3S政策という言葉は知っています…
3S政策（さんエスせいさく）とは、主にGHQが
日本占領下で行ったとされる、
screen（スクリーン＝映像鑑賞）、
sport（スポーツ＝プロスポーツ観戦）、
sex（セックス＝性欲）を用いて大衆の関心を政治に
向けさせないようにする愚民政策とされている。
ウィキペディア（Wikipedia）より引用
日本に原爆を落とした当時のアメリカ大統領
ハリー・S・トルーマンの発言も有名です。
そうであっても映画鑑賞は私の趣味の一つで
観て元気になれるようなものが好きです…
金曜日の夜はなるべく家に居て、9時までに
用事を済まし、テレビの金曜ロードショーを
観るのをけっこう楽しみにしています。
昨日は 辻村 深月さん原作「かがみの孤城」
2022年12月封切りされたアニメ映画で
今回、地上波初登場とのことです。
引きこもりになった7人の子供が自室の鏡に
吸い込まれ、狼面をつけた謎の少女が仕切る
絶海の孤城で、願いを叶える鍵を探す…
家でも学校でもない自由に過ごせる城だが
5時までに帰るという決まりがあってそれを
破ると狼に食べられてしまう…
7人は同じ中学校に通うのに学校では会えず
狼面の少女、オオカミさまは何者なのか、
7匹の子山羊の謎、皆の願い、最終の願い…
謎は消え悲しみは残りますが、友情というか
人との支えあいが希望を運んでくる
心が温かくなるいい映画だったと思います。
これを観ながら思い出した「ウィッシュ」
ウォルト・ディズニー創立100周年の
記念作品で2023年12月封切りの
ミュージカル仕立てのアニメで
ウイッシュとは、願望。希望。祈り。
ディズニー映画は日本のより大味に感じて
あまり映画館で観なかったのですが…
あっ、「アナと雪の女王」は観てましたね…
パンフレットより、あらすじは…
17歳のアーシャが暮らすロサス王国では自分の一番
大切な願いを王に捧げることで、どんな願いも叶うと
言われていた。
だが王国に隠された驚くべき真実を知った時、
アーシャの運命は動き出す。
不思議な力を持つ願い星のスターと大親友の子ヤギの
バレンティノと共に、アーシャはディズニー史上最も
恐るべきヴィランに立ち向かうが…
先日観たシチュエーションがいろいろ似て…
島にそびえ立つ城の姿とか少女と仲間たち、
子ヤギの活躍、魔法と願いの存在とか…
まぁ、魔法の映画が好きですから、自分…
明るい魔法には夢がありますからねぇ
現実逃避願望でしょうか…
「ウィッシュ」を観に行ったのは日本版の
声優陣の豪華さもあります…
アーシャ役の 生田 絵梨花さんの美しい歌や
悪王役の 福山 雅治さんのクセ強な歌など
聴きどころがいっぱいで楽しかったです。
ストーリーは単純で、勧善懲悪
権力者は自分に都合のいい夢しか叶えない、
みんなの願いを取り戻したいと…
自分の夢は人に託すものではないと
願いはその人の一部、生きる希望と歌い…
前向きな、屈しない心も大切と感じました。
最近観に行ったもう一つの映画は話題作
「哀れなるものたち」
原題は「Poor Things」ですが哀れなるは
人じゃなく物事なのでしょうか…
監督は奇才、ヨルゴス・ランティモス氏
主演女優のエマ・ストーンさんは
「ラ・ラ・ランド」の可愛い女優なのに…
哀れなるはラブ・ミュージカルじゃなく
ラブ・コメディという括りのようですが…
パンフレットより、あらすじは…
自ら命を絶った不幸な若き女性ベラは、天才外科医
ゴッドウィンの手によって奇跡的に蘇生する。
彼の庇護のもと日に日に回復したベラだったが
「世界を自分の目で見たい」という強い欲望に駆られ
放蕩者の弁護士ダンカンの誘惑でヨーロッパ横断の
旅に出る。
急速に、貪欲に、世界を吸収していくベラは、やがて
時代の偏見から解き放たれ、自分の力で真の自由と
平等とを見つけていく… 以下省略…
この映画を面白いと感じる男性はかなり
少ないのでは？ R18指定で性描写や手術や
吐いたりお下品なシーンは多めですが…
美しいベラを独占して型にはめたがる男性に
純粋な疑問を持ち射貫く言葉と大胆な行動…
愉快で夢物語といえばそれまでですけど…
次々と取り巻く男性たちを越えていくベラ…
心に残ったのは船上で出会った黒人ハリーに
現実世界の貧困や格差を見せられて
人間は「清浄無垢」か「未熟な楽観家」か
「皮肉な冷笑家」の三種類に分類されると
言われてもベラは希望を失わず
「四番目の方法があるはずで、生きている
限りそれを探し続ける」と宣言する…
(ここの詳細はあとで調べました…)
時代背景はヴィクトリア朝時代(19世紀)で
イギリスの他各地のセットも素敵…
大きすぎるパフスリーブも印象的でした…
ところで魔法や夢や希望といえば先週の
金曜ロードショーの
「ファンタスティック・ビーストと
ダンブルドアの秘密」
これも地上波初登場とのことですが見覚えが
あってどうやら映画館で観てました。
(2022年4月に感想も書いてました…)
そのときは金曜ロードショーで前2作
「ファンタスティック・ビーストと
魔法使いの旅」
「ファンタスティック・ビーストと
黒い魔法使いの誕生」 を
放送していたからいいけど、今回の放送の
『ファンタビ』第3弾のこれだけ観ても
シリアスになる話の筋がわからないのよね。
事前に前2作を再放送してくれていれば
よかったのに… 『ハリ・ポタ』じゃなく…
時節的には、知れてよかったと思います。
争いを産み出し、不安を煽って、自分の
思ったように世界を動かしたい権力者が
どうやって現れ、そして大きくなるのか…
それに対して思い出さなきゃね。
自由意志を尊重すること、
人間は変わることができること、
世界を良くしたいと願い行動すること
夢は希望に、そして現実に変えて生きたい。