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アユボワン!(シンハラ語でこんにちは)
ミナミフジコです!


昨夜はPANDA 1/2のUstream番組「PAKUPAKU P」のスリランカスペシャルをご覧頂きましてありがとうございました!
池尻大橋まで足を運んでくださった皆様も本当にありがとう!


4/28で我々PANDA 1/2がUstreamをはじめてまる2年。
2年間でおそらく13カ国から生放送してきました。今回のスリジャヤワルダナプラコッテ編は反響がすんごいです!「泣いた」という感想が多い!(笑)
わたしたちも旅の途中何度も泣きました・・・。


なんのこっちゃ!という方はこちら
スリランカ滞在記ダイジェスト!


はじまりは、「スリジャヤワルダナプラコッテに行ってみよう!」ただそれだけ。名前に惹かれて・・・。それがこんな大ドラマが巻き起こるなんて・・・。



今年なんとすばらしいタイミングで、日本とスリランカの国交60周年なのです。
たくさんの出会いの奇跡をくれたスリランカに、PANDA 1/2は恩返しをしたい!そんな想いのひとつとして、みなさんにスリランカをもっと知って欲しい!というのがあります。


スリランカはインドの南方に浮かぶ島国。北海道よりひとまわり小さいくらいの面積です。
シンハラ人約7割、タミル人約2割、ムーア人約1割。言語は主にシンハラ語と英語が使われていました。
2月に訪れたときの気温は35度とか。1年中結構夏ですね。カレー圏です。有名な特産物は紅茶ですね。


行ってみるまでほとんど知らなかったスリランカのこと。
でも実は、スリランカには日本語を勉強している人が多かったり、高速道路や放送局など色んな場所で日本が技術支援をしていたりと、日本とスリランカとの関わりはすごく深いんです。
地元の皆さんも日本に好意を持って下さっていて、私たちの姿を見かけて話しかけてくれたり。


スリランカの人びとの第一印象は、シャイ。濃いまつげが印象的。目が合うとすこし恥ずかしそうに微笑み返してくれます。日本人もちょっとシャイだし、なんだか親近感が湧きました。
でも今回はものすごく交流した。私も人見知りだし、スリランカの人の印象「シャイ」なのに、めちゃ交流した。


とにかくシンハラ語を覚えようと思った。ロシアに行ったときも、「ズドラストェッテ(こんにちは)」しか覚えられなかったし、ベトナムに行ったときも、「シンチャオ(こんにちは)」しか覚えられなかったし、カンボジアに行ったときも、「チョムリアプスオ(こんにちは)」しか覚えられなかった。何日か滞在したらもう少しくらい自然に覚えるだろうと思ってた。でも実際は、そんなふうにタカをくくっていたら、「ありがとう」すら覚えられなかった。


だから今回は「簡単なシンハラ語を教えて!」と会う人会う人に聞いてまわったし、カタカナにしてメモしたり、iPhoneのボイスメモにすぐに入れたりして、「ほったらかしてたらすぐに忘れてしまう」ということを前提にちょっと真剣になってみた。


「アユボワン(こんにちは)」「ストゥーティ(ありがとう)」「ホンダイ(good!)」「ワラハ(熊)」「ラッサナイ(美しい)」「ラウリ(かわいい)」「バレギニン(おなかすいた)」「ネディマタイ(ねむい)」「カラワホンダイ(おいしい)」「ラッサイ(おいしい)」「オウ(はい)」「ナェー(いいえ)」「マハンシー(つかれた)」「ダンレナイ(知らない)」「オーネン(いる)」「ヘパ(いらない)」「ニエマイ(すてき)」「マッチャン(友達)」「ギャマディー(好き)」「ママ(私)」


などなど・・・。
お気に入りは「バレギニンダ?(おなかすいた?)」
すごい通じるし、誰に言ってもいいセリフだし、笑ってくれる。
これはウケる!と思ってからは、タクシーの運転手さんにも、テレビ局のちょーエラい人にも、突如出演が決まった番組のMCでも、とにかくいろんなところで使いました。


30組のアーティストが出演する大規模な歌番組の大ステージで、「バレギニン!!」とか言いまくって、拍手もらって、大満足で控え室に戻って来たわたし。

「ほんとによかった!」と共演のアーティストが5人くらい英語で話しかけてきてくれて、「うわーありがとう、ストゥーティストゥーティ!」と、喜ぶと思ってまたシンハラ語をつかった。そしたら


「We are Tamil.」


ってその人に言われた。私たちはタミル人なんです。


しまった、と思った。タミル語は、ひとつも覚えてなかった。とてもあわてた私は、本番直後のバタバタの中で、その人たちからタミル語を教わった。わたしのMC、それからさっき話しかけてくれたときに返したシンハラ語、この人たちはどう思っただろう。本番が終わって、真っ先に話しかけてくれた。


だからどうとか、こうすればよかったとか、そういう美しい教訓は私の中にはまだなくて、単に、ささったままの状態でいる。忘れられない出来事でした。



こういう話はいくつもあって、昨日ドキュメンタリー形式で紹介した90分のVTRには収まりきらない、伝えたい話がまだまだいっぱいあります。
いろんな形でお話していきたいな。そのなかでスリランカに興味持ってもらえたら素敵だな。



とりあえず!まずは!ただいまPANDA 1/2はスリランカな新曲をつくってるところなので、ホント、どうぞ、お楽しみに!



・・・結局スリジャヤワルダナプラコッテはどうなったんだ!?



再見!