月刊誌の「文藝春秋」を年に2回買うのは、芥川賞受賞作が掲載される3月号と9月号だけ。全文掲載でない時は買わない。
小説というのは好きでないが、せめて芥川賞受賞作ぐらい読んでおかなくてはと思うからである。
買い求めた3月号は第164回受賞作「推し、燃ゆ」は大学生の宇佐見りんさんというのが話題になっている。
「文藝春秋」は分厚いので持ち歩いて電車の中で読むには大変なので、本屋から帰って取り掛かるのはばらして必要な個所をホッチキスで留めて出来上がり!
受賞作の「推し、燃ゆ」は本当にあっという間に読めてしまった。
受賞作を読んだ後に選考委員の選評を読むが、今回は選考委員が宇佐見りんさんが「かか」で第56回「文藝賞」と第33回「三島由紀夫賞」受賞者という先入観に影響されていたようだし、”推し”という言葉が新鮮に思われたような気がした。
山田詠美さんと吉田修一さんの選評が的を得ていたと思った。
宇佐見りんさんの次の作品が興味津々だ。