久しぶりに明るい色の日本海を見ました。


日替わりで毎日クルクルと天気が変化する中
とてもいい青空に惹かれ出かけてきました。

 

 

まるで去年秋に旅行した四国の海みたいな
青さに碧が混ざったような綺麗な色です…



少し南下して懐かしい海カフェに寄って
ランチをいただきました。

 

 

眼下にすぐ海が広がるカフェ、営業時間が
短いうえに駐車スペースが狭く混んでいて

通りかかっても入れないこともあって
寄れたのは去年の夏の旅行以来です…
 

 

古い民家を自らリノベーションしたとかで
外観は周りに溶け込み目立ちませんが

中はどこも安定の素敵なインテリア…
白い漆喰壁に小屋組みが柱は表わしのままで
ナチュラルなお手製の棚や小物が映え…

今回お客様が居たから撮れませんでしたが
流木を活かした柱の飾りが圧倒的迫力です。


でもここで一番素敵なのは西側の大きな窓と
そこから広がり見える海だけの景色…

 

 

 

 

 

 

四国への旅からもうじき半年が経ちます…

あれは10月中旬で、もう海で遊ぶ季節は過ぎ
見ているだけでしたが、水族館にも寄って…

 

 

四国に入り2日目、雨の中向かったのは
高知県室戸市の むろと廃校水族館

 

 

 

 

旧室戸市立椎名小学校が2001年閉校した後
改修して、2018年4月開館しました。

 

 

外観は立派な三階建ての校舎でバルコニーが
鮮やかな水色に塗られていて目を引きます。

小学校だった名残が各所にあり懐かしい…

入ると受付があり売店も兼ねているらしい…
とび箱がパンフレット入れになったり
掲示板やパーテーション、カーテンなども
再利用してあり高校の文化祭風な雰囲気…

 

 

 

すぐ階段を上がり2階がメインの展示室で
屋外プールもそこから降りて行くようです。

 

 

 

当日小雨が降っていて、黄色い傘を借りて
鉄骨階段を降りて行きます。

 

 

元25mプールにはシュモクザメが主役で
ゆうゆうと泳いでいて、小さいプールには
ウミガメさんがたくさんいました。



本校舎に戻って空いてる3階に上がります。
図書室には以前の机や椅子も残していて

 

 

 

理科室には小さな標本が並んでいました。

なにやら美味しそうですがホルマリン漬け…

 

 

 

理科準備室は魚?の骨格標本だらけでした。
中央に吊られているのはミンククジラとか…

 

 

 

廊下にも標本や剥製などがずらりとあって

階段の踊り場の壁にはウミガメの剥製が…

 

 

3階はレトロで少し怖い雰囲気でしたね…


2階は元の廊下側の間仕切りはなくて
円形の水槽が区切られて3つ置いてあって

奥側からエイさん、ボラさん、カメさん…
他にもいろいろな魚さんがいるみたいです。

 

 

エイさん可愛くて連写していました。
これ目じゃないことはわかっているけど…

 

 


ボラは1m近く成長するそうだからこれは
子どもの群れなんですね… 他の子もいた?


 

 

あんさん、あんさん、ちょっとちょっと…
仲いいかと思ったらドツイテルの?


そしてまた1階に下りてまだ雨も降ってるし
ちょっと館長さんと世間話を…

室戸市には16校小学校があったそうですが
そのうち11校が潰れたそう…

そんなちょっと無念そうな顔を後に外に…
もっとじっくり学びたい気持ちを残して…

 

 

 

日本各地で増える廃校がこのように活用され
また人が集まる場にすることは容易でない…

でも皆に可能だと知ってほしいから「廃校」
の名を残したいのでしょうね…

 

 

 

 

 

その後、4日かけて室戸岬から高知市内、
仁淀川沿いに上って内陸の梼原町に、

四万十川沿いに下って足摺岬に着き、
高知県土佐清水市の 足摺海洋館 SATOUMI 

 

 

 

 

1975年に「土佐の海と黒潮の魚たち」を
テーマにオープンし2020年にリニューアル
した今風の綺麗な水族館です。

 

 

 

入館するとすぐに薄暗い原生林エリアがあり
樹木の影と、壁の影絵が独特な雰囲気です。

 

 

足摺半島の豊かな森を再現しているそうで
滝壺の大きな水槽にはアユの群れがいます。

 

 

 

順路に従いすぐ2階に上がると光指す空間で
吹抜を囲んで原生林は続きますが
 

 

カワウソが2匹… じゃれあっているのが
可愛くて目が釘付け… でもちっとも
じっとしてないから写真だとなんだか…

で、動画を撮ってみました。
 

 

いつもはお昼寝がちだという彼ら、朝早いと
こんなに動いてるから疲れるのかな…



奥に進んでいくとここ竜串湾の世界に…
ウミガメやサンゴの水槽があってその先には
 

 

竜串湾の岩場を再現した大水槽があります。
奇岩で囲まれた浅瀬にはヒトデとかいて…
 

 

 

この水槽は実は水深が5.6mもあるそうで
グルっと周りを通り1階に降りて行くと
海の底の青い世界が見られます。



そして少し奥まった場所に銀色の円筒形が…

 

 

イワシの大群です。上の方に固まって
回っているので密なことこの上ない…



ここを過ぎると小さな水槽がいくつも林立し
足摺の海の個性的な生き物が観察できます。

 

いろいろなウツボが絡まりあっている水槽…
喧嘩が始まったりしないのかな…

 

 

ちょうど餌やりのタイミングだったようで
飼育員さんが順番に上からあげていました。

ウツボにあげるとき怖くないか聞いてみたら
彼らにはそんな頻繁でなくていいのだとか…



進むとまた大きな水槽が登場しました。
 

 

青い壁の正面と透明な頭上が続いていて
飼育員さんがエイを足蹴にしているような…

 

 

わけではなく壁を掃除している飼育員さんに
エイたちがまとわりついていたようです…



最後は小さな水槽が並ぶエリアです。
丸い水槽には私の好きなクラゲたちが…

丸い部分が上下にあって足が太目な
タコクラゲがフワフワと漂い癒されます。

 

こちらはサカサクラゲといって水槽の底に
仰向けに重なって転がっています。

白いレースの触手が見惚れるような繊細さで
動かなければイソギンチャクのようです。
 

 

ボクらはみんな生きている♪
美しいだけじゃなく皆、必死で生きている…

 

 

 

 

クラゲといえば去年8月に訪れた山形県の
鶴岡市立加茂水族館も忘れられません。

クラゲの数や種類の多さもさることながら
いろいろ学べるコーナーが設けられていて
 

 

生き物とごみの関係をわかりやすくまとめた
「海ごみコーナー」を見たときビックリ…

今までの水族館って綺麗で楽しいイメージで
ロマンチックな上っ面だけで裏面は見ないで
刹那的な見世物のような世界で…


人間だって魚だって生々しい生き物で

でも一方的に私たちはゴミを最終的に海に
垂れ流しにして海の生き物を苦しめている…

もっとそれを恒常的に感じていなければね…

 

 

 

海カフェの水回りに貼ってあったポスター…
この星は人間だけのものではないんやで?

はて?… 最後の?マークはいったい何?

はて?… 時には立ち止まることも大事。

                  流されずに。


ここは東京電力が近々再稼働を目指すという
刈羽原発にほど近い海岸です…