待っている 

 

待っている 

 

再び 生きる時 

 

生きる日 を 

 

なにもかも 無くすことは

 

できないが 

 

精神が  跡形もなく 

 

塵に なることはある 

 

・・・・・・・・

 

こういう イタズラ書きは

 

やめよう

 

と言って  今までと ちがう 

 

それ以外に 書き方を  

 

して来たのか 

 

 

それが 表現だとしてきた 

 

その書き方は 自分そのもの 

 

でもある 

 

だから こそ  それは 

 

もう ない 

 

僕らは 無知だから 表現できる 

 

僕らは 無知だから 恋愛できる 

 

僕らは 無知だから 幸せだ 

 

知を 消滅させることは できない 

 

知を 忘れ 無知にならなければ 

 

予想外の表現は  生まれない

 

という 芸術の矛盾は 

 

そこにある 

 

仏教が音楽を 扱わなかったのは 

 

そういう理由だ 

 

ソクラテスは  わからなかったものの

 

由来が  神だと考えたのなら 

 

無知の知は そこにある 

 

ソクラテスの疑問から 出発した

 

哲学は  現代まで  無知を

 

引きずることになった 

 

 

なにも できない 

 

なにも できない 生き続ける 

 

だけの 生活 

 

まだ 少し  待つ 

 

待っている 

 

 

なにか 嚙み砕いて 

 

言うためには 

 

まだ 待つ生活から 

 

そのままで いなければ 

 

ならないのだろう 

 

 

新鮮な 頭 

 

日干しの アジ 

 

夕がかりの 上弦の月 

 

1コマ  2コマ  

 

融合される ヨウ素・タンパク質 

 

朦朧たる  源泉 

 

おけさ恋歌の  宿 

 

道路 渋滞事情