6月の後半から始まった北北東の旅、8日目

サロマ湖畔西端の宿は二連泊の予定で…


当初、網走市を観光する時間がとれないから
網走手前で一泊することも考えてましたが

あえて連泊にした宿は湧別町の公共施設で
初日宿泊客は私一人でのんびりできました。


自分のせいもといえ旅先の思わぬ車の故障で
さすがに落ち込んでこの日は朝起きたものの
また二度寝していたのですが

昼近くに天気も回復してきたので起き出し
当初の予定通り網走方面に出かけました。


サロマ湖南岸を東に進むとまず現れるのが
道の駅 愛ランド湧別で、すぐ隣に遊園地
ファミリー愛ランドYOU があります。
 

 

もともと道の駅は観光案内や休憩を兼ねて
いろいろ立ち寄る予定でしたが北海道は特に
面白そうなところが多い気がします。

 

たぶん、旅の計画は大幅に狂いそうな予感…

そこで売店で道の駅スタンプラリー小冊子を
買って今まで以上に寄ろうと思いました。


次は佐呂間町の 道の駅 サロマ湖 は入口に

 

ローマの「真実の口」のようなオブジェが…
台には~ 永遠に続く、たった一日の夢、
   「サローマの休日」とあります。

右上が本物です。(画像をお借りしました)
これ結構、マジメにやっているのかも…

「ローマの休日」のキャッチコピーは
~ 永遠に続く、たった一日の恋 ~です。


前日と逆向きにサロマ湖、能取湖と回って
網走湖のほとりを通りオホーツク公園に…

過去にも入所した博物館 網走監獄や
オホーツク流氷館も近くにありますが
今回は20年前にも訪れたここに寄りました。

道立北方民族博物館    1991年 開館 
  設計 石見田・日本都市・ほくさん共同企業体
 

ここには是非また来たかったのです。
北方民族の伝統装束や工芸品や日常の道具を
存分に解説付きで学ぶことができました。

網走市にはオホーツク・文化交流センターや
網走市立郷土博物館など興味がある建築物が
ありますが時間がないので戻ることにして…

次は可愛らしい外観の 道の駅 メルヘンの丘
めまんべつ に寄りましたが
 

 

民族博物館に長居しているうちに夕立が
あったようで道がかなり濡れていて

道端の メルヘンの丘 の風景にも気づかず…

 

 

その後は美幌町、北見市端野町、佐呂間町と
西に向かい道の駅遠軽森のオホーツクに…
 

遠軽町に2019年にオープンしたスキー場を
併設した新しい道の駅で足湯もあります。


サロマ湖畔に下りてきて湧別町の道の駅
かみゆうべつ温泉チューリップの湯に寄り…

なかなかいい感じの施設ですが今日は宿で
あったかご飯とぽかぽかお風呂が待ってる♪

 

 

道の駅の脇には旧中湧別駅の駅跡が残されて
いますが鉄道車両だけでなく2つのホームや
跨線橋までしっかりあるのはすごいです…

 

 

 

夕食は海岸沿いのわりに魚介料理はあまり
なかったのですが量が多くしっかり充電して
元気になってきました。

      8日目 218km

 

 

 

 

 

次の日は朝から青空もすこし見えて…

朝から湧別町の建物の写真を撮っていると
道を尋ねられて… 昨日も網走で訊かれた
のですがナゼワタシにソレヲキク?

 

でも一所懸命対応はしましたよ。
情けは人の為ならず… ですから。

 


ところがいざオホーツク海沿いに北上すると
雲が厚くなってきてしまいました。

 

 

紋別市の 道の駅 オホーツク紋別 では
スタンプが24時間トイレの建物にあって
 

道の駅ってこれだけの施設なのかと思ったら
隣の道立オホーツク流氷科学センターGIZA
という建物内に売店などはあるとか…

先を急ぐので寄れませんでしたが次回は
氷海展望塔や紋別市立博物館と一緒に
ゆっくり見学してみたいです。


興部町の 道の駅 おこっぺ は旧興部駅の跡に
建てられていて鉄道歴史展示コーナーや
バス待合や簡易宿泊所と休憩所があるとか…
 

 

 

雄武町の 道の駅 おうむ も旧雄武駅跡ですが
スカイキャビンという展望台が有名です。
 

展望台の高さ24mもあり上ってみました。

オホーツク海もよく見えました。

 

 

なお北上すると海側に船のような建物が…

 

 

