「ステッドラー」の消しゴムである。
上のものは少なくとも20年は使っている。社会人になってからは、消しゴムは「ステッドラー」しか使っていない。それぐらい消しゴムは「ステッドラー」党だ。
鉛筆削りも「ステッドラー」で2種類持っている。
「ステッドラー」の大きいサイズは製造中止だそうで、今は小さいのしかない。
何でドイツ製が好きなのだろう?
万年筆も「モンブラン」と「ペリカン」、色鉛筆は「ファーバー・カステル」を持っているし、仕事で使っていたルーペは「スピーゲル」のプラスチック・ルーペだった。
日本同様に敗戦国ということもある。円トマルクが国際通貨になったのはほぼ同時期で、日本との共通項も多い国だし、質実剛健というお国柄がいい。
ドイツ製品に信頼を覚えたのは、中学生の時に父がドイツへ行った時の土産に買ってきた「ライカⅢg」だろう。使いに使ったが故障一つなしでドイツが好きになり、私をカメラ好きにした元凶でもある。今でも「ライカⅢg」は手元にあるがフイルムカメラの露出などを忘れたので写真を撮ることはなく、時折シャッターを切っては”パシャッ”という心地いい音を楽しんでいる。
閑話休題。
消しゴムと言えば、楠田枝里子さんがコレクターとして有名だが、私は「ステッドラー」一筋の愛用者だ。
社会人になってからずっと原稿を書く時は鉛筆だった。人がボールペンを使うようになっても私は鉛筆、なので消しゴムが必需品であった。
鉛筆を使うことが少なくなったのはパソコンで原稿を書くようになってからだから、そんなに昔のことでない。メモ書きなどは未だもって鉛筆でしている。
「ステッドラー」の出番は減ってきているがまだまだ!大きいのが減ってきたので買っておこうとストック病の私は銀座の「伊東屋」へ行った。
しかし「伊東屋」の担当者の言うことには、「ステッドラー」の大きいサイズはだいぶ前に製造中止になったとのこと。
「今はこのサイズのものしかありません」と言われて買い求めたのが小さいもの。これを二つ買い求めた。これだけあれば30年は大丈夫!
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