舵が取れない。
元気にはなった。体はよいが、精神はいまいち
不安定。それがわからないので、苛立つ。
そのバランスにおいて、不可能はない筈とさえ
思えたのは、数ヵ月前までのこと。強固な地盤
と思えたが、それは思い違いだったらしい。
まさかと思うが、自分にも支えがあったし、それ
に気がつきもしなかった、という推測が成り立つ。
それは最も望まない状態だったのだが、検討
しなくては、 ・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、、、、
J・クリシュナムルティが浮かんだので、彼のこと
を連想を始めた。彼について彼の正当さについて
は正しいが、それを見当違いに批判している
ラジニーシというグルを名乗る男がいるが、その
連想をしていて、ふと前を見ると、自分がいた。
鋭い目で睨んでいるが、僕ではない。色がかなり
浅黒く、印度人のようだ。同じ自我の形をして、
強い。
同じ自我を持っていると言ってもいい。鼻がつく
ほどに近い。見ているうちにわかった。これが
答えだった。8分かかったが、答えはすぐ出る。
自我の増長、膨満だった。宝くじが当たったように
自分のしたいことが異常に膨らむので、周囲の
意に沿わないことが急に気に食わなくなったの
だった。(大体、理想を主役にして現実を比べる)
お馴染みの答えだったので、少し拍子抜けしたが、
何百度も通過(経験)してきたことだった。それから
3,4分だろうか、すべては収まった。・・ 暗くした
部屋のLED照明を点ける。
そうやすやすと新奇の謎は現れてくれない。
ちゃんと復活・蘇生している。微調整が必要だった
だけ。こうして、また夜は平穏さを取り戻す。
書くこともなくなる。それは心の静穏なのだろう。