アランフェスの離宮 | Arte, arquitectura y espacio-tiempo conectados a España.

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美術、建築、空間が好きです。それらに触れられる時間が愛しい。そして何故か、私の感性はスペインに繋がる。

アトーチャ駅からRENFE近郊線で1時間かからないアランフェスに、王家の保養地として創られた離宮があります。

まずはアランフェス駅。
駅舎は王宮を意識したような造りです。
駅前の駐車場の沢山の車は、マドリードへ通勤する人達の車でしょうか。



並木道を真っ直ぐ歩いていくと王宮に辿り着きます。

カメラに収まらない幅の広さ。

アランフェス王宮を造ったのはフェリペ2世。しかしその100年後の17世紀後半に、相次ぐ火事で城は焼け落ちてしまいます。
18世紀に入るとフェリペ5世が再建を始め、建築家にヴェルサイユ風の宮殿の設計を依頼したそうです。
フェリペ5世は仏ルイ14世の孫で、ヴェルサイユで生まれています。フェリペ5世の即位で、スペイン・ハプスブルグ朝は終わり、ブルボン朝が始まります。
どうりでこの外観、今まで観てきたものとちがう訳ですね。フランス趣向が入ってきたのです。
もちろん内部も豪奢で色彩豊か。
が、残念ながら内部撮影禁止でした。

どこかに良い画像はないかと探したところ、
10年前は撮影できたのか、写真付きの旅行記をチラホラ見つけました。その中でも、私が撮りたかったシーンを掲載している旅行記のリンクを貼らせて頂きます。

喫煙(アラブ)の間、陶器の間、ドレスの展示

喫煙の間と陶器の間の色彩感覚と独自性には言葉を失います。
ドレスは、実際にロイヤルウェディングで着用されました。確かディオールがありましたよ。
私も写真を撮りたかった。

9月に入ってからブログが滞っています。
旅行先の情報を上手く集められず、途切れてしまいました。残り少なくなってきたので書き上げたいです。

215(2016.11.26-)