どこかの雑誌の旅行記事でリトリートという
言葉は知ったのはいつだったでしょう…

それは「日常を離れたゆったりとした旅」と
紹介されていたので、贅沢な旅だなと感じた
覚えがあります… 私はといえば


ツアーのような行先や時間の縛りはない旅で
自由に行きたいところに行く自由はあっても
いつもめいっぱい走ってばかりの旅で…

学生時代は(今もか…)時間はあってもお金が
なくて節約のためにハードスケジュール、

仕事をしているときは時間が取れなくて
やっぱりハードスケジュール… 


なんとなくリトリートという言葉を聞くと
自分の旅が軽くいなされているような気さえ
してしまったりして…



改めて「Retreat(リトリート)」を調べると
「仕事や日常生活から一時的に離れ、
  疲れた心や身体を癒す過ごし方」で

メリットとしてはリフレッシュできたり
自分自身と向き合いこれからのことを考える
きっかけになるとか…

旅に限らずヨガや温泉、または瞑想や断食、
森林浴、海水浴なども過ごし方の一つでって

私、今、家でそれに近く過ごしているかも…

 

 

そもそも辞書では「退却、撤退、後退」とか
「隠居、避難、隠れ家」の意味があるそう…

「Retreatment(リトリートメント)」は
もう一つの語源らしいけど「再治療、回復」
などの意味があるらしい…

我が家は田舎だけあって人口密度は低くて
庭はさほど広くないけど横に長くて
南西角は傾斜のため視界が開けていて

道路から離れたこの角のテラスに居ると
世間から隔離されたような開放感があり…

天気のいい日はボーっと外を眺めています。
これって森林浴&瞑想のリトリート?



この前、ホームセンターでお努め品だった
寄せ植えとデージーを買いました。

 

春まで家の中で咲いてほしいなと思って…

寄せ植えの裏側が淋しいことになってるので
デージーを植えこんでみました。
 

しばらく家に居ることになるのでもう少し
植物を増やそうかな… 手入れが楽なもの…





大学4年の夏に卒研も課題も半ば放り出して
南にツーリングに向かい、結局北にも行き
日本一周約1万キロ?ひた走りながら

自由を求めてったって、誰かが整えた道を
誰かが産み出したモノを使って走ってる私は

敷かれているレールからはみ出せないことに
変わりはなく、ケモノ道を歩ける訳でもなく

毎日違う人に同じ会話ばかりしている
根ナシ草のような逞しさもないことを悟って

普通に学校に戻り卒業して就職しました。

その後は転職など紆余曲折をあったけど
結局体を壊すまで働き続け、今は療養中…


絶賛貧乏生活中だけど時間だけはまだある…

たまにボランティアに行きご馳走になったり
現物支給をいただいたりする日もあるけど

 

予定のない毎日、お天気次第の毎日…
もう少しいろいろ片付くまで続けるつもり…
 

 

でもね、今年もなんとか旅に行きたい…

どこかに行ってそこでリトリートする必要は
それほどないかもしれないけど

そこへの道中が私のリトリートなのかも。

下道をドコドコ運転していくのは正直面倒と
思うときもあるけれど車中で感じること、

山や川や海、橋やダム、トンネルや高速道路
旅ならではの景色、気付きが必要なんだと。

きっと、我が家や庭のように車も私にとって
リトリート、避難所になっているのかも。

まぁ、残っているのは北海道や山陰、九州と
遠くが多いから行けるかどうか微妙ですが…

 

 

 

この前の雪で降りる前に摘んでおいた白菊…
家の中も寒いけれど多少避難所になるかも。

また今度の秋にも庭で咲いてくれるかな…


今日は阪神・淡路大震災から29年目です。
あれからそんなに経っても悲しみは消えず…





追加…

もうじき大寒… 寒さが一層増す頃です。
 

 

昨日まで降っていた雪が今日は止んで
道も除雪車が綺麗にしてくれました。

庭の雪も積もっては溶け、また積もって…

でもしばらく降らないようで雪が一旦また
消えてくれることを期待しています…



一昨年の今頃にも紹介していた大好きな曲、
ベット・ミドラーさんの”The Rose ”
 

 

自分のできることは僅かなことだし
人生は思ったより短いかもしれないけれど

精一杯生きようと励ましてくれる曲です。