先日、貝殻が好きすぎる件、滔々と
語ってしまいましたが、私が好きな石等は

ムーンストーンやラブラドライトや…

ちょっと見地味でも角度によって光を現す
表情豊かなものに惹かれてしまいます…


もちろん四大宝石とされるダイヤモンド、
ルビー、サファイア、エメラルドをはじめ

キラキラ、ピカピカ鮮やかな宝石も好き…
ただ、私には眩すぎて似合わなそうだし…


花も同じような好みがあります。

バラやユリ、シャクヤクなど豪華な花に
憧れはあるけれどそばになくてもいいか…

園芸見本市やフラワーパークみたいな
色とりどりの花が競い合っているかの如く
並んでいるところは目映すぎて疲れて…

山の中や街中のなんでもないところに咲く
花に驚きや可憐さを感じてほっとします…





今回は4月後半からのひと月に野山で見た
花々を忘れないように記します…
(花名など画像検索したものもあるので

 違っていたらご容赦願います)


今年もリハビリを兼ねて知人の山の畑に
手伝いに行っています。


 

このときは里は既に終わっても、まだ桜が
お花見ができそうなくらい残ってました。


畑の脇の土手にはヒメオドリコソウ
(シソ科ヒメオドリコソウ属)と

小さな青い花のオオイヌノフグリ
(オオバコ科クワガタソウ属)が…


春の七草ナズナ(アブラナ科ナズナ属)は
よく見ると可愛い花です。

カキドオシ(シソ科カキドオシ属)も
食べられる野草で爽やかな香気があり
健康維持やダイエットにいいお茶になる…


ヤマブキ(バラ科ヤマブキ属)は
花や葉は漢方の利尿薬などいろいろ有効…

花の色、大きさの似ているクサノオウ
(ケシ科クサノオウ属)は毒草であるけど
民間療法において薬草としても使うとか…

ヤマブキソウも毒草らしくてややこしい…

 

 

ムラサキケマン(ケシ科キケマン属)も
毒草で、食べられるシャクと葉が似ている…

決して手を出さず写真だけを撮っています。





4月の後半は年下の友人とドライブに行き
山の小さな湖の周り一周してきました。

2km強でも一人では歩いたことがなく
今回彼女が同行してくれてよかったです。

 

 

湖の裏側に周ると樹々が茂り結構薄暗くて
山野草が咲いていました。


大きな3枚の葉が目だっていたエンレイソウ
(シュロソウ科エンレイソウ属)は
薬草でもあるけれど毒もあるそうです。

有名処、カタクリ(ユリ科カタクリ属)も
見ることができました。


花や葉が大きいけど、たぶんアズマイチゲ
(キンポウゲ科イチリンソウ属)なのかな…

 

 

このキリッとした花は…フクジュソウ
(キンポウゲ科フクジュソウ属)

いつも花だけヤワヤワ咲いているのしか
見てないけど毒性は強く気をつけないと…

ミヤマキケマン(ケシ科キケマン属)も
ムラサキケマンと色違いな感じの毒草です。


ヤマエンゴサク(ケシ科キケマン属)は
上記2種と葉がまるで違うから混乱する…

毒草ですが薬草としても使われるらしい…

 

ほんの気まぐれで散策しましたがこの日に
見た花は「春のはかないもの」という意味で
スプリング・エフェメラルと呼ばれるとか…

開花時期はひと月程度でその後は葉も消えて
来春まで地中で過ごすという貴重な植物を
たくさん見ることができてラッキーでした。





5月の連休過ぎに訪れたのは高原の湿地帯…
地域の観察会で十数名のバス旅行でした。

一人で山道を歩く自信がまだつかないのと
もっと花の名前を学習したいなと思って…

 

 

「らんまん」や「道草さんぽ」などテレビの
番組の影響もないとはいえないけれどね…


足元にカタクリが広がっています。
午前中なので俯いて色が濃く見えます。

 

 

ビジターセンターの周りに植えられていた
サンカヨウ(メギ科サンカヨウ属)

前日は雨降りで当日は晴れたのでここだけは
透明な花が見れず残念だったところでした。

絶滅危惧種のシラネアオイ(キンポウゲ科
 またはシラネアオイ科シラネアオイ属)も
植えられていましたがこれも毒はあるそう…

 

 

 

池も幾つか点在していて美しい水面を
マガモやカルガモが泳いでいました。


水辺にてさっそくミズバショウ
(サトイモ科ミズバショウ属)とご対面…

山菜として食べることもあるリュウキンカ
(キンポウゲ科リュウキンカ属)

どちらも毒性があるのでよくないらしい…


また山道に入りましたが花が咲いていると
嬉しくてやたら写真を撮ってしまいます。

フッキソウ(ツゲ科フッキソウ属)は
常緑小低木で家庭でグランドカバーにも
使われるそうですが毒性はあるそう…


ここにもエンレイソウが咲いていました。

数は少ないですが白花もありました。


タチツボスミレ(スミレ科スミレ属)
こちらは食用になるようです。

この花のように見える放射状のものは実…
花の名前は失念してしまいました。


可憐な白い小花はタチカメバソウ
(ムラサキ科キュウリグサ属)

 

キュウリグサといえば家の近くにも生えてる
可愛い花で、ワスレナグサもムラサキ科で
形が似ている仲間です。

藪の中に、こちらはきっとキクザキイチゲ
(キンポウゲ科イチリンソウ属)

 

近縁種のアズマイチゲと同様に毒があり
花びらに見える部分はガクになります。

 

 

だんだん湿地帯になり木道が敷かれていて
気分も上がって行きます。

白いミズバショウと黄金色のリュウキンカの
湿原を彩るよく見る組み合わせです。

 

 

そして一面に林の奥まで咲くニリンソウ
(キンポウゲ科イチリンソウ属)

食用にも薬用にも利用されてますが毒はあり
猛毒のトリカブトと葉が似ているそうです。

木道が終わりまた林の中に入って行きます。

 

シダがあちこちに生え杉が林立しなにか
「もののけ姫」の舞台に迷い込んだみたい…


鮮やかな若葉をまとった木… 真ん中と
左端は他の植物に巻き付かれています。

ツルアジサイ(アジサイ科アジサイ属)や
同属のイワガラミもそんなツル仲間ですが
食用にもできるそうです。


ふと林の中で赤い実を見つけました。

アオキ(ガリア科またはアオキ科アオキ属)
の常緑低木で庭木としても重宝するとか…

民間薬に利用される赤い実が付くのは雌株で
こちらは雄しべのある雄花です。


道沿いに五弁の白い花が舞い落ちました。

オオカメノキ(ガマズミ科ガマズミ属))で
別名ムシカリといいよく食べられてますね…

  

 

そしてこれは気になってしまった
名前が不明の草… 若葉が伸びている…

この花あるいは実は同じ草なのか…
なにか美味しそうな気もするし案外危険か…

お腹がすいてきたせいか美しいかより
食べられるかが懸案事項になってたような…


一旦お昼休憩し午後は別の湿原に移動です。



木陰のベンチでおにぎりを食べていたら
可愛い小鳥が地面を散歩していました。

お腹が黄色い… たぶんキビタキかな…

ウグイスやらコゲラやら鳥の声も聞こえて…



いっぱいいっぱいで、午後は次にしますね…