鉢植えのウノハナが咲き始めた。
ウノハナと言えば小学唱歌「夏は来ぬ」(佐々木信綱作詞、小山作之助作曲、1896年)を思い出す。卯の花の匂う垣根に時鳥(ほととぎす)早やも来鳴きて・・・という歌。
5ミリに満たない白い小さな花は美しい。
花言葉は思い出、気品。
居酒屋のメニューに卯の花というのがある。
卯の花の材料は豆腐の搾りかすのおからである。おからの白とウノハナの白い花から、おからを調理したものを卯の花となった。
おからは御殻で空っぽに通じるというので卯の花とか大入りという言い換えになったそう。
おからの異名にきらずというのがある。おからが切らずに使えることからきらずで、漢字だと雪花菜と美しい。
若い女性が居酒屋で卯の花を頼み、目の前に出されているのに卯の花はまだですかという光景はよく見かける。菜の花のようなものだと思っているからのようだ。