枝幸町の 道の駅 マリーンアイランド岡島 は
毛ガニなど新鮮な海産直売所やレストランが
あり外側の階段を上れば屋上に上れるそう…


浜頓別町に向かう途中、海岸側に開けた整備
された公園があってキラキラしたオブジェや
四阿、パーゴラがありました。

そこは北見神威岬公園といい、北方向にある
北見神威岬の全容が見渡せる公園です。

 

 

そんなことは知らずに青い海を背にした
白いトラックがまるで絵のようで見とれて…


あまり休み休みだと間に合わないので
宗谷岬まではどこにも寄らず急ぎました。

ここではとても晴れていましたがうっすら
見えるのは樺太でしょうか…

鹿さんは人がいても全く気にすることなく
自分の庭のように草を食べていました。


稚内方向に走っていると宗谷湾越しに山が…
あれは利尻島の利尻富士でしょうか…

 

 

その日は野寒布岬はあきらめて豊富町方面に
南下しました。

天塩町から日本海側のオロロンラインに入る
予定でしたが待ちきれずにサロベツ原野を
横切って日本海沿いに出てみましたが

雲が出てきて利尻富士の頭が隠れてしまい…

 

 

とても真っ直ぐでとても風の強い道で
幌延町辺りからは道沿いにも風車が林立して
 

 

 

しばし天塩川に沿って天塩河口大橋を渡って
行くと天塩町の 道の駅 てしお があります。

 

 

そして南下するととんがり屋根の建物が…


とんがりかんという名前の旧道の駅で今は
屋内子ども遊技場・テレワーク施設だそうで

 

 

新しい 道の駅 えんべつ富士見 はこちらで
遠別町は日本最北のもち米生産地とか…

 

 

 

なお下って少し海側に向かうと初山別町の
道の駅 ☆ロマン街道しょさんべつ があり

向かいには温泉ホテルや岬台公園と呼ばれる
公園内には天文台もあります。

 

 

 

この日最後の道の駅は羽幌町の道の駅
ほっと♡はぼろ は天然温泉施設&ホテルの
はぼろ温泉サンセットプラザの中にあって

 

 

7階展望ラウンジは夕陽が綺麗に見えそう…

バルコニーがあるけど出られるのかな?

 

それから少し山手に向かい無事に宿で夕食を
いただいて、食後にまた浜に行きました。

 

 

はぼろサンセットビーチというらしいです。
厚ぼったい雲の下に微かに夕焼けと
天売島、焼き尻島が見えました。

      9日目 415km

 

 

 

 

9日までは出発前に計画した通りでした。

あと二日道内で泊って札幌の親戚に会って
函館からフェリーで青森に渡る… のは
大幅に日程が変更になりました。

フェリーもキャンセルして道東に戻ります。

不確定なことは悩んでも仕方ないし
怖いと言いつつ代車も慣れてきたかな…


この日は北海道も晴れて札幌も暑く大変そう
なのでまたサロマ湖に戻ることにしました。

いや、稚内はまたは行かず旭川を通って…
さすがに前日はがんばり過ぎました…

気持ちいい青空の下、まず南下して苫前町の
道の駅 とままえ温泉ふわっと に行きました。

 

 

こちらも天然温泉施設&ホテルが併設されて
中に入るとリゾートホテルのような開放感…

そのまま突っ切って外に出ると海が見える
足湯が用意されていて天売島、焼尻島の他
なんと利尻島も見えるとか…


古丹別川を遡るように東に向かい霧立峠を
越え幌加内町に入り士別峠を越え士別市の
道の駅 羊のまち 侍・しべつ に寄りました。
 

2021年にオープンの新しい道の駅です。


南に下るとじきに絵本から抜け出たような
外観の剣淵町の 道の駅 絵本の里 けんぶち… 
 

中も木を活かした構造、内装、什器で
絵本や焼きたてパンで心をくすぐります。


なお南下し旭川市…ここで寄りたかったのは
常磐公園内の道立旭川美術館でしたが
あいにく展示品入替のため休館でした、、

 

 

この日は旭川も暑くて早くオホーツク海側に
抜けて休もうと思いました。

当麻町の 道の駅 とうま はでんすけさんの家
との看板があります。

黒い「でんすけすいか」が名産ですがとても
手が出ないのですいか味のソフトで手を打ち
暑さを紛らわせました。
 

 

その後は石狩川、石北本線に沿うように
愛別町、上川町を過ぎ北見峠を越えて

遠軽町の道の駅 しらたき に寄りました。
旭川紋別自動車道の唯一のPAでもあります。

 

 

山を下りて湧別町に近づくと雲が少なくなり
今度こそ日の入が見れると期待が高まって…

 


龍宮台展望台で水平線近くに沈む夕陽を
見ることができました。

 

