「虎に翼」とは
もともと強い者や勢いのある者に
さらに威力が加わることのたとえ… で

あまりいい意味では使われない言葉だそう…


NHKの朝ドラが始まるまでは聞きなれない
言葉でしたが「鬼に金棒」と似てますか?



主人公の 佐田(旧姓 猪爪)寅子(ともこ)さんを
演じる 伊藤 沙莉さんが可愛くパワフルで
振り切った演技が素敵で

他の出演者もみんな魅力的で
当初からずっと楽しみに見ています… が



毎週物議を呼ぶタイトルがつけられてます…

第1週「女賢しくて牛売り損なう?」
第2週「女3人寄ればかしましい?」
第3週「女は三界に家なし?」
第4週「屈み女に反り男?」
第5週「朝雨は女の腕まくり?」
第6週「女の一念、岩をも通す?」
第7週「女の心は猫の目?」
第8週「女冥利に尽きる?」
第9週「男は度胸、女は愛嬌?」
第10週「女の知恵は鼻の先?」
第11週「女子と小人は養い難し?」
第12週「家に女房なきは火のない炉のごとし?」
第13週「女房は掃きだめから拾え?」


ハテ? 女に限ったことじゃないよね?と
毎回?マークがついているのでしょうか…



先週終わりにお母さんのはるさんが亡くなり
まだ私も引きずっていますが今週は元同級生
梅子さんが再登場しました。


男装のよねさん、留学生の香淑さんに続いて
懐かしい再会でしたが相変わらず家庭問題で
悩んでいて切なそうな表情です。


今日は、それを吹っ切り家を出ていくことを
決意した梅子さん…

しっかりした表情で口元を上げつつ襖を開け
「ごきげんよう」と出ていく姿が素敵で…



翼ってきっと誰もが持っているんですよね…
鳥や虎じゃなくても兎にも鼠にも…

私にもあるってずっと思っていたから
梅子さんも広げられることができよかったと
自分のことのように嬉しくなりました。

きっと飛ぶことはリスクもあるでしょうけど
広い世界を自由に飛べる翼は大きな力…





主人公の寅ちゃんには日本国憲法が大きな翼
だったのだと思うけれどそれだけじゃなく

支えてくれる人がいて兄、夫、父、母と
大事な人は次々に亡くなってしまったけど

本当に幸せに包まれていたのだと思います…



特に夫の優三さんは


 「寅ちゃんのできることは寅ちゃんが
    好きなように生きることだよ」


    頑張らなくてもいい
    後悔せず心から人生をやり切る
 と

優三さんは自分がしたかったことを
寅ちゃんに託したのかもしれないけれどね…


あの時代じゃなければもっと長く生きられた
人たちがもっと多かったのに…

今だって声を上げなければどんどん人の命が
軽んじられる方向に進んでいる気がします…

間違っていることは間違っていると
望んでいないことは望んでいないと

一人一人が恐れず行動して行かないと…






ところで来週からは花江さん、いつの間にか
一家の母的に家事を一身に支えてくれている
寅ちゃんの義理の姉の存在にも

スポットライトが当たってくるようです。

そのうち涼子お嬢様も再登場するといいな…




追加…


番組では日本国憲法により国民の平等、特に

女性の権利がやっと認められてきたことが

強調されているように思えますが


日本国憲法の3つの柱としては

・主権在民

・基本的人権の尊重

・戦争放棄

と習ったことを思い出します。



国民のために、国民の権力、自由を

国家権力から守るためにある憲法が

どのように変えられようとしているのか


将来の子どもたちのためにも

注視していく必要があると思います…