そろそろ関東地方でも桜の開花宣言が出され
またいろいろなところに撮りに行きたいな…

と思っていますが普段スマホでばかり撮って
いたらかなりたまってしまっていて…

去年は旅行だけで数千枚未整理のままです。

若い頃は、シャッターは目で切り、想い出は心に残し
なんて気取って記念撮影している人を横目で見てて…

今は新しく入る記憶にトコロテンのように押し出され
忘れがちなので、せめて写真に残しておこうとして…

旅行もリトリートに憧れながらも時間に余裕がなく
写真もデジカメやスマホで気軽に撮れるようになり…

記録代わりに撮っていたら、もう容量がいっぱいで
でも冬の間に整理しておこうと思っていたんです…

と言い訳はこのくらいにして…


去年の旅行の中でも後程、再び記したい
ところがいくつかありました。


今回は四国旅行の花の想い出、高知県の
「モネの庭」モルマッタンと
「牧野植物園」と牧野富太郎記念館
 

   
画像をお借りしています

 

10月中旬でしたので花はもうそれほど無くて
風景や建物の写真が多くなっています…

 

 

 

安芸郡北川村「モネの庭」マルモッタンは

 

フランスの画家であるクロード・モネ氏が
愛した庭として有名なジヴェルニーにある
「モネの庭」の思いを再現した庭として
フランスの本家より認められているそう…

 

                 画像をお借りしています

 

四国に入り2日目、徳島から高知へ向かって
あいにく小雨が降る午後3時頃でしたが

 

2000年4月に開園した園内は3部に分かれ
まず入口を入り緩やかな坂を上って行くと

 

 

「水の庭」の睡蓮が咲く池があります。
緑は雨で洗われ生き生きとし水紋も美しい…

 

 

池に架かる橋の上から奥を臨みます…

 

所々に庭のモデルとなったモネの絵が
さりげなくイーゼルに飾られています。

 

 

こちらが左端に映っていた絵の近くです…

 

この天候と時刻のためほとんど訪問客が居ず
貸切状態のようです。

 

 

これが有名な太鼓橋の再現かな…
セージが伸び放題で橋の端がよく見えない…

 


花がもっと咲いてれば華やかでしょうけど
このシットリさもそれはそれでいいかも…

 

 

こちらも池のほとりですが草木が生い茂り
その先がなにかわかりません…

秋はどこに? 去年は秋も温かかったです…

 

 



池を過ぎてなお進むと草地帯があって
その先は「ボルディゲラの庭」

モネが訪れてその光と色彩に感動した
地中海の風景を再現しているそうです。

 

 

高知の温かい気候はこんな植物にも合って
育てやすいのでしょうね…

 

 

坂道が急になってきて一息入れたい頃に
現れた小さな地中海風の建物…

リヴィエラの小屋という休憩スポットとか…

 

 

テラス席には若い男女がティータイム
天気がよければここから太平洋が見える…
 

 

私は広いホールの方でゆずアイスを…

ドビュッシーの「月の光」をBGMにした
モネ氏のビデオを観ながら疲れを癒し…

今は… もう秋♪… のはずでしたが
この先もう少し青々した山道を登ります。

このとき、少し晴れて太平洋が見えました。

 

 

またリヴィエラの小屋の近くの池まで下りて
たくさん咲いている青い睡蓮を愛でました…
 

 

この熱帯性のスイレンはジヴェルニーでは
咲かせることができなかったとか…

温暖なボルディゲラなら咲いたのかな…

 

 

河原のような場所とソテツみたいな植物と
睡蓮の組み合わせが見慣れなかったですが。

 

 

モネ氏の絵画もたくさん楽しめてよかった…

天気がよいときは水面に青空が映って
こんなふうに青く見えるのか見てみたいな…

 

 

いくつかのアーチも今は蔓が絡むだけ…
ここは初夏にバラの花が咲くのでしょうか…



慌ただしい散策のあとは時間を気にしながら
「花の庭」にも寄ってみます。

ここはいろとりどりの花が植えられていて

展示販売のギャラリー棟の建物を抜けて
展望デッキから階段を降りて行きます。
 

 

