ベツレヘムパールをご存知でしょうか。

これはベツレヘムのキリスト教の職人が
作るマザーオブパールの工芸品だと

「世界はほしいモノにあふれてる」通称
「せかほし」の放送で以前に知りました。


この細かいレース模様を一つ一つ手作業で

作り出しているとか…



ずっと欲しいなと思っていましたが
連休中、店番をしていた時に読んでいた
図書館の本でまた熱が再度上がってきて…

(このウサギのブローチが可愛すぎる…)

 

 

 

 

ベツレヘムはヨルダン西部、エルサレムの
南にある町でキリスト教の聖地だそうで

エルサレムは現在、アメリカが後押しして
建国したイスラエルの首都とされていて

旧市街はユダヤ教、イスラム教そして
キリスト教の聖地であるため数々の紛争の
種となっている場所です。


ベツレヘムパールは聖地巡礼で訪れていた
修道士たちによりもたらされ、信仰により
発展して今では伝統工芸品となりました。


マザーオブパールとは真珠の母貝のことで
白蝶貝、黒蝶貝、茶蝶貝、アコヤ貝などの
二枚貝のすべてを指しています。

真珠を育む貝として母性愛のパワーが期待
できるとされているので、今回の展示会で
母の日も近かったので飾らせていただいて…

 

このネックレスは大小すべて貝ビーズです。

ガラスビーズと違って穴が小さくて苦労
しましたがあける方も大変ですよね…



貝の魅力は真珠と同様に生物が持っていた
柔らな美しい形と上品な輝き…

そして真珠と違い多少硬度が高く扱い易く
たくさん採れるので気軽に使い易い…

ただ炭酸カルシウムの堆積なので酸性の水
には弱いので注意が必要だそうです。





去年の四国の旅、まだ記したりない場所が
たくさんありますが徳島県牟岐町の
「モラスコむぎ」もその一つでした。

 

パンフレットは上から見た施設風景です。

左手前が巻貝をイメージした管理棟で
右手奥が二枚貝をイメージした貝の資料館…

その聞きなれない「モラスコ」は貝類等の
総称である軟体動物の意でイタリア語とか…

1986年に貝の資料館として開館したのが
始まりで、世界中から集めた貝や化石の標本
約2千種6千点所蔵する貝の資料館があり

当初水族館も併設されていたようですが
現在はコワーキングスペースやコミュニティ
スペースがあるコミュニティ複合施設とか…

国の木材需要拡大推進緊急対策事業の一環で
モデル木造施設事業の中で建設されて

現在の法基準では同様な大規模木造建設は
難しいと(地元の人…談)聞いて興味が湧き
寄ってみました。ので建物の写真多めです…



シーズンオフの平日の朝、しかも雨の予報で

私のためだけに開けていただいたような…

入口外には「千年サンゴ」の大きな置物が…
 

レトロな入口受付を通り管理棟中央に導かれ
 

大黒柱ならぬ12本の柱で建物を支えていて…

 

それぞれの柱と外周を繋ぐ梁も太いです。

 

 

こういう木造大空間、大好物です。
貝殻の照明カバーと窓の飾りが凝ってます。

 

我を取り戻して入口近くにまた戻り右手に…

 

貝の資料館に続く長い通路を終え振り返り…

 

 

向き直りいざファーストコンタクトを…って
入口奥には透明な壁があり直進できません。

こちらの屋根は8分割されたアーチ屋根…

 

 

カーブした展示棚に沿って外周部の展示を…
 

花や鳥の名前がついた貝いろいろ…

 

繊細な巻貝… 尖ってますね…

 

大きな二枚貝はホタテ貝… その横の
サラサバテイはタカセ貝とも呼ばれます。

どの貝も自然の造形は素晴らしいです…

 

 

入口を逆側から見ています。
中央の木は上から吊っているみたい…

 

貝細工いろいろ… 螺鈿や彫刻、貝ボタン…

 

 

展示を見ながらお勉強も少ししました。

 

 

ホネガイ、ショウジョウガイ… 折れそう…

 

日本だけに住むヒオウギ… カラフルです…

 

貝や海をイメージしたショーケースですね。

 

 

再び管理棟に戻りちょっと休憩です。
大きなテラス戸から外に出てみました。

 

 

10月中旬とはいえ温かく晴れていれば
外で寛ぎたいところです。

今はもう秋 誰もいない海♪

昔々の曲でしょうが口にしたくなります…
 

 

このままフェードアウトすれば美しいですが
煩悩の海の記録はまだ続きます…





今回、ビーズの整理も少しはじめたところ
買い漁った貝のビーズが出てくる出てくる…

ネックレスを作った丸玉をはじめカットした
多角形や花や葉のモチーフやら…

 

なかなか千円以上のものは買えないので

一つ一つの単価は低いのですが
これだけ買っていれば散財もいいとこです。
 

 


海のモチーフいろいろ… イルカ、カモメ、
錨、ペンギン、ワカメ?

比較に丸いスカシビーズは直径18ミリです。

葉のモチーフいろいろ… アワビや淡水貝、
タカセ貝もあります。


花モチーフ、プルメリアやハイビスカスは
テッパンモチーフです。

似たモチーフの梅花?桜、クローバーも…
質より量のものは淡水貝かな…


バラもよくあるモチーフ、大小いろいろ…
色は地味でも虹色の光沢が見えて綺麗です。

キク科の花も可愛らしくてつい集めてしまい
マーガレットやヒマワリは珍しい?


彫刻モノや変わった形も欲しくなって…
手彫りではないと思いますが…

こちらはきっとレーザーカットでしょう。
さすがに千円枠を超えてしまっているかな…


ずっしりしたペンダントヘッドいろいろ…
小花可愛いメイドインチャイナ(たぶん)

下のバラのようなモチーフは留め具兼です。


花や貴婦人のモチーフのカメオいろいろ…

本当に何年か前は欲のままに買ってたなあ…
あの頃は円高で天然材が安く手に入って…

 

貝の表面をレーザーで薄く削ったりレースの
柄をプリントしたりしたものもありました。

いろいろな模様があって集めて繋いで

アクセサリーにして楽しんでました。



貝のボタンも色々集めてラップブレスの

留め具に活用したりしてました。


どこかにボタンもコレクションがあるけど

今回はもういっぱいいっぱいです…


整理のほうにエネルギーと時間を取られて
今はあまり作れる気がしません。
 

 

もう使わないパーツはそろそろ手放して
いかなければいけないかなと思いつつ

ベツレヘムパールにもまだ未練がある
困った困った人です…