ウィーン・フィル 公開リハーサル | 山本 清香 Official Blog

山本 清香 Official Blog

〜予定や日々の感じていることを綴ります〜

先月、父のためにプレミアムモルツのキャンペーンのサイトを探すべく、サントリーのサイトをうろうろしていたら、「ウィーン・フィル 青少年のための公開リハーサルにご招待(応募は16~25歳まで)」というのを見つけたので、応募してみたら、なんと当たったので、昨日の朝、サントリー大ホールに出向いて、参加してきました。

指揮はズービン・メータ氏。
曲は、R.シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」、休憩を挟んでヨハン・シュトラウス「アンネン・ポルカ」、R.シュトラウスの交響詩「ドン・キホーテ」、そしてBartokの「concerto for orchestra」(前半まで)。

団員の中に日本人の方がいらっしゃったので、指揮者の通訳として軽く挨拶をされてから始まりました。
1F席は空席にして、2Fに参加者や関係者が座りました。

初めて、ウィーンフィルを生で聴いた感想…
それぞれの全ての楽器が、芯から響いて鳴っていて、それがお互いに共鳴する、「共響」というイメージ。
でも、それでいて混沌とせず、クリアにはっきりといろんな楽器が聴こえてくる…
個々の皆さんのレヴェルの高さは言うまでもないんだろうけど、アンサンブルとしても「お互いに」鳴り合っている、というのをすごく感じました。
jazzにも似たgrooveみたいなのを感じた時もありました。それは音楽のジャンルで部類してはいけないものだとは思いますが…

同じ曲でも楽器の響き方が今までに聴いたことがなかったものだったので(自身の不勉強もあるかと思いますが)、なんか新たなオーケストレーションを感じられたというか…「作曲家は本当はこういう意図で書きたかったのかな」というものを感じた気がしました。

団員も指揮者さんも、フランクな感じでリラックスしつつ、時々冗談を交えながら、でも詰めるとこは詰める、みたいな雰囲気を伺うこともできました。

以前にラ・フォル・ジュルネでロシアのオケを聴いたときも、とにかくまず音が大きくて、それぞれの楽器がお互いに鳴り響いていたことを、ウィーン・フィルのリハを聴きながら思い出しました。

学生時代、音大に通ってよかったことの1つに、いろんな楽器を演奏する友人ができた、ということがあります。
そのおかげで、オーケストラを見て聴いていても、「あの楽器を○○ちゃん/くんが演奏しているから」という理由で、より一層の興味を持つことができるようになりました。
どうしても、よく聴こえやすい楽器に耳や目が行きがちだけど、その中で、他の楽器がどういうフレーズや音を演奏しているのか、気になるようになったと思います。
特に、「concerto for orchestra」は学生オケでもやっていた気がするので、「このフレーズをあの人が演奏していたなぁ」と、同級生のことをたくさん思い出しました。

とてもよい経験になりました♪