上野の森美術館でゴッホ展が始まりましたので早速行って来ました。
(2019年10月11日~2020年1月13日)
ゴッホの画家としての人生は10年ほど。
(1880年8月~1890年7月)
本展では時系列に沿って作品が展示されているので、順を追って作風の変遷が見て取れます。
忘備録を兼ねて印象に残った作品を並べてみると、ゴッホは分かりやすい。
本展ではゴッホの人生についてはあまり紹介されていませんが、
繰り返し挫折や失望を味わったゴッホ。
簡単に言うと、残念な人なのです。
何度も職業を変え、辿り着いたのが画家。
ミレーのような農民画家を目指します。
初期の作品は暗く、彼の人生や性格を物語っているかのようです。
かつて伝道師だったゴッホは、
農民や労働者の生きる様に宗教的な意味合いを込めた作品が多く、
灰色・茶色で覆われて、どことなく暗い影を落としています。
▼初期の代表作「じゃがいもを食べる人々」の習作の1枚。
Vincent van Gogh
≪ジャガイモを食べる人々
/The Potato Eaters≫
31.3cm×37.0 cm April-May 1885
ink on paper
(C)Kunstmuseum Den Haag
ゴッホはこの題材の作品を何枚も残しています。
そして仕上がった1枚はこちら。
※本展来会には展示されていません。
暗いですよね…。
作風が変わっていくのはパリに出てきてから。
1886年2月、弟テオを頼ってオランダからパリに来ます。
とは言え、パリに移って当初はまだまだオランダ時代の色調が抜けません。
パリで浮世絵に出会ったゴッホは、ジャポニズムに影響を受けます。
この静物画は花の生け方といい縦横比といい、日本の影響が感じ取れます。
Vincent van Gogh
≪花瓶の花/Vase of Flowers≫
70.3 cm×34.2 cm Summer 1886
oil on canvas (C)Kunstmuseum Den Haag
この先、ゴッホの作品に色彩が生まれていきます。
つづく