この日は山道、峠越えが多くて結構時間が
かかって疲れました… 暑かったしね…

      10日目 323km
 

 

 

 

11日目は天気予報では晴れるようで…
早起きしてまた龍宮台展望台に行きました。

残念ながら厚い雲が空を覆っていて今朝も
ダメかなと諦めて帰ろうとしたとき

雲の下端と海の隙間から日が昇ってきて…
これって水平線から? 三度目の正直です。

 

 

この日まず向かったのは北見市…

北見駅の南口にある北見芸術文化ホール
通称 きた・アート21というらしい…

駐車場からそこに向かう横にひっそりと建つ
木造建物、オホーツク木のプラザの看板…

 

 

正面の多角形の建物は木のプールと展示室、
右側は大型遊具で遊べる木育ひろばです。

 

近代的なガラス張りの建物が並ぶ北見駅南
多目的広場に合わないように思いましたが

北見地方は合併した留辺蘂町をはじめとして
木工クラフトや林業も盛んなようです。


西に進むと前面の全面がガラス張りの建物…

北見芸術文化ホール  1998年2月 開館  
   設計 毛綱 毅曠 氏
 

 

前面の広い通路、ホワイエ空間には列柱が
並び古代遺跡っぽい荘厳さもありやっぱり
毛綱建築らしいかと思ってしまいます。
 

 

その隣のガラス張りの箱? これは駅への
連絡通路、跨線橋のようで橋の中央には
北見特産の玉ネギの大きなオブジェが…

 

南側は近代的なのに食事できるところはない
ようなのでここを通り駅ビルに行きました。


この日も暑くて冷たい蕎麦とミニちらしの
セットでちょっと贅沢をしました…

 

 
 
午後は美幌町を抜け東に向かい、大空町の
道の駅 ノンキーランドひがしもこと へ…

ここもホテルやレストランを併設した比較的
新しい道の駅のようです。
 

 

小清水町に入り一旦オホーツク海岸に出て
斜里町の 道の駅 しゃり に寄りました。

中になぜか鮭を担ぐロコ・ソラーレとしれとこ
斜里ねぷたの山車が飾ってありました。

 

 

 

最後の立ち寄り地は開陽台展望台です。

ライダーの聖地と呼ばれて久しく私も10代
のころ寄って、女性ライダーと知り合って
テントに泊めてもらったことがありました。

あの時はこんなに階段長くなかったような…
あともう少しで展望台に辿りつきます。

 

 

今は2階建てになっていて上部はぐるっと
パノラマを見ながら回れます。

正面はこのとき南、釧路方面になります。


もうじき日が暮れて夕食の時間です。

中標津町、標茶町を過ぎ、弟子屈町に入り
屈斜路湖の畔に急ぎます。

      11日目 293km

 

 

 

 

次の日も日の出を見るために早起きして…


前日泊ったのは相部屋で何十年ぶりのことで
かなり緊張しましたが他に予約がとれなく…

三人部屋で一人はなんと同郷、隣町の人で
偶然にビックリ、話が弾みました。


その女性は年齢もたぶん近いと思うけれど
私よりずっと肝が据わっていて迷いがなく…

北海道に来たのも急にスケジュールが空き
宿の予約も取らず車中泊と友人宅泊で
10日ほど巡るといいます。


もう一人のカメラマンの女性も車中泊と
レンタカーで毎年やりくりしているとかで…
 

 

屈斜路湖の雲海と日の出の宿主催のツアーが
あると聞いて3時過ぎには待ってたのですが

どうやら置いていかれてしまったようで
カメラマンの彼女の車で恐る恐る津別峠へ
追いかけていきました。


もう山から日は昇っていましたが幻想的な
湖の雲海を見ることができて満足でした。
 

 

隣町の彼女はツアーでなく自力で峠に向かい
ばっちり撮れた日の出の写真を見せてくれて

もう「お師匠!」と呼びたい頼もしさ…


朝風呂に入り朝食をいただき連絡先交換して
もう一度湖畔に寄ってみました。

 

 

弟子屈町屈斜路コタンアイヌ民族資料館
   1982年6月 開館  設計 毛綱 毅曠 氏

まだ開館前で入れないけど毛綱建築なのか…
 

 

 

摩周湖は遠回りして第3展望台にまず行き…
中島のカムイシュ島がホクロのようです。

カムイヌプリ(摩周岳)もよく見えました。
 

 

霧の摩周湖とよく言われますが霧の日は
三分の一くらいの割合だとか。

摩周ブルーを目に焼き付けて南に下ります…