夫は、食生活にこだわりのある人でした。
マクロビとか
ヴィーガンとか
グルテンフリーとか
カフェインレスとか…
味噌や梅干しはもちろん、
醤油まで作る人でした。
醤油作りを
教えてくれるところがあって。
醤油のタネが発酵したら、
みんなで、集まって絞る会をする。
その朝、夫は、起きませんでした。
「眠いから先に行って」と。
自分でやってることなのに!
訳も分からず、現場に行って、
全然分かっていない私は、
醤油造りの師匠に、怒られます。
「私じゃないんです!
夫なんです!」
って、訴えたってしょうがないので、
ただただ、師匠に、
私は怒られていました。
しかも、遅れてるから、
急ぐということもせず、
かなり遅くなってから、
夫はやってきました。
申し訳ないなんて態度ではなく、
ヘラヘラしながら。
子どもが幼稚園の時のことです。
昔から、そういう芽があったんですね。