台中国家歌劇院 | Arte, arquitectura y espacio-tiempo conectados a España.

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美術、建築、空間が好きです。それらに触れられる時間が愛しい。そして何故か、私の感性はスペインに繋がる。

 日生劇場を訪れて思い出したのが、

ガウディともう1つ、台中国家歌劇院

 

伊東豊雄氏が設計しました。

日本では台中オペラシティとも呼ばれています。

 

今年の春に訪れました。

とてもとても素敵な空間でした。

 

 

曲面壁を組み合わせて構成されているので、普通の垂直に立つ壁がなく、空間が分断されない。

 

 

緩やかに仕切られ、繋がり、どこまでも連続している。

 

天井高さの様々で(どこからを天井と言えばいいのかわかりませんが・・・。)

全身で空間を味わうことができます。

 

 

 

 

外部の噴水から水流を引き込んで、建物中を川が流れています。

 

大・中・小の3つのホールとカフェ、雑貨屋さん等が入っています。

 

こちらはカフェ。

 

 

 

 

奥にショップが見えます。

 

 

 

 

上を見上げたり下に目を移したり、進むたびに光景が変わる。

グルグルと散策できるので、まるで森の中を歩いているような感覚になりました。
同行者は胎内にいるような感覚、と言っていました。
 

 

 

 

2階以上も見学できます。

利用しませんでしたが、有料で建物のオーディオガイドがあります。

 

劇場フロアのロビー。

天井が高く、洞窟にいるような。

 

壁沿いにあるスタンドテーブルのせいか、このエリアはラクジュアリーな雰囲気。

公演時間でもないのに案外と来場者が多かったです。

近所の人たちなのか、ここに慣れ親しんでいる様子。

 

上層フロアにもショップやレストランがあります。

 

 

 

避難出口やトイレへの開口もユニーク。

 

 

 

 

もう1つの劇場のロビー。

こちらは華やかな壁画が描かれて明るい雰囲気。

 

天井が高い!

 

 

どの場所もステキ。

 

 

 

 

週末だったから近所の子連れファミリーが沢山訪れていました。

晴れていたらカフェに面した公園でも遊べるし、何時間でも過ごせそうな場所です。

地域に溶け込んだ素晴らしい建物でした。

 

こちらに伊東豊雄の建物へ込めた思いが記されています。

https://jp.npac-ntt.org/archive?uid=10

 

 

私はここを訪れたときもガウディを思い出しました。

ガウディの空間で湧いてくる感覚と通じるものがあるなと思ったのです。

 

伊東豊雄はバルセロナでホテルやオフィスビルなどを設計しています。

またもや勝手に私的に

伊東豊雄氏もガウディに影響を受けているのではないかと思っています。

 

そして、伊東豊雄はこの歌劇院を手掛けたことで、
2017年に第30回村野藤吾賞を受賞しているんですって!

頷けると言うか、繋がるな~。