この階段、下りはいいけど帰りはどうする?
登りは緩やかな坂が用意されてるようです。
 

 

階段の下にはバラのアーチ(たぶん)が幾重に
続いてその頃は見事なことでしょう…
 

 

秋の桜、コスモスも咲いていて親しみやすく
ホッとする小径もありました。
 

 

階段とアーチを反対側から見てみました。
今は春夏期のがんばりを終えて休憩中かな…

 

 

それはそれで素顔を覗いている気もするけど
季節を変えてまたゆっくり来てみたいです。

太鼓橋の藤の花が咲くのが4月下旬らしい…
その頃は春らんまんで一番いいかも、

それか青いスイレンが咲き始める6月下旬の
梅雨の合い間をぬって訪れるのもいいかも…





翌日、高知市内各所を観光した後、
3時頃にやっと寄ることができた場所…

五台山上に広がる「高知県立牧野植物園」は

植物分類学者として名高い牧野富太郎博士、
そう、朝ドラ「らんまん」の主人公の業績を
称え、逝去の翌年1958年に開園したそう…

 

                 画像をお借りしています

 

約8haの園内には3千種の植物が植えられ
全部は巡れそうにありません。

 

 

植物研究交流センターという大きな建物の
前にある中門から入りエレベーターを降り
 

 

道端に大きな花、サキシマフヨウをみながら
土佐寒蘭センターという建物に寄ってみて
 

 

丘の上にある牧野富太郎記念館・展示館を
目指して坂道を上っていきました。
 

 

 

エントランスは半分外のような広い空間で

それは中庭を囲むような深い庇で大屋根が
馬蹄形に繋がっています。

 

 

内部はコンクリートと鉄と木材の混構造で
柱や大梁は鉄骨丸パイプや木の集成材を…

内装は土佐漆喰や高知県産の木材を使用して
包み込まれるような安心感があって… 

 

 

いろいろ植えられた中庭で見つけた金木犀…

カフェスペース?は今回は寄れなかったけど
中庭を見つつのティータイムは癒されそう…
 

 

そして展示コーナーでのお気に入りはこの
押花入りの和紙のランプシェード…

 

 

展示館を出ると本館まで回廊で繋がって
いますがそこに行く時間はなく眺めるだけ…

黄色いショウキズイセンが目につきました。

 

 

途中見晴らしがよく町がよく見える場所が…
あとはまた下って温室を目指します。

諦めようかと思うほど高低差がありました。

 

 

 

やっと着いた温室ですが入口はまるで
ラピュタみたいに樹に浸食されているの?
 

 

中に入るとここは… みどりの塔という
高さ9mもある細長く異様な空間でした。

 

 

他は大きな温室だなーという感想でしたが
一つ見知らぬ花、サガリバナを見ました…

とても繊細で可愛い花でした…

 

 

熱帯、亜熱帯に分布し日本では南西諸島に
自生するそうで一夜で散ってしまうそう…

 

 

オオオニバスの池を裏側から透かして
見られるコーナーもありました。

 

高さが17mもあってダイナミックな空間で
ジャングルみたいな滝の風景もあって

駆け足で(気持ちは)巡ってしまいましたが
長居して楽しみたかった所でした。
 

 

温室を出てまた中門へ坂を上って行きます。

今度来ることがあれば正門から入って
記念館・本館にも寄ってみたいです。

 

やっぱり地図には高低差がわかるようにして
いただけたらなー、健康じゃないと辛い…

そう思いつつお隣の竹林寺にも寄ってあろうことか
隣県、徳島県にまでその日に行ってしまった無謀者…

 

 

一度は行ってみたかった場所になんとか行け
夢がかないましたがどちらも短時間過ぎて…

本来なら半日は、花が多い季節なら1日でも
飽きないで居られそうなところでした。


素敵なガーデン、植物園、どこも素敵な花で
溢れていて見とれてしまいますが

それって自然が創った美しいもの?
それとも人が造った美しいもの?


人工物の功罪はともかく
花はきっとどこで咲いても美しいのですね…