元旦の能登半島地震で亡くなられた方の
ご冥福をお祈りし、寒さの中、被災された
方々にお見舞いを申し上げます。



去年の春、約5年ぶりの泊まりの旅行として
友人に連れて行ってもらった北陸地方…

その時はまだ一人では遠出できないと思って
いましたが、その旅行を弾みにして春から
東北、関東甲信越、北陸東海、近畿、四国と

部分的ではありますが8千キロ以上運転して
心身共に健康になってきたように思います。



思えば十代の頃アルバイトで買ったバイクで
一人初めてツーリングに出かけたのも北陸で

その時は高岡、輪島、金沢と三泊して
能登半島を一周したのが忘れ難い思い出…


去年の旅行では輪島までは行けずに七尾から
南西に向かい千里浜なぎさドライブウェイに
行ってしまったけれど

あの蒼い海と青い空は変わらずに…

私の住んでいる場所にはなくなってしまった
美しい景色や和やかな町並みとふれあいが
ずっと残ってほしいと思ってたのに…

 

 

 

いつもぼんやりと生きている私ですが調べて
今回新たに知ったことがありました。

なぎさドライブウェイから20キロほど離れ
志賀原子力発電所があったこと、

そしてこの原発の近くには活断層はないとの
見解で再稼働する予定だったそうです。


ここが大晦日にニュースに爆発音がしたとか
ネットニュースになったけど削除されたとか

北陸電力の説明では、この地震の影響で
使用済み燃料プールの水があふれることは
あっても火災は発生せず問題なしとのこと。


ただ、1999年8月には臨界事故を起こして
8年間、事故を隠蔽した過去があるらしい…




また、珠洲市や輪島町がスマートシティを
目指しているとの記事も目に付き調べると

珠洲市HPによると2022年1月に
「SDGs未来都市」に選定されましたとあり

輪島市HPによると2022年9月に
「DX推進計画」を策定したとあり、これは
デジタル化による「誰一人取り残さない」
社会の実現とかが趣旨のようです。

いろいろな言葉があり理解しにくいのですが

【スーパーシティとスマートシティの違い】

スマートシティ…テクノロジーを駆使して、
 住民が便利に暮らせる都市を創生する
エネルギーや交通など個別分野の取り組みだけに限る

スーパーシティ…住民目線での社会の進化を
 目指しその地域に特化した暮らしやすさを
 ITテクノロジーで実現する
ショッピングや交通、物流から福祉にいたるまで様々

【スーパーシティのサービスとリスク】

 

 

スーパーシティでは上図のように
・決済のキャッシュレス化
・行政手続きの効率的な処理
・遠隔教育や遠隔医療
・自動走行による移動やドローンの自動配送
・エネルギーや上下水道の管理 に取り組み
2030年頃実現されるとしています。

これには住民側のデータ提出と共有が必要で
個人のプライバシーと情報が丸裸になり

超監視社会へと陥ってしまう危険性があり
今はまだセキュリティーの問題もあります。

マイナンバーカードとか防犯カメラによる顔認証
戸籍、学歴、通院歴、買物歴や移動歴、平気?


【スーパーシティ法は…2020年5月可決】

正式名称を「国家戦略特別区域法の一部を
改正する法律案」という規制改革制度です。

国家戦略特別区域(国家戦略特区)の目的は
「世界で一番ビジネスをしやすい環境」を
作り上げることでいろいろな規制緩和の他、

地方公共団体や国が保持する個人情報を
データ連携基盤整備事業者への提供が可能で

これは外資系も含めていて、住民というより
企業優先のような気もしてきます…

だんだんヤバいなと感じるのは私だけではないはず…



今夜、NHKスペシャル 2024 私たちの選択
 −AI × 専門家による"6つの未来"−  を見て

AI × 専門家で30年後の社会を予測。未来を左右する
"運命の分岐点"と"6つの未来"が浮かび上がった。
私たちが取るべき選択とは?識者や担当大臣と議論。

東京大学大学院准教授…斎藤幸平氏,
経済再生担当大臣…新藤義孝氏
ジェンカレッジ代表…櫻井彩乃氏
サッポロ不動産開発取締役専務執行役員…福原真弓氏


まーたNHKなんですが、いろいろな情報を
探り入れるのがモットーなので…

スマートシティも絡んでくるのかと思ったら
わりとおとなしい内容で、AI 診断として

2028年 労働時間を短縮して賃金を上げる
2029年 少子化が解消する
2040年 イノベーション(技術革新)が進む

3つの分岐点で、2054年未来を予測すると
下図のように6つに分かれるということで…

 

 

1の、地方移住が進み、賃金低くも幸福度⤴
5の、出生率が上がり女性が活躍し幸福度⤵

の2つの未来形が焦点になりました。

見てても3つの課題を全部クリアしたら
どの未来形になるのかよくわからなかった…

 

一番わからなかったのは新藤大臣だったか…

まぁ、問題提起なのかなと思いましたが
結局のところどれだけ個人が提言したとして

政治家が採用しなければ制度は変わらず、
無力さを感じるだけです…

選択するとしたらここなのかな…



ところで能登半島は以前から地震が多く
2022年6月、2021年9月も震度5だとか

馳石川県知事の昨年5月15日のブログには
15時45分、内閣府11階 面談メモとして
 
奥能登二市二町で
『スマート防災シティ構想』採択要望 
(災害時において、高齢者等要支援者情報、居住状況の
リアルタイム化、避難所、ハザードマップなどの関係
情報を地図上に表示して初動対策を実施するデジタル
ライフライン構築要望) 

これがスマートシティと言われる所以なのか
わかりませんがスーパーシティ寄りかも…

私たちが納めた高額の税金を情報の整備より

実際に起こることに即した対策と支援に

ぜひ役立てるようお願いしたいと思います。

地震に耐えられない原発は廃炉にするとか
安全で安心な避難所を常に利用できるように
あらかじめ準備するとか、それが先では…


非常時の救助、救援活動はもちろん、

普段からできるこのような準備をしておいて


放射能汚染にむやみに怯えなくて済み

極寒の体育館の床にダンボール一枚敷いて

寝なくても済むように… そして


被災地で強盗軍団が出没するとか
避難所で女性が性被害にあうとか
これ以上、二次被害にあってほしくない…

人間性善説を選択したいけれど目を背けて
見なければ存在しないというものではない…
 

 

秋の庭で残っていたナンテンの実…
難を転じる縁起物ですが

少しでも災いが軽くなっていきますように…