遠くを 流れ 歩く人たちは

陽炎(カゲロウ)のよう

ゆらゆらと  冬なのに

夏の空気が  流れゆく

なにが はじまるのか

なにかが  はじまる  春になったような風

季節が 盆暮れいっしょに

やってきたような

風邪熱に 浮かされた  ひととき

いい感じ

快適の 通行手形は

こうして  使うんだろう

いい感じ

さわやかに  ここに ある

窓辺から  曇り空と 明るくなる家の壁を

見ている

あまりにも  満ち足りて

ここに ある


島の家で  ゴキブリの残骸を 見た

バルサンを 焚いたら

大きな蜘蛛が  丸まって 虫の息

なにか  めぐりめぐって いるのか

ただの センチか



君に 謝るよ

感謝するよ  なんでもいいのか

分け与えるものも ないけれど

金曜日から  土曜日に  急に

切り替わるように

空気が 変わる

ちょうど ガス灯に 火が灯るように

心が  目覚める

そこに ある ハ ハ ユー

ここで 倒れてしまえば

気持ち いいだろう ハ ハ ユー

それで いい

明るい 陽光だ

助けられるまで  歩道で 寝ていようか

赤い靴に 光るエナメルを  眺めて

どこにも 行かない

行く道なんか  どこにもない

いいじゃない

このままで

このままで


ハ ハ ユー


AND ユー

 

 

*風邪をひいたつもりだったが、病院へ行き、検査結果でイングルエンザだった!

 

 A型は熱が高くなるそうだが、個人差があるのだろう、微熱で軽く、食欲が

 

 もりもりだ。6日も仕事が休めるのでそれなりに喜んだり・・。

 

 詩は「陽秋の自然と心の散策 S0-net ブログ」 からのものです。こちらも新しく

 

 立ち上げました。興味があれば、どうぞ。        重複記事も多くなるので、

 

 承知おきください。