。
 
午前8時30分。トイレも済ませ準備万端整えて、いざ至仏山へ。
登山口で入山カードに記入し出発。・・・と思っていたらポツポツと雨が落ちてきた。
嫌な予感を感じつつも、至仏ピンバッジも買ってしまった手前、
ここで諦めるわけにはいかんと己を鼓舞して登山道に入る。

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 山自体は優しい山容をしているのに、登山道は非常に荒れている。
尾瀬木道の歩きやすい優しさに一日触れた後だったので、
荒れようにはちょっと気持ちが引いてしまう。
おまけに昨夜からの雨で木道は滑り放題、
途中から石や岩のゴツゴツな道の上から湧き水やら雨水やらが流れ落ちてきて、
さながら谷川を歩いているようなほどの悪路である。
そのうち案の定雨が降ってきて、そのまま行く手もあったのかもしれないけれど、
この後雨の中を3時間も4時間も歩くことは、軟弱ラグジュアリー登山隊には考えられないニヤリ

 というようなわけで、開始30分にして登山を断念。
勇気ある撤退、て言うほどカッコいいもんじゃないけれど、
再び今度は滑りまくり水が流れ落ちる中を40分かけて、
午前9時50分、山の鼻へ下山完了。
無料休憩所にてお姉さんに握ってもらったおにぎりでエネルギー補給する。

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結果的に、この日は東日本全体的に悪天候に見舞われたところが多く
無理をしなくて良かったのかな。・・・と自己弁護

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 帰る道々、野の花の中、鳩待まで歩きながら考えてみた。 
 とかく人生はままならない。
山小屋宿泊を断念した一年後、憧れの山小屋泊の夢がかなえられ、
ついでに至仏山登山をと欲張った結果が、登山断念。
また来年への持ち越しとなった。でも、これでいいのかもしれない。
一気にすべてがかなえられてしまうより、少しずつ楽しめればいいのかもしれない。
それほど尾瀬というところは、人にやさしく、人に厳しい、懐の深い遥かなところだと思った。