屋外でバイクカバーをかけて保管しているライダーにとって、極めて厄介で精神的ダメージの大きいトラブル……それはネズミ被害だ。
俺の場合、今年の4月〜5月ごろから被害が始まり、車検明けの10月には再発。
カバーを外した瞬間、タンクの上やリアタイヤの上に広がる大量の「ふんと尿」。
正直、あの光景を見た時の絶望感といったらなかったよ。
色々試行錯誤した結果、結論から言うと「物理的な粘着シート」と「米マヨ」の組み合わせが最強だった。
この結論に至るまで、なぜ他の対策が効かなかったのか。そこには都会に潜む「クマネズミ」の非常に厄介な習性があったんだ。
なぜ、これまでの対策は通用しなかったのか?
これまで「置き型のゲル状忌避剤」や毒餌も試してきたが、驚くほど効果がなかった。その理由を分析すると、相手が「クマネズミ」であるがゆえの納得の事実が見えてきた。
- 忌避ゲルの「ニオイ」に慣れてしまう
置き型のゲルはニオイで遠ざけるものだが、都会のネズミは環境適応能力が異常に高い。屋外では成分が拡散しやすく、最初は嫌がっても「ここは雨風をしのげる快適な場所だ」と学習してしまうと、多少のニオイは無視して居座る「慣れ」が生じてしまうんだ。 - クマネズミは「垂直移動」のプロ
今回捕獲した姿から判明したが、相手は高い場所を好む「クマネズミ」だった。ドブネズミと違い、彼らはタイヤや配線を伝ってスイスイと高い場所へ登る。地面に忌避剤を置く程度の対策では、バイクの上部を拠点にする彼らの立体的な侵入ルートを塞ぐことは不可能だった。 - 毒餌(経口対策)を見切る知能
特にクマネズミは「新奇恐怖(ネオフォビア)」という、新しい食べ物を強く警戒する本能が凄まじい。毒餌を置いても、少し齧って異変を察知すれば即座に仲間に危険を知らせるため、群れ全体に見切られてしまう。最近では毒に耐性を持つ「スーパーラット」も増えており、薬剤で仕留めるのは至難の業なのだ。
だからこその「物理」と「生存本能」
知能が高く、警戒心も機動力も抜群。そんなインテリな相手に、小手先の薬剤は通用しない。
そこで俺が選んだのが、学習能力が通用しない「粘着シートによる物理捕獲」だ。
12月14日、唯一の登り口となるリアタイヤの周りに隙間なくシートを敷き詰め、そこに秘策の「米マヨ」(お米にマヨネーズをまぶしたもの)をセットした。

なぜ「米マヨ」なのか。それは、クマネズミの生存本能を突くためだ。
- 高エネルギーへの執着: 常に激しく動き回りエネルギーを求めている彼らにとって、炭水化物(米)と脂質(マヨネーズ)のコンボは、警戒心を上回るほど魅力的なごちそうになる。
- 強力な誘引力: 嗅覚が鋭い彼らに、マヨネーズの独特で強い香りは遠くからでも届く「道しるべ」になる。
- 「本物の食品」という安心感: 不自然な薬剤臭を放つ毒餌を警戒する個体でも、人間が日常的に食べている食品の匂いには、ついガードが下がってしまう。
12月だけで2匹の捕獲に成功
この方法は、カバーを捲らなくても外からパッと見て状況がわかるのがいい。
結果はすぐに出た。
- 12月16日:1匹目を確保
- 12月27日:2匹目を確保
毒餌を完全に見切っていたあのクマネズミも、この「物理」×「本能」の罠には抗えなかったようだ。
正直、後味がいいものではないけれど、愛車をこれ以上ボロボロにされないためには、こうするしかなかったんだ。
まだ他に何匹潜んでいるかわからないから、完全に気配が消えるまで、この体制で監視を続けていくつもりだ。
まとめ:ネズミ対策は「根拠」を持って攻める
バイクにふんや尿をされるのは、精神的にも実害的(サビや腐食)にもダメージがデカい。
もし同じ悩みを持っているなら、小手先の薬剤ではなく、一度「物理」に全振りした対策を試してみてほしい。
今回の戦いで「必須」だと感じたアイテム
特に、タイヤ周りを完全に包囲するには「枚数」と「粘着力」が命になる。
1. 業務用粘着シート(大量セット)
ダイソーを何軒もハシゴする手間を考えたら、最初から強力な業務用をまとめ買いしておくのが一番効率がいい。隙間を作らないことが捕獲のコツだ。
2. 強力消臭・除菌スプレー
ふんと尿を掃除した後の仕上げに。ヤツらが残した「ニオイの道しるべ」を消去し、尿による金属パーツの腐食を防ぐためにもリセットは必須だ。
3. ハッカ油スプレー
清掃後、カバーの裾に吹きかけておくと、ネズミが寄り付くのを防いでくれる。人間には爽やかな香りなのがライダーには嬉しい。
4. ニトリル使い捨て手袋
設置や回収、清掃時にネズミの菌に触れないための必須装備。これがあると作業の心理的ハードルが下がる。
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