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台湾日記1「台湾旅行リベンジ!」


12月29日、台湾2日目。
この日は朝から台北動物園に行くことに決めていました。台北動物園には「団団」と「円円」という2頭のパンダがいます。パンダは午後からは寝ている可能性がグッと高くなるので朝一番に行きたかったのに、しっかり寝坊してホテルを出たのは10時。駅までダッシュ。まだ来たばっかりだけど、普通に歩く時間よりダッシュしている時間のほうが長い気がする。地下鉄MRTで動物園へ。MRTの路線はわかりやすいけれど、ホームに降りてからどちらの向きに乗れば目的地に着くのかいつも迷う。どっちだ?と考えているうちに電車が来てしまって、更に焦る。制服を着て交通棒をもった駅の係員に、「どんうーゆえん!(動物園)!」と言ってみると、こっちこっちと電車が来ていないほうを指差される。たすかった!
つめこみ、おしこみ式の東京の電車と違って、ある程度車内に人が増えると駅員にドアの前でストップをかけられる。東京感覚で言うと、あと100人は乗れそう。駅員が居ないドアでも乗客自ら早々に見切りをつけて、次の電車まで待っている。
車内では飲食禁止、ガムも罰金。そして日本と同じく優先席がある。でも、優先席じゃなくても、スルっと席を譲る。このスルっと加減がものすごい。「あ、譲ろうかな」という段階がなくて、ほとんど脊椎反射で席を立っている。日本人も譲りたい気持ちは持ってるけど、台湾人よりシャイ。満員電車で無理をしないところと、席を譲るときのスルっと感。ものすごくエレガントだと思った。

この日は1日乗車券(150元=約450円)を購入しました。電車乗り放題な上に、ロープウェイの乗車券もついていてお得。


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(地下鉄+ロープウェイ!)



地下鉄からモノレールに乗り換えると、窓から台湾一大きいビル「台北101」が見える。モノレールの終点が台北動物園。とても多摩動物園感がある。
到着してチケットを買って、入り口の列に並ぶと、5cm四方の紙を渡される。よく見るとパンダの整理券。「12:00~12:09の間に来てください」的なことが書いてある。えー、あと1時間もある!
寝坊して朝食もとっていないので、まずは腹ごしらえをすることに。園内で辺りを見回すと、選択肢がセブンイレブン(超混雑)かマクドナルド(超混雑)。えー。でもおなかすいたし、もしかしたら台湾のオリジナルメニューがあるかもしれないからと期待して、先客50人ほどのマクドナルドの列に並ぶ。せっかく台湾に来たのにややむなしい。マック好きだけど。
やっと順番がまわってきて、10番のセットを注文する。頑張って中国語で言ってるのに店員さんは困惑顔で英語を使ってくる。悔しい。リスニングはもっと弱いから受け取りでも苦労する。結局、セットも買えたけどコーラLサイズも2つ買ってしまった。コーラ飲めないのに。


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(無念)



時間が来たのでパンダ舎へ向かう。パンダ舎の建物は天井の高い市民体育館みたいな大きさで、外観は新しくてスタイリッシュな印象。まず目に入るのは、「パンダがマーキングをしている瞬間」というマニアックなポーズのオブジェ。目の付けどころがすごくいいと思う。建物の入り口横には、滝まで流れる立派な屋外運動場がある。でもその日はパンダは屋内にいるようだった。日曜日ということもあって、さっきのマックの3倍くらいの人が外に並んでいる。私の前に並んでいたのは小さい子どもを2人連れた家族。赤ちゃんをだっこしているお父さんに話しかけて、赤ちゃんの名前を聞いてみた。教えてくれたけどよく聞き取れなかった。最初、夫婦は「え、この人なにいきなり」みたいな感じだったけど、だんだん「留学生なの~?」とか話しかけてもらえるようになった。そして私はリスニングが弱いので、留学生じゃないのに「はいそうです」と言った。


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(鼻が高くて美形)


建物の中に入ると、そこはただのパンダの檻ではなくって、しっかりしたパンダミュージアムになっていた。パンダの生態のパネル、VTR、手の形の模型などなど、パンダの紹介資料が充実しているし、デザインも美しい。すごい。なめてた。建物の中でも列はらせん状に続いていて、壁にある資料を観に行きたいのに列から離れられないというジレンマに陥る。
10分ほど経つとついに屋内運動場のガラス前に到着。屋内運動場も広い!壁に日本の銭湯のように絵が描いてある。センターのいちばんいいポジションでこちらを向いて竹を食べていたのは団団。第一印象は、「わー、ふさふさ!」年に50回くらいパンダちゃんに会ってるけど、この子は他の子と比べてふさふさ感が強く感じられます。毛が長いのかな?壁の絵と相まって、ファンタジーっぽさ、キャラクターっぽさが溢れてる。円円は、おしりをこちらにつきだしながら、木のアスレチックの上でおやすみ中。おしり大きめでかわいい!・・・混んでいるので立ち止まらないよう促され、すぐ退場。次は平日に来ようと誓う。
ちなみに台湾ではパンダのことを「熊猫」ではなくて「猫熊」と言っている人が多かった。あくまでパンダは熊、という立場なのか。

パンダ舎を出てからせっかくだからと動物園内を探検してみることにした。テナガザルも面白かったけど、昆虫館が印象的だった。動物園なのに昆虫館が面白い、といえばやっぱり多摩動物園だ。


動物園のあとは、園から歩いていける距離にある乗り場からロープウェイに乗った。係のお姉さんに英語で案内されてまたも悔しい気持ちになりつつ、通常のゴンドラではなく床がガラス張りになったゴンドラを選んだ。高いところが苦手な私も最初は結構余裕で、同乗の台湾人カップルが騒いでいるのを「おやおや」と思って見ていた。ところが2つ中継駅を過ぎたくらいの地点でかなり高度が高くなり、「あれ、高いな」と思った瞬間にゴンドラ上部の開いている窓から、ビュオウ!と強い風の音。不穏に揺れるゴンドラ。自分がこれ以上ないくらいの「宙づり状態」であることに気付いて恐怖がこみ上げる。乗るんじゃなかった。足下が見れない。やっと終点の猫空駅についた時には手汗ぐっしょり、「恭喜恭喜!(おめでとう!)」と、台湾人カップルとお互いの無事を祝った。

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(余裕だったころ)




猫空はお茶の産地。当初はお茶を飲んで帰ってこようと思ってたけれどいざ着いてみるとお茶よりなんか食べたいな、と思ったので屋台に向かう。少し歩くと強烈な匂いが流れてくる。くさっ!こ、これは・・・臭豆腐だ!前回台湾に来た時どうしても食べられなかったこの臭い食べ物。私、嫌いな食べ物もないしチャレンジ精神もあるつもりだけど、これだけは無理だった。ものを食べる時に一番嗅ぎたくない種類の匂いがすると思った。食べられないだけじゃなくて、夜市で臭豆腐の屋台を通るのも本当に嫌だった。でも、今回は冷静に匂いを嗅げている。臭いけど、息を止めていない。あれ、これはいけるかも。思いきって臭豆腐の列に並んでみた。ロープウェイの係員に英語で話しかけられた悔しさとか、意地もいろいろあったかもしれない。



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(意外に攻撃力の低そうな見た目)



かくして順番はまわってきた。いざ臭豆腐を揚げている大きい鍋の前に立つと、さっきよりにおいがやわらいでいた。慣れたのか、臭いのはこの段階じゃないのか。
紙皿に盛られた臭豆腐を受け取って席を探す。臭豆腐そのものに鼻を近づけてみると、かすかににおうだけで、鍋の前よりさらに臭くなかった。食べてみると、カリっと香ばしい揚げ豆腐の味。とってもおいしいし、嫌いな人がいるとは思えないくらい、クセのない味。かすかにあのにおいが鼻に残る。でもいやじゃない。
臭豆腐は、臭いからおいしいのか?それとも、臭いけどおいしいのか?もし、「臭いけどおいしい」だったら、臭豆腐がそのままの味で、匂いだけ消えればかなりおいしいんじゃないのか。そこで私は、この謎を解明する最も画期的な方法、「鼻をつまんで食べる」を実践した。すると味がしなかった。ということは多分、「臭いからおいしい」に違いない。また、この調査方法に関してましては、鼻をつまんで食べると何を食べても味がしないのではないか、とのご指摘もありますが、本当にそうですね。



つづく
台湾日記3「オッサンと